高周波たるみ治療「ボルニューマ」とは

ボルニューマは、高周波（RF）エネルギーを皮膚組織まで協力に、そして比較的安全に届ける医療機器です。RFは「Radio Frequency」の略であり、”ラジオ波”とも呼ばれます。これにより、表皮層へのダメージを最小限に抑えながら、真皮層や脂肪層を効果的に加熱できます。

高周波（RF）は体内の分子同士を摩擦させ、熱を生み出します。これにより、体内のタンパク質が変性し、脂肪層の繊維物質が縮むため、皮膚を即座に引き締める効果があります。同時に、真皮層の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進することで、若々しい肌を実現します。

従来の高周波マシンでは、高い効果を得るためには強力な熱エネルギーが必要でした。しかし、ボルニューマには水冷式システムと独自形状のカートリッジが搭載されており、これにより痛みが軽減されました。この点が大きな特徴とされています。

ボルニューマのたるみ改善と引き締めのメカニズム

高周波（RF）による照射マシンには、電極が1個の「モノポーラ式」と2個の「バイポーラ式」、そして3個の「マルチポーラ式」があります。

ボルニューマはモノポーラ式であり、真皮層・脂肪層と皮膚の深い部位へ均一な熱エネルギーを加えることができます。
ボルニューマから照射される高周波（6.78MHz）は、皮膚のタイトニングに有効な周波数です。痛みの少ない穏やかな効果をもつ照射マシンが約16Hz〜1MHzとなることから、ボルニューマの照射パワーがいかに強力であるかが分かります。この強力な照射パワーこそが「メスのいらないタイトニング施術」と称される理由でしょう。

改善可能なお悩み

全顔の引き締めと弾力の向上

ボルニューマはお顔全体に照射可能です。真皮層から脂肪層まで即座に強力に引き締めつつ、数カ月かけてコラーゲンやエラスチンの生成を促し、ふっくらとした弾力のある肌へと導きます。

目周りのたるみやシワの改善

ボルニューマには、目元専用のカートリッジが備わっており、皮膚が薄く、重要な神経が集まる目元への照射も可能です。そのため、目の下のたるみや目元のシワを改善します。

顎下の脂肪を引き締める

加齢などによる二重顎を改善するためにボルニューマを照射することで下垂した脂肪を引き締め、すっきりとした輪郭に導きます。

首のたるみやシワの改善

首元のエイジングケアは痛みを感じやすく、これまで治療が難しいとされていましたが、専用のカートリッジにより施術が可能になりました。シワやたるみを改善し、ハリ感のある首元を目指します。

口横のもたつきやほうれい線をスッキリさせる

近年、口横のポニョと呼ばれる口横のもたつき部分の改善、ほうれい線がすっきりするようアプローチしていきます。

ボルニューマ施術のポイント

1. 施術部位に合わせて選べる4種類のチップ

ボルニューマは全顔対応の高周波（RF）照射マシンです。4種類のチップが装備されているため、お顔全体の引き締めはもちろん、目元・顎下・首元など、たるみや肌の弾力、口元のたるみ、が気になる部位の改善も可能です。

「目の下だけがたるんでいる」「ダイエットに成功したが二重顎だけ痩せない」など、さまざまな悩みに対応し、タイトニング治療を行えることがボルニューマの特長と言えるでしょう。

2. 肌に密着して均一に熱を伝えるカートリッジ

ボルニューマのカートリッジは特許取得済みの独自形状です。高周波（RF）によるエネルギーが集中しないよう、チップの角を丸くすることで皮膚に密着し、熱が均一に伝わるように設計されています。

丸みを帯びたカートリッジは目元や顎下などの凹凸にしっかりフィットします。火傷などのリスクを緩和し、効果的な照射が可能とされています。

また、ボルニューマには強力な高周波（RF）によって生じる痛みや熱感を緩和する制御モードも搭載されています。4段階の振動と水冷式システムにより、これまでの照射マシンと比べて痛みが少ないタイトニング治療が実現されています。

「ボルニューマ× ハイフ」のコンビネーション治療

当院の「ボルニューマ× ハイフ」は、「ボルニューマ」と「ウルトラセルQプラス（HIFU）」の組み合わせ治療です。
HIFUは超音波エネルギーを使用してSMAS筋膜に働きかけ、たるみ治療を行います。ボルニューマはHIFU単体では難しい口元などの箇所の引き締めも可能です。
両者を組み合わせて治療することで、お肌全体に均一に熱を加えることができ、より高いたるみ治療効果が期待できます。 お顔のボリュームとたるみの両方が気になる方には、この治療をおすすめします。

施術の流れ

STEP1: 洗顔

カウンセリング前にメイクを落としていただくようお願いします。

STEP2: カウンセリング・診察

医師がお悩みやご希望をお伺いし、その後、お肌の状態を診察します。

STEP3: 施術準備

アクセサリーや肌に接触する金属類を外していただき、背中に対極板シールを貼ります。

STEP4: 施術

デザインをして高周波RFを照射します。一部で軽い熱感を感じることがありますが、痛みはほとんどありません。施術後には保湿剤を塗布し、完了です。

STEP5: 術後

施術後はすぐにメイクをしてお帰りいただけます。