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二重埋没後は抜糸しないほうがいい?抜糸するリスクやダウンタイムなど解説!
2024.10.11
「二重の幅が気に入らない……。抜糸はいつからできるの?」
「埋没法を受けた後から、目の違和感が消えない。抜糸したい」
このように考えたことはありませんか?
理想的な二重にしたくて埋没法を受けたけれど、完成してみると「なんか違う……」と思ってしまうこともありますよね。
実際に施術を受けてみなければ、わからないこともあるでしょう。
当記事では、二重埋没後の抜糸にリスクがあるのか、ダウンタイムはどれくらいなのかを説明していきます。
当記事を読むことで、理想の二重を手に入れるにはどうしたらよいか判断できますので、ぜひ最後までお読みください。
二重埋没法の抜糸とは
二重埋没法を受けた際に、埋め込んだ糸を取り除くことです。
まぶたの裏側に糸が埋まっている状態のため、結び目のすぐ上に2mm程度の針孔をあけ、糸を摘出します。
基本的に埋没法を受けた後に抜糸の必要はありませんが、人によっては希望される方もいらっしゃいます。
理由は以下です。
・埋没法が原因で目に違和感がある
・埋没法で埋まったままの糸が気になる
ひとつずつ詳細な理由を見ていきましょう。
埋没法での仕上がりが気に入らない
埋没法の施術を受けたが、仕上がりに納得がいかない場合は抜糸をする方もいます。
理想とする二重にならず、やり直しを希望するためです。
施術前にどれだけ綿密にカウンセリングをしても、実際には希望よりも二重の幅が「広かった」「狭かった」など、患者の希望とは異なる仕上がりとなってしまう場合もあります。
その際、元に戻したいという希望で抜糸される方もいるのです。
埋没法が原因で目に違和感がある
埋没法の施術後から、目の違和感がなくならない場合に抜糸する方もいます。
糸の処理方法や医師の技術により、継続して違和感が残る場合もあるためです。
二重埋没法は、施術後すぐは目に違和感を覚える方も多くいますが、基本的に1~2週間程度で治まる一時的な症状と言えます。しかしそれ以降も目に違和感を覚えたり、ゴロゴロしたりといった症状がでる場合は、糸の処理方法や医師の技術が関係している場合もあるのです。
長期にわたり違和感が残っている場合は、一旦抜糸を検討するのもよいでしょう。
埋没法で埋まったままの糸が気になる
以前に埋没法の施術を受けたが、埋まったままの糸が気になり抜糸する方もいます。
基本的には医療用の糸を使っているため抜糸の必要はありませんが、体内に糸がある事実が気になる方もいるためです。
基本的に糸は目視できませんが、埋没糸によりまぶたがボコボコしてしまっている場合もあります。
患者自身、糸を残しておくのが気になる場合や、この先に糸を除去したくなる可能性がある場合は、早めに抜糸を受けるとよいでしょう。
二重埋没法の抜糸はいつから可能?
二重埋没法の施術を受けてから、おおむね1か月後から抜糸は可能です。
1か月以内は、埋没法を受けた際のダウンタイム期間内となり、まぶたの腫れが残っている場合があるためです。
しかし埋没法の施術から2か月以上経過してしまうと、まぶたに二重のクセがついてしまいます。元のまぶたに戻したい場合や、二重幅を狭めるための再施術を望む場合は、埋没法を受けてから1~2か月の間に抜糸を受けるのが最適です。
また、埋没法の施術と同時にまぶたの脂肪取りをしている場合は、内部組織が癒着しやすいため時間経過とともに埋没法で受けたラインが残りやすくなります。施術後から数か月以上経ったあとに抜糸をしても、元通りのまぶたに戻らない場合もあるため注意が必要です。
抜糸を希望する場合の適している時期は、埋没法の施術後1~2か月程度と覚えておきましょう。
二重埋没法の抜糸した際のダウンタイム
埋没法の抜糸をした場合のダウンタイムは、おおよそ1~2週間です。
スムーズに手術が終われば大きな切開などもないため、長期にはならないでしょう。
しかし、個人差や手術内容によっても異なります。
たとえば出血しやすい人であれば、内出血が起きた場合に治るまで長引いてしまうこともあります。また埋没法を受けてから時間が経ったあとの抜糸であれば、糸が見つかりにくく、まぶたを大きく切開して抜糸する場合もあるため、その際はダウンタイムも長くかかることが考えられるでしょう。
あわせて抜糸後の過ごし方でもかわってきます。
抜糸後に腫れや内出血が起きた場合、普段より頭をあげて過ごすよう意識することでダウンタイムを短くできるのです。
腫れや内出血が起きているときに心臓より目の位置が下にあると、傷口に血液がたまり治りを遅らせてしまうためです。
起きている時間は横にならずなるべく頭をあげ、寝るときも心臓より高い位置に頭がくるよう意識することで、より早い回復が見込めます。
ダウンタイムは個人差・施術内容・術後の過ごし方によってかわってきますが、基本的には1~2週間程度あれば落ち着くものと考えてよいでしょう。
二重埋没法の抜糸をするリスク
埋没法の抜糸をする場合には、リスクや注意点があります。
この章で説明するのは以下です。
抜糸しきれない場合がある
抜糸後も二重ラインが残る場合もある
簡単に抜糸を考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、リスクや注意点がありますので、ひとつずつ確認していきましょう。
痛みや腫れ、内出血の恐れがある
埋没糸の抜糸には、痛みが伴う場合や術後に腫れ・内出血を起こす場合があります。
抜糸の際に、小さいとは言え針孔をあけるためです。
痛みに弱い人は気になってしまうかもしれませんが、手術の際には局所麻酔をおこなうため、術中に痛みを感じることはほぼありません。また、麻酔がきれた後も基本的にひどい痛みはなく、あってもチクチクする程度と言われていますので、そこまで痛みに関しては不安を感じる必要はないでしょう。
また手術時の注射針や手術操作により細い血管に傷がつくと、まぶたが腫れたり白目に内出血が起きたりする場合もあります。しかし、これらも抜糸の手術による一過性のものであるため、別途治療の必要もありません。
抜糸するだけであれば、痛みなどの症状はなにもないと考えている方もいますが、そのようなことはありませんので、1~2週間程は安静にしましょう。
抜糸しきれない場合がある
二重埋没時の糸を、完全に除去しきれない場合があります。
埋没法の施術から時間が経つと、糸を見つけにくいこともあるためです。
二重埋没で使用される糸は、施術を受ける美容外科によって色が異なります。
透明がかった青や黒の糸が用いられることもありますが、年数が経過すると糸の色が抜け落ち、無色透明になるため見つけにくくなります。
あわせて、時間経過とともに糸が皮膚の組織に馴染んだり、結び目が深く沈んでしまったりするために抜糸が難しい場合もあるのです。
埋没法から年数が経ったあとに、どうしてもすべての糸を除去したい場合はまぶたを切開のうえで探す場合もありますが、それでもすべての糸を必ず取り除ける訳ではないことを、理解しておきましょう。
抜糸後も二重ラインが残る場合もある
埋没糸を抜糸しても、二重ラインが残る場合もあります。
二重埋没法を受けてから数か月~数年経過した場合は、皮膚の癒着があるためです。
1~2か月程度で抜糸をおこなえば問題ありませんが、それ以上ではラインが残り、元通りにするのは困難になります。埋没法でつくった二重ラインは、時間が経つほど皮膚が癒着しますし、まぶたのたるみ、二重のクセがついてしまうのです。
埋没法を受けてから年数が経ってからの抜糸は、やってみなければどこまでまぶたが元に戻るかわかりませんので、その点は注意が必要です。
二重埋没法の料金相場
二重埋没法を受ける美容外科によりますが、おおよそ3~30万程度と幅があります。
まぶたに留める糸の点数や糸の留め方、施術方法など、さまざまな違いがあるためです。
価格が非常に安いクリニックの場合、 カウンセリング料金が別途かかったり、施術内容に多くのオプションが必要であったりし、結局は高くなる場合もあります。
また、施術後に不測の事態が起きた際の保証がないこともありますので、予約時にしっかりと確認が必要です。
二重埋没法の施術を受ける際は、「値段が安い」のも魅力的ではありますが、それだけではなく無料カウンセリングの有無や施術内容、術後の保証内容などをしっかり確認する必要があります。
医師の技術も重要になりますので、ホームページで実績などを確認し、慎重に手術を受けるクリニックを決めましょう。
二重埋没法のやり直しは可能?
二重埋没法のやり直しは可能であり、それが埋没法のメリットでもあります。
二重にするための美容整形と言えば、「二重埋没法」と「二重切開法」と2種類ありますが、二重切開法はその名の通りまぶたを切開するため、やり直しがききません。
対する埋没法はまぶたの裏側に埋めた医療用糸で二重をつくる施術であるため、皮膚の切開もなくやり直しがきくのです。
もし二重埋没法をやり直すときには、どのような注意が必要かを説明します。
気を付けるべきは以下です。
やり直し時の注意②|回数に限界がある
やり直し時の注意③|二重がとれやすい人は何度やってもとれやすい
ひとつずつ見ていきます。
やり直し時の注意①|二重幅を狭くするには抜糸が必須
二重の幅を狭くする場合には、必ず抜糸が必要になります。
幅を狭くするには、かけていた元の糸がデザインの妨げになるためです。
埋没法を受けて仕上がりが気に入らなければ、まぶたを元の状態に戻せる可能性が高い、術後1~2か月以内に抜糸をしましょう。
仮に二重の幅を広くする場合は、前に埋め込まれた糸があったとしても上から糸をかければよいのですが、狭くする場合はデザインの邪魔になります。
早めに抜糸することで、次に埋没法を受ける際に二重幅を狭くしたいと思っても影響はないでしょう。
やり直し時の注意②|回数に限界がある
二重埋没を受けるには、回数に限界があります。
何度も施術を受けると、まぶたに負担がかかるためです。
クリニックによっても異なりますが、二重埋没法を受けられる回数は3~4回程度まででしょう。
基本的に埋没法後の抜糸はおこなわないため、2度目、3度目の埋没法を受ければ、その分糸が増えていきます。
糸が増えることによりまぶたに負担もかかりますし、ボコボコとする場合もあります。くわえてアレルギー反応を起こす恐れもあるため、やり直しがきく埋没法と言っても、無制限にできる訳ではないのです。
2.3回埋没法をおこなってもさらに二重整形を受けたい場合は、切開法も視野に入れて検討するとよいでしょう。
やり直し時の注意③|二重がとれやすい人は何度やってもとれやすい
二重埋没法を受けてもすぐにとれてしまう人は、やり直したとしてもとれやすいでしょう。
まぶたの状態や習慣によりとれやすいためです。
たとえばまぶたに厚みのある人があげられます。もとよりまぶたが厚い人は、糸がまぶたを支えられないため、埋没法は向いていません。
また、目をこするクセがある人は、こすることにより糸が緩んでしまうため、埋没法は向かないと言えるでしょう。
二重埋没法には向かない人もいるため、1度目でとれやすかったり、医師から埋没法は向いていないと言われた場合は切開法を検討してみてください。
二重埋没法の抜糸は医師選びが大切
二重埋没法の抜糸を受ける場合、医師選びが非常に大切です。
抜糸は、「ただ糸を抜くだけ」と簡単に考えている方もいらっしゃいますが、医師の技術が必要となる手術であるためです。
医師選びの際は以下を参考にしてください。
コミュニケーションがしっかりとれる医師を選ぶ
可能であれば埋没法を実施した医師を選ぶ
それでは見ていきます。
二重埋没法、埋没法抜糸実績が豊富な医師を選ぶ
二重埋没法の実績が多数ある医師を選びましょう。
埋没糸の抜糸をするには、二重埋没法自体に詳しくなければ抜糸も困難であるためです。
二重埋没法は、患者それぞれのまぶたの厚みを考慮したり、二重幅の希望を伺ったりしながら施術をおこないます。
そのため、患者一人ひとりが微妙に違う場所に糸が埋められているため、抜糸にも高度な技術が必要になります。
抜糸は「ただ糸を抜くだけ」と考えられるかもしれませんが、実際は細かな技術が必要となる手術なのです。
コミュニケーションがしっかりとれる医師を選ぶ
スムーズなコミュニケーションがとれる医師を選びましょう。
会話がうまく成り立たなければ、手術を任せるのも不安になるためです。
カウンセリングの際、丁寧に話しを聞いてくれる、会話のキャッチボールがしっかりしている、患者の目を見て話してくれる、などそれだけで信頼につながります。
抜糸とはいえ「手術」をお任せする訳ですから、患者の希望と方向性を一致させるためにも、コミュニケーションをしっかりとれる医師であることが重要です。
可能であれば埋没法を実施した医師を選ぶ
なるべく埋没法を実施した医師で、抜糸してもらいましょう。
埋没糸を見つけるのが困難な場合もあり、かつ技術が求められるためです。
埋没法で使用する糸は、目立たないようにするため非常に細く見えにくい糸が使用されていますので、目で確認しながらの抜糸は高い技術が必要になります。
そのため埋没法を実施した医師であれば、どこに糸を埋めたのかカルテが残っている場合もありますし、または医師のクセなどで大体の位置を把握できる場合もあるのです。
二重埋没のデザインが気に入らないなど、埋没法を実施した医師に依頼しにくい場合や、依頼したくない場合は、もちろん別の信頼できる医師に頼むのもよいでしょう。
しかし、もし埋没法を実施した医師に不都合がなければ、その医師に依頼するのが適しています。
まとめ
二重埋没法の抜糸について、詳しく解説してきました。
二重埋没法は「プチ整形」とも呼ばれ、美容整形の中では敷居が低く、受けてみようと考える方が増えている手術です。
しかし、すべての方が必ず納得のいく二重になるとは限りませんので、デザインが気に入らない場合や、ほかのなんらかの理由で「やり直したい」「抜糸したい」と考える方もいらっしゃいます。
そのような場合は、抜糸することによりどのようなリスクがあるのか?ダウンタイムがあるのか?やり直しができるのか?など、しっかり下調べをしたうえで抜糸の手術を受けることが必要です。
患者自身では悩みが解決しない場合は、美容外科にご相談ください。
二重埋没・抜糸詳細はこちら
-
苅部 淳Karibe Jun理事長
-
- 略 歴
-
順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
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日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
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形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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