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麹町皮ふ科・
形成外科クリニック
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埋没糸抜去術

埋没糸抜去術とは、以前受けた二重まぶた埋没法の手術の糸を取る施術です。
埋没法による二重のラインが気に入らない方や、結び目が目立って気になる方、目に違和感や異物感があり気になる場合などに埋め込んだ糸(埋没糸)を取り除く手術です。
2mm程度の微小な切開穴より抜糸し、切開穴は縫合しないので抜糸の必要はなく数日程度で腫れは軽減していきます。
埋没糸抜去術

他院の修正・埋没糸抜糸

他院でお受けになられた埋没糸の抜去や二重修正の施術をご希望される方が多く、施術も多数行っています。
二重のラインが理想と違う、二重の幅を変えたいという方は早めの抜糸をおすすめします。

埋没糸抜去術は、このような方におすすめ

  • 埋没法による二重のラインが気に入らない方
  • 埋没糸による目の違和感、目のゴロゴロ感がある方
  • 埋没法を何度も行っていて、糸が入ったままで気になる方

埋没糸抜去術のポイント

麻酔方法:点眼や注射による局所麻酔を使用し手術を行います。

まぶたに埋まった埋没糸
(1)まぶたの裏に糸が埋まっている状態。
皮膚を切開します
(2)埋没糸の確認をし、結び目の直上の皮膚に2mm程度の針孔をあけます。
埋没糸の摘出
(3)顕微鏡を用いてまぶたに埋め込んだ埋没糸を摘出します。
傷穴は縫合なし
(4)通常、縫合の必要はありません。
埋没糸が容易に見つからない場合は、大きく切開し縫合する必要があります。

埋没法を行なってから長期間経過しているほど皮膚の組織同士の癒着が起き、見つけにくい場合があります。
また、糸がまぶたの奥深くに埋没された場合などは切開部が大きくなります。

  • 医療用光学顕微鏡を使用した埋没糸抜糸

    顕微鏡下に抜糸を行うことで、極小の切開穴から、極力傷跡を残さず、痛みも腫れも最小限におさえることができます。また、中には透明の糸が使用されていたり、糸の色が抜けて透明になっていたり、糸の位置がわかりにくく顕微鏡を使用しないと抜糸が難しいケースもあります。

  • 医療用光学顕微鏡を使用した埋没糸抜糸

よくある質問

埋没法の糸は何色ですか?

他院で受けた埋没法の抜糸は可能ですか?

はい、可能です。 他院でお受けになられた埋没糸の抜去や二重まぶた修正の施術をご希望される方が多く、施術も多数行っています。

抜糸後にすぐ埋没法の施術は可能ですか?

抜糸に使用する麻酔は非常に少なく腫れもほとんど生じることはありませんので、同時に埋没法を行うことも可能です。

埋没法を行った後に化膿してしまいました。抜糸しないとだめですか?

一度感染を起こしてしまうと症状が繰り返す傾向があるため、抜糸することをおすすめします。

埋没法の糸が外れてしまいました。糸はどうなりますか?

そのまま皮膚内に残りますが、医療用の糸なので健康への影響はありません。
埋没法の再施術をする場合は、二度目までなら抜糸をせずに行うことができます。しかし、埋没法を三度以上繰り返すケースでは抜糸をおすすめします。

埋没糸抜去術の概要やリスク

所要時間

30分~1時間

麻酔

局所麻酔

通院回数

術後7日目に経過観察
抜糸がある場合は術後7日目に抜糸
※通院回数は、術後の経過などによって異なります。

副作用・ダウンタイム

ダウンタイムや術後経過には個人差があります。

腫れ

約7日~14日程度、上まぶたにむくみを感じたり目やにが増えたりします。
腫れやむくみにより左右差が生じる場合もありますが、内出血や感染症になった場合、腫れが長引くことがあります。

内出血

注射針が当たるか、手術操作によって細かい血管が傷つくと皮膚の下で出血し、内出血が起こる場合があります。
その場合は上まぶたから目の周りが紫色になりますが、約7日~14日前後で消失します。
また、白目に内出血が出現する場合もありますが、こちらも約7日~14日前後で消失します。

抜糸

通常の施術で抜糸の必要はありませんが、埋没糸が容易に見つからない場合は、大きく切開し縫合する必要があります。
その場合は手術後術後7日目に経過観察し抜糸を行います。

異物感

まばたきをする度にゴロゴロしたり異物感を感じる方もいらっしゃいますが、通常は2~3日で落ち着きます。
違和感や異物感がある場合はコンタクトレンズなどは中止してください。

痛み

手術後の痛みには個人差はありますが、3日~1週間程度感じる方もいます。

シャワー

洗髪やシャワーは翌日から可能です。患部はお湯で流す程度にしてください。

入浴

長時間の入浴は腫れを長引かせる場合がありますので控えてください。

メイク

1週間後から可能です

注意事項

長時間の入浴は腫れを長引かせる場合がありますので控えてください。しばらくの間は温泉やサウナは控えてください。
※個人差がございます、あくまで目安とお考えください

料金表

埋没糸抜去術

埋没糸抜去術
1点22,000円
埋没糸抜去(他院抜糸)
1点88,000円
1点追加
22,000円

埋没糸抜去術の術後に起こりうるトラブル

1.抜糸をしても埋没法の手術前の状態に戻らない場合

埋没法のメリットとしてメスを使用して切開をしないため、手術前の目元に戻したり、やりなおしや二重ラインの調整をすることができます。
主にやりなおしをする人は、二重の幅が理想と異なったために「もっと幅を広くしたい」「幅をせまくしたい」「末広型の控え目な感じにしたい」等さまざまな理由で修正を行っております。埋没糸を除去すると、通常は元のまぶたに戻りになると言われていますが、埋没法を行ってから長期間経過している場合や手術前に市販のテープやのりを用いて二重にしていた方は、皮膚のたるみや癒着が起きて二重ラインにクセがついている場合があります。そのため、元のまぶたに戻したいと思って糸を抜去しても、元に戻らなかったり、理想と異なる場合があります。当院では、そのようなりスクがある人に対しても、理想に近づけるような二重ラインをご提案することが可能です。他院のカウンセリングに行って、修正が難しいと断られてしまった場合でも、ぜひお気軽にご相談ください。

2.埋没糸が手術で取り切れない場合

埋没法の施術から数年(2~3年程度)経過すると糸の発見が困難になり、糸は完全に抜去できない場合があります。理由は、数年たつと糸の色が抜けおちて透明になってしまうからです。また、時間がたつことによって糸が見えにくくなっているため、まぶたの奥深くに埋め込まれた糸も発見が難しくなります。糸が見えにくい場合でも可能なかぎり糸を摘出し、目のゴロゴロ感・痛み・違和感をなくしたり二重幅を変更できるように対応いたしします。
糸の完全な抜去が難しい場合でもすべての埋没糸の抜去をご希望される場合は、本来小さくて済む切開部を大きく切開する場合があります。その場合は、切開後に糸で縫合する必要がありますので、数日赤み、腫れ、内出血のリスクが生じます。また、場合によっては傷跡に沿って二重のラインが残りやすくなる可能性がありますので、担当の医師へご相談ください。

3.埋没糸抜去後の傷跡や腫れが気になる場合

通常は、数ミリ程度の切開のため時間経過と共に傷跡は目立たなくなりますが、体質や体調、季節などの内的・外的要因によって色素沈着を起こす可能性があります。術後数日は、目をこすったり、アイメイク、まつ毛エクステ、まつ毛パーマなどをすると傷口からばい菌や色素が入り込む恐れがあります。
当クリニックでは1週間後の診察後からメイクを推奨しております。まつ毛エクステやまつ毛パーマは、医師とご相談ください。
また、色素沈着が目立つ場合は、色素沈着に効果的なハイドロキノンや肌のターンオーバーを促進するトレチノインの外用薬をおすすめしております。

4.傷が開いて出血してしまった場合

大きく切開して縫合をした場合、目を強くこすったり刺激が加わると、術後に傷が開いてしまうことがあります。傷が開いて出血してしまった場合は再縫合いたしますので、お問い合わせください。

5.血がたまる内出血がおこった場合

術後に入浴をして血流が良くなったり、体質で血がとまりにくい方などは、傷の中で出血してしまう可能性があります。そうなると、創部に血が溜まってまぶたが腫れ上がってしまいます。傷の中で血が溜まった場合は、腫れ、感染、しこり形成の原因となるため、出来るだけ早い段階で処置をする必要があります。治療方法は、血が溜まった創部を切開、または注射器を用いて溜まった血液を排出する治療を行います。溜まった血を摘出した後は、感染やしこりがないか経過観察していきます。

6.創部、傷口の感染や化膿のリスクについて

切開した部位にばい菌がはいると、感染をおこす可能性があります。
感染をしている場合は、発赤、腫れ、痛み、創部の熱っぽさ、発熱などの症状が出現します。とくに症状が長く続く場合は注意が必要です。感染が疑われた場合は、医師の診察のもと抗生剤(抗生物質)を内服します。創部から黄色の滲出液がでている場合は、創部の中で膿がたまっている可能性があるため、必要に応じて膿を出す処置を行っていきます。

7.白目や角膜の目の損傷、眼球やけどのリスク

眼瞼の手術であるため、極めて稀ではありますが白目や角膜損傷、眼球の火傷リスクがあります。手術で用いている器具が接触する、手術中に止血のために使用する電気メスやバイポーラによって発生した熱で火傷する、または手術で用いる糸や睫毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつく可能性があります。当院では、形成外科の専門医が手術を行いますが、万が一白目や角膜の損傷が生じた場合は、状態に応じて処置や治療を行っていきます。必要な場合は、眼科を受診いただく場合があります。

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