埋没糸抜去術とは、以前受けた二重まぶた埋没法の手術の糸を取る施術です。
埋没法による二重のラインが気に入らない方や、結び目が目立って気になる方、目に違和感や異物感があり気になる場合などに埋め込んだ糸(埋没糸)を取り除く手術です。
2mm程度の微小な切開穴より抜糸し、切開穴は縫合しないので抜糸の必要はなく数日程度で腫れは軽減していきます。
他院でお受けになられた埋没糸の抜去や二重修正の施術をご希望される方が多く、施術も多数行っています。
二重のラインが理想と違う、二重の幅を変えたいという方は早めの抜糸をおすすめします。
麻酔方法:点眼や注射による局所麻酔を使用し手術を行います。
埋没法を行なってから長期間経過しているほど皮膚の組織同士の癒着が起き、見つけにくい場合があります。
また、糸がまぶたの奥深くに埋没された場合などは切開部が大きくなります。
顕微鏡下に抜糸を行うことで、極小の切開穴から、極力傷跡を残さず、痛みも腫れも最小限におさえることができます。また、中には透明の糸が使用されていたり、糸の色が抜けて透明になっていたり、糸の位置がわかりにくく顕微鏡を使用しないと抜糸が難しいケースもあります。
埋没法のメリットとしてメスを使用して切開をしないため、手術前の目元に戻したり、やりなおしや二重ラインの調整をすることができます。
主にやりなおしをする人は、二重の幅が理想と異なったために「もっと幅を広くしたい」「幅をせまくしたい」「末広型の控え目な感じにしたい」等さまざまな理由で修正を行っております。埋没糸を除去すると、通常は元のまぶたに戻りになると言われていますが、埋没法を行ってから長期間経過している場合や手術前に市販のテープやのりを用いて二重にしていた方は、皮膚のたるみや癒着が起きて二重ラインにクセがついている場合があります。そのため、元のまぶたに戻したいと思って糸を抜去しても、元に戻らなかったり、理想と異なる場合があります。当院では、そのようなりスクがある人に対しても、理想に近づけるような二重ラインをご提案することが可能です。他院のカウンセリングに行って、修正が難しいと断られてしまった場合でも、ぜひお気軽にご相談ください。
埋没法の施術から数年(2~3年程度)経過すると糸の発見が困難になり、糸は完全に抜去できない場合があります。理由は、数年たつと糸の色が抜けおちて透明になってしまうからです。また、時間がたつことによって糸が見えにくくなっているため、まぶたの奥深くに埋め込まれた糸も発見が難しくなります。糸が見えにくい場合でも可能なかぎり糸を摘出し、目のゴロゴロ感・痛み・違和感をなくしたり二重幅を変更できるように対応いたしします。
糸の完全な抜去が難しい場合でもすべての埋没糸の抜去をご希望される場合は、本来小さくて済む切開部を大きく切開する場合があります。その場合は、切開後に糸で縫合する必要がありますので、数日赤み、腫れ、内出血のリスクが生じます。また、場合によっては傷跡に沿って二重のラインが残りやすくなる可能性がありますので、担当の医師へご相談ください。
通常は、数ミリ程度の切開のため時間経過と共に傷跡は目立たなくなりますが、体質や体調、季節などの内的・外的要因によって色素沈着を起こす可能性があります。術後数日は、目をこすったり、アイメイク、まつ毛エクステ、まつ毛パーマなどをすると傷口からばい菌や色素が入り込む恐れがあります。
当クリニックでは1週間後の診察後からメイクを推奨しております。まつ毛エクステやまつ毛パーマは、医師とご相談ください。
また、色素沈着が目立つ場合は、色素沈着に効果的なハイドロキノンや肌のターンオーバーを促進するトレチノインの外用薬をおすすめしております。
大きく切開して縫合をした場合、目を強くこすったり刺激が加わると、術後に傷が開いてしまうことがあります。傷が開いて出血してしまった場合は再縫合いたしますので、お問い合わせください。
術後に入浴をして血流が良くなったり、体質で血がとまりにくい方などは、傷の中で出血してしまう可能性があります。そうなると、創部に血が溜まってまぶたが腫れ上がってしまいます。傷の中で血が溜まった場合は、腫れ、感染、しこり形成の原因となるため、出来るだけ早い段階で処置をする必要があります。治療方法は、血が溜まった創部を切開、または注射器を用いて溜まった血液を排出する治療を行います。溜まった血を摘出した後は、感染やしこりがないか経過観察していきます。
切開した部位にばい菌がはいると、感染をおこす可能性があります。
感染をしている場合は、発赤、腫れ、痛み、創部の熱っぽさ、発熱などの症状が出現します。とくに症状が長く続く場合は注意が必要です。感染が疑われた場合は、医師の診察のもと抗生剤(抗生物質)を内服します。創部から黄色の滲出液がでている場合は、創部の中で膿がたまっている可能性があるため、必要に応じて膿を出す処置を行っていきます。
眼瞼の手術であるため、極めて稀ではありますが白目や角膜損傷、眼球の火傷リスクがあります。手術で用いている器具が接触する、手術中に止血のために使用する電気メスやバイポーラによって発生した熱で火傷する、または手術で用いる糸や睫毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつく可能性があります。当院では、形成外科の専門医が手術を行いますが、万が一白目や角膜の損傷が生じた場合は、状態に応じて処置や治療を行っていきます。必要な場合は、眼科を受診いただく場合があります。
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