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切らない眼瞼下垂のデメリットはある?手術内容からメリットまで解説
2024.12.22
眼瞼下垂のお悩みを抱えていらっしゃる方の中には、「切らない眼瞼下垂」手術と聞いて、その魅力に惹かれる方も多いのではないでしょうか。
切らない眼瞼下垂手術は、比較的短いダウンタイムと、顔表面に傷がつけずに手術ができるメリットの面で期待され、注目を集めています。
しかし、手術を受ける前に、デメリットの面もきちんと理解しておくことが大切です。デメリットの知識を予め押さえておけば、クリニックへ相談する前に感じている不安や心配な気持ちが解消されるでしょう。
本記事では、切らない眼瞼下垂手術の具体的な内容や、切る手術方法との差異、そしてメリットとデメリットやどのような方にこの手術が向いているのかを詳しく解説します。切らない眼瞼下垂手術を検討中の方が、その特長や留意点を理解し、クリニックでご相談に行く前の参考にして頂ければ幸いです。
切らない眼瞼下垂とは?
切らない眼瞼下垂は、メスを使用せずにまぶたの裏側から伸びてしまった挙筋腱膜とミュラー筋を針と糸で縫い縮める埋没法です。
まぶたの皮膚を切開しないため、腫れが少なく、ダウンタイムも短期間ですむことが特徴です。
特に仕事復帰までに時間が取れない方や、手術後のダウンタイムを短く抑えたい方におすすめです。
また、従来の切開手術に不安を抱いている方にも適しています。ただし、個々の眼瞼下垂の状態によって眼瞼下垂の手術内容は変わってくるため、事前のカウンセリングで「切らない眼瞼下垂」が適用になるのかどうかを確認する必要があります。
眼瞼下垂とは、上まぶたが自然に垂れ下がり、目を開く力が弱まり、視界が妨げられる状態を指します。
様々な要因によってまぶたを持ち上げるための筋肉である眼瞼挙筋やミュラー筋の働きが悪くなったり、これらの筋肉を支える腱膜が弱くなったりすることが原因で眼瞼下垂が引き起こされます。
眼瞼下垂は、見えづらさや美容面でのお悩みだけにとどまらず、未治療のまま放置すると慢性的な頭痛や肩こりといった身体的な不調を招く場合があります。
眼瞼下垂の症状は多様であり、特に顕著なのは視界が狭くなる現象です。上まぶたが下がると視野が制限され、結果として目を開く際に必要以上に力を入れてしまいます。
結果、目の疲れが増し、日常生活でも目を開けるのが困難になります。
さらに、額の筋肉を過度に使用するので、頭痛や額にしわができるといった問題も発生します。また、目が小さく見えたり、常に眠たそうに見えたりする面もあり、外見上の印象にも影響を及ぼします。
眼瞼下垂の原因
眼瞼下垂の原因は多岐にわたりますが、大きく分けていくつかの要素があります。
まず、加齢に伴う筋肉や腱の緩みにより、まぶたが下がるという例があります。また、年を重ねるごとにまぶたの皮膚や目の周りの筋組織が徐々にたるんでくることで自然にまぶたが落ちていくという症状もあります。
目の周りの筋肉や神経が損傷を受けるような怪我も原因の一つです。
長期間にわたるコンタクトレンズの使用により目の筋肉へ負担がかかることも後天的に眼瞼下垂を引き起こす要因となります。生まれつき眼瞼を支える筋肉(眼瞼挙筋)が十分に発達していない先天的なケースも存在します。
切らない眼瞼下垂手術の手術内容
切らない眼瞼下垂の手術内容は、主に以下2点です。
②まぶたの裏側から医療用の針と糸を使用し、まぶたの筋肉を縫い縮めていく。
手術はまず局所麻酔を使用し、手術中の痛みや不快感を最小限に抑えます。
切らない眼瞼下垂の手術では、医療用の特殊な糸を使用し、まぶたの裏側から針を通し、まぶたを支える筋肉を調整しながら縫い縮めて固定します。
縫合した糸は粘膜の中へ埋没します。
手術が終了するまでの時間は、片目約20分程度です。まぶたの皮膚の切開を行わずに施術が進むため、術後の腫れや痛みが少ないことが特徴です。
切る眼瞼下垂手術との違い
眼瞼下垂の治療方法には、大きく分けて「切る眼瞼下垂手術」と「切らない眼瞼下垂手術」の二つがあります。それぞれ異なる特徴を持ち、眼瞼下垂の症状によっても選択肢が分かれます。
「切る眼瞼下垂手術」は、まぶたの皮膚を直接切開して、まぶたの中の繊細な構造である挙筋腱膜を丁寧に見極め、緩んだ部分を短縮し縫合することで、まぶたの動きを安定させます。切る眼瞼下垂手術は、重度の眼瞼下垂によってまぶたが大きく下がっている方に適しています。
手術をうけるとまぶたの構造を直接改善し、視えづらさが改善されます。
一方で「切らない眼瞼下垂手術」はまぶたの裏側から糸を用いてまぶたを引き上げる埋没法を用います。症状として軽度から中等度の眼瞼下垂の方に適しています。
皮膚の切開を行わない分、腫れが少なく回復が比較的早いのが特徴です。切らない眼瞼下垂手術は、日常生活への影響をできるだけ小さく抑えたい方や、ダウンタイム時間を短くしたい場合に適しています。
このように、眼瞼下垂の治療方法は症状と患者様のご希望に応じて医師の診断とカウンセリングを受けた後で、切る眼瞼下垂手術を選ぶのか、切らない眼瞼下垂手術を選ぶのかを選択することが望ましいです。
切る眼瞼下垂手術の特徴
切る眼瞼下垂手術では、まぶたのラインに沿って皮膚を2〜3センチほど丁寧に切開します。そして挙筋腱膜を探し、短縮した後に瞼板へとしっかりと縫い付け固定します。左右のバランスに注意しながら行い、最終的には細やかに縫合して仕上げます。この過程によってまぶたがきちんと持ち上がり、自然な目元が実現されます。
加齢によってまぶたの皮膚がたるみ、瞳孔に皮膚が覆いかぶさっている場合は、余分な皮膚を切除し縫合する手術も同時に行われます。切る眼瞼下垂手術ではまぶたの脂肪や余分な皮膚を取り除けるため、重度の眼瞼下垂を持つ方に適しています。根本的な症状改善を目指したい方にとって有効ですが、術後には腫れや内出血などの症状を長期間感じやすく、ダウンタイムに時間を要します。
施術前の診察で医師と十分に相談をし、手術の内容や得られる効果、回復期間について理解を深めておくことが大切です。
切らない眼瞼下垂手術のメリット
切らない眼瞼下垂手術には以下4点のメリットがあります。
・手術時間が短い
・術後のダウンタイムが短い
・腫れや内出血が小さく済みやすい
ここから、切らない眼瞼下垂で得られるメリットについて詳しく説明します。
顔の表面に傷跡が残らない
この手術はメスを使用しないため、術後に顔に目立つ傷跡ができません。ですから、仕上がりが自然である点が魅力的です。日常生活もスムーズに再開でき、手術翌日から洗顔や入浴も行えます。
手術時間が短い
切らない眼瞼下垂手術は両目で約1時間以内で終了します。日帰りできて、時間効率が高い手術なので、日々忙しい生活を送る方にとってスケジューリングのしやすさが魅力の1つです。
術後のダウンタイムが短い
皮膚を切開しないため、切る眼瞼下垂の手術に比べて術後の腫れや痛みが軽減されます。通常、術後2~3日で症状が落ち着くことが多く、翌日からは目の周りを避ければメイクもできます。生活リズムを大きく崩すことなく日常に戻れるのが嬉しいポイントです。
腫れや内出血が小さく済みやすい
皮膚の切開を伴う、切る眼瞼下垂手術に比べてまぶたへの負担が少ないため、腫れや内出血が小さく抑えられます。
切らない眼瞼下垂手術のデメリット
切らない眼瞼下垂手術には、いくつかのデメリットも存在します。
・糸が取れる可能性がある
・希望する二重幅が実現しにくい可能性がある
・左右差のリスクがある
切らない眼瞼下垂手術のデメリットとして挙げられる以下項目について、1つずつ解説していきます。
切らない眼瞼下垂手術が適用できない方がいる
重度の眼瞼下垂の場合や、まぶたに脂肪が多い方、まぶたの皮膚がたるんでいる場合は、切らない眼瞼下垂の手術をしても症状の改善が期待できないケースがあります。
想定より短い期間で糸が取れてしまう可能性がある
手術後の持続時間には個人差があり、固定された糸がそのまま数年以上キープされる方もいますが、反対に短期間で糸が取れてしまう場合もあります。
皮膚切除をしない為、思い通りの二重幅にならない可能性がある
切開を行わない手術のため、皮膚のたるみや余りがあった場合は影響を受けて希望する二重の幅が実現しにくい可能性があります。
左右差が出る可能性もある
裏まぶたの狭い領域で細やかな調整が求められる中での手術のため、医師の腕によっては仕上がりに左右差が生じるリスクも考えられます。
切らない眼瞼下垂はこんな方におすすめ
切らない眼瞼下垂手術は、軽度から中度の眼瞼下垂を抱える方におすすめの手術法を言えます。
特にまぶたの皮膚にたるみ・厚みのない方に適しています。切らない眼瞼下垂手術は、切る眼瞼下垂手術に比べてダウンタイムの症状や期間が短く済むことから、身体や時間への負担を最小限に抑えたい、もしくはできるだけ早く日常生活に戻りたいと考えている方にとってもおすすめです。
・顔に傷跡を残さずに眼瞼下垂の症状を改善したいと考えている方
・目元の皮膚に余分なたるみがなく、軽度や中度の眼瞼下垂がある方
・ダウンタイムを十分に取るのが難しい日常生活を送っている方
・眼瞼下垂により元気がないように見える目の印象を、明るくしたい方
・眠たげな印象を与えがちな目を、パッチリと開く目に改善したい方
・まぶたが重たく感じ、目を開けるのが辛いと感じている方
・目を開けた際に、二重の線やくぼみが浅く感じるようになったとお悩みの方
眼瞼下垂でお悩みなら麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICへご相談ください
眼瞼下垂は見た目だけでなく、まぶたが重く感じることや視界を狭めることにより、生活の質にも影響を及ぼすことがあります。
切らない眼瞼下垂手術は、メスを使わずに目元の印象を変えることができる方法です。手術時間が短く、回復が比較的早いとされるため、多忙な方や手術後のダウンタイムを心配される方にとって選びやすい選択肢かもしれません。しかし、皮膚を切開して行う眼瞼下垂手術に比べて持続の期間が短くなりがちだったり、眼瞼下垂の症状の重さによっては施術が受けられない可能性があったりというデメリットも存在します。手術を検討する際には、目元の状態と、ご自分の希望やライフスタイルに合わせて、どの手術法が適しているか医師と相談することが大切です。
麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICでは、経験豊富な医師が患者様1人ひとりの眼瞼下垂の症状に応じて、適切な治療法をご提案します。切らない眼瞼下垂も含めさまざまな治療法がありますので、あなたの希望と状態に合わせて一緒に適切な方法を見つけていきましょう。
専門的な技術を持つ医師が担当します
当院では豊富な実績を持つ医師により「切らない眼瞼下垂」の施術を受けられます。
患者様の目元の状態とご希望を伺い、ぴったりの治療法をご提案いたします。初めての方でも安心して治療が受けられるように、リラックスできる環境を整えています。丁寧なカウンセリングを行い、ご不安なく患者様のお気持ちをお話いただけるよう努めますので、ぜひご相談ください。
幅広い専門知識で患者様をサポートします
皮膚科や形成外科に精通した医師たちが在籍し、患者様の美しさと健康を支えるためにチーム一丸となって対応します。初回カウンセリングでは、「切らない眼瞼下垂」施術の詳細や、関連するリスク、治療後の仕上がりについて丁寧に説明し、納得いただける治療プランを共有します。患者様のお肌の健康と美しい笑顔を守るために、徹底したサポートをお約束いたしますので、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
ご予約はお電話やLINEから簡単にできます
初めての方も安心してご予約いただけるよう、お電話やLINEにてご予約を承っています。親切なスタッフが患者様の質問や不安に寄り添い、丁寧にお答えしサポートいたします。まずはお気軽にご連絡ください。
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苅部 淳Karibe Jun理事長
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- 略 歴
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順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
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日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
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形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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