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涙袋ヒアルロン酸注入の費用・持続期間・ダウンタイムを解説
2026.11.05
涙袋ヒアルロン酸注入とは

仕組みと特徴
涙袋とは、笑ったときに目の下にぷっくりと膨らむ眼輪筋の一部です。
当院でも可愛くなりたい、目を大きく見せたいという方が気軽に入れに来られます。
生まれつき涙袋が薄い方でも、ヒアルロン酸を眼輪筋の直下に注入することで、自然なボリュームを作れます。
施術時間は10〜15分程度と短く、当日から効果を確認できるのが特徴です。ただし注入直後はむくみの影響でやや大きく見えることがあり、仕上がりが落ち着くのは1週間後が目安です。
手術と異なり、効果が気に入らなければ溶解注射で戻せることも、多くの方がまず試してみる理由のひとつです。
使われる製剤の種類と承認状況
日本では厚生労働省から製造販売承認を取得したヒアルロン酸フィラーとして、アラガン社の「ジュビダームビスタ」シリーズとガルデルマ社の「レスチレン」シリーズが代表的です。たとえばジュビダームビスタ ボルベラXCは2018年10月に厚労省から製造販売承認を受けており、顔面のしわの修正や顔面のへこみ修正が承認適応に含まれています。
涙袋への使用は製剤によっては承認適応外となる場合があります。カウンセリングで使用製剤の名称と承認状況を必ず確認してください。なお、国内未承認の海外製剤を使用するクリニックもあり、その場合は品質管理や副作用情報の収集体制が異なる点も認識しておきましょう。
- この記事でわかること
- 涙袋ヒアルロン酸の仕組みと使われる製剤の種類・承認状況
- 費用相場(両目1回)の目安と価格に差が出る理由
- 持続期間が6〜12ヶ月程度になる理由と個人差
- チンダル現象・血管閉塞など見落としがちなリスク
- カウンセリングで確認しておきたいチェックポイント
施術の効果とダウンタイム
注入直後から仕上がりまでの経過
ヒアルロン酸を注入すると即座にボリュームが生まれます。当日から涙袋の存在感が出るため、効果の即効性は高いです。
注入直後はむくみの影響でやや大きく見えることがあり、1〜2日でむくみが落ち着き、1週間後に自然な仕上がりが確認できるのが典型的な経過です。涙袋は他の部位よりも製剤がなじむのが早く、ほうれい線注入が「2週間後に仕上がり判定」とされるのに対し、涙袋は1週間で確認できるケースが多いとされています。
ダウンタイムの主な症状
最もよく見られる症状は赤みと内出血です。赤みは1〜2日以内に引くことが多く、内出血はコンシーラーでカバーできる程度であれば5〜10日で消えます。
施術後に視界のかすみや視野の変化を感じた場合は、速やかに施術クリニックへ連絡してください。これはまれな合併症の初期症状である可能性があり、早期対処が必要です。
費用の目安(自由診療)
涙袋へのヒアルロン酸注入は全額自由診療で、公的医療保険は適用されません。2026年現在の国内相場として、両目1回あたり2万円〜6万円程度が目安で、3万〜5万円台が標準的な価格帯です。
価格に差が生まれる理由
料金の差は主に使用製剤の種類と注入量に左右されます。国内承認製剤(ジュビダームビスタ、レスチレン)は一般的に高めで、プランの料金と製剤の種類を事前に確認することが安心につながります。
適切な注入量は左右合計で0.2〜0.5cc程度が目安とされており、1ccを超える注入は過剰になるケースがあります。「大量注入で安い」プランには、過剰注入のリスクが伴う場合もあることを頭に入れておきましょう。
製剤別の特徴と費用の目安
| 製剤 | 承認区分 | 費用の目安(両目1回) | 持続期間の目安 |
|---|---|---|---|
| ジュビダームビスタ(アラガン社) | 国内承認(厚労省) | 3万〜7万円程度 | 6〜12ヶ月 |
| レスチレン(ガルデルマ社) | 国内承認(厚労省) | 3万〜7万円程度 | 6〜12ヶ月 |
| 国内未承認の海外製剤 | 国内未承認(自由診療) | クリニックにより異なる | 製剤により異なる |
※費用はすべて自由診療の目安です。クリニックや注入量によって異なるため、カウンセリングで正確な見積もりを確認してください。
持続期間に影響する要因

持続期間の目安は6〜12ヶ月です。ほうれい線への注入(12〜18ヶ月が目安とされることが多い)と比べると短い傾向があります。涙袋は顔の中でも特に持続期間が短くなりやすい部位です。
涙袋で持続が短くなりやすい理由
目の周りは顔の中で最も皮膚が薄い部位のひとつです。笑うたびに眼輪筋が大きく動くため、ヒアルロン酸の分解が促進されやすい環境です。さらに目周りは血流が豊富で、体内のヒアルロン酸分解酵素(ヒアルロニダーゼ)の供給が多い部位でもあります。
これらの要因が重なり、涙袋への注入は他の部位より効果が早く薄れやすい傾向があります。同じ製剤でも、注入する部位によって持続期間に差が出るのはこのためです。
個人差と生活習慣の影響
代謝の速さや日常の生活習慣(激しい運動・長時間の紫外線暴露など)によっても持続期間は変わります。同じ製剤・同じ量でも、3〜4ヶ月で薄れてくる方もいれば、1年近く効果が続く方もいます。
繰り返し注入することで持続期間が変化するかどうかについては、現時点で確立した医学的根拠はありません。効果の薄れを感じた段階で再施術を検討するのが一般的な流れです。
見落としがちなリスクと注意点

「チンダル現象」は注入する層で防げる
ヒアルロン酸を皮膚の浅い層に注入してしまうと、ゲル状の製剤が光を散乱させ、目の下が青みがかって見える「チンダル現象」が起きることがあります。涙袋はもともと皮膚が薄いため、この現象が発生しやすい部位です。
適切な注入層は眼輪筋の直下とされており、技術力のある施術者が行えば防げるトラブルです。万一起きた場合はヒアルロニダーゼ(溶解注射)で対応できますが、施術クリニックがヒアルロニダーゼを常備しているか、事前に確認しておきましょう。
血管閉塞リスクを正しく理解する
目の周囲には眼動脈に近い血管が走っており、ヒアルロン酸が誤って血管内に入ると血管閉塞を引き起こし、最悪の場合に視力障害に至ることがあります。ヒアルロン酸全般の施術における失明に至る発生率は極めてまれとされていますが、ゼロではありません。
施術後に視界のかすみ・視野の暗化・目の痛みを感じた場合は、速やかに施術クリニックへ連絡し、必要であればヒアルロニダーゼ溶解の緊急処置を受けてください。緊急対応の体制が整った施設を選ぶことが重要です。
向いている人・向かない人

施術が向いている方
- 生まれつき涙袋が薄く、目元の印象を変えたい方
- 手術なしで自然な涙袋を試してみたい方
- 将来元に戻せる選択肢を希望している方
- 目元を柔らかく・明るく見せたい方
施術に慎重な判断が必要な方
- 注射アレルギーやヒアルロン酸製剤への過敏症がある方
- 目の周囲に炎症・皮膚疾患がある方
- 妊娠中・授乳中の方(製剤の安全性データが十分でないため)
- ドライアイや眼疾患が進行している方
カウンセリングで確認したいチェックポイント
- 使用製剤の名称(国内承認品か否か)
- 想定注入量(左右合計で0.5cc以内が目安)
- ヒアルロニダーゼ溶解注射をクリニックが常備しているか
- 内出血・チンダル現象・視力変化など、トラブル時の対応方針
- 追加修正費用やアフターフォローの範囲
- 施術者の経歴・専門資格(形成外科・美容外科の専門医など)
よくある質問
- Q. 涙袋ヒアルロン酸の施術は痛いですか?
- 目の下への注射のため、ある程度の刺激を感じます。多くのクリニックでは施術前に表面麻酔クリームを使用するため、針が入る際の痛みはかなり軽減できます。施術時間は10〜15分程度と短いため、強い不安がある場合はカウンセリングで麻酔の方法を相談してみてください。
- Q. 一度入れたヒアルロン酸は元に戻せますか?
- ヒアルロニダーゼ(溶解注射)で分解できます。ヒアルロニダーゼはヒアルロン酸を選択的に分解する酵素で、注入後おおむね12〜24時間かけて溶解が進みます。ただし、仕上がりや周辺組織への影響が出る場合もあるため、施術は慎重に受けることをおすすめします。
- Q. 効果が薄れてきたら、また追加できますか?
- 追加施術は可能です。ヒアルロン酸は体内の酵素によって緩やかに代謝されるため、追加注入しなければ6〜12ヶ月程度で自然に薄れていきます。涙袋の状態を維持したい場合は、薄れてきたタイミングで再施術を検討するのが一般的な流れです。
BIOTOPE CLINIC 白金へのご相談
気になる症状・治療法は、形成外科専門医・苅部医師にカウンセリングでご相談ください。お一人おひとりの肌・お悩みに合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
所在地: 東京都港区白金 / 監修: 苅部 淳 医師(形成外科専門医)
まとめ
涙袋へのヒアルロン酸注入は、メスを使わずに目元の印象を変えられる即効性の高い施術です。費用は両目1回あたり2万円〜6万円程度(自由診療)で、持続期間は個人差がありますが6〜12ヶ月が目安です。
目の周囲は皮膚が薄く、眼動脈に近い部位のため、使用製剤の承認状況の確認と、緊急時の対応体制が整ったクリニック選びが安心につながります。チンダル現象や血管閉塞リスクについて事前に理解し、納得した上で施術を受けてください。
気になる方はカウンセリングでご相談ください。
麹町皮ふ科•形成外科クリニック、BIOTOPE CLINIC 白金(港区白金)でもヒアルロン酸注入に関するご相談を承っています。
References
- 「涙袋ヒアルロン酸の効果はいつから?持続期間・自然な仕上がり・経過を医学論文ベースで解説」クリニックジャパン、2026年 出典
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療機器情報検索(ジュビダームビスタ ボルベラXC 2018年10月承認含む) PMDA公式サイト
- 日本形成外科学会 公式サイト(ヒアルロン酸注入を含む美容医療の専門領域情報) 出典
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- 涙袋ヒアルロン酸の費用・持続期間・効果を徹底解説
- 涙袋ヒアルロン酸の費用・持続期間は?効果とダウンタイムを解説
- ジュベルックとヒアルロン酸の違いとは?効果や選び方を解説
- ヒアルロン酸注射の効果・持続期間は?国内承認製剤の臨床データで解説
- 目元の小じわ・しわ改善ガイド|施術別の効果と持続期間
監修医師
苅部 淳
Karibe Jun
理事長
略 歴
資 格
受 賞
苅部 淳 理事長の発信
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