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二重手術 埋没法 切開法 違い 費用の効果と注意点を解説

2026.11.05

二重とは―まぶたの構造から理解する

二重手術 埋没法 切開法 違い 費用|二重とは――まぶたの構造から理解する

私も形成外科専門医として述べ三千人以上の二重手術に当たってきました。最も大切なのはまぶたの構造を知ることで、手術方法を選ぶ理解の土台です。

生まれつき二重の目では、まぶたを引き上げる「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」の腱膜が、まぶた皮膚の折れ返り部分の裏に付着しています。目を開けるとき、この筋肉が収縮し、付着部の皮膚が折り込まれることで自然な二重ラインが生まれます。一重まぶたではこの付着が弱いか存在しないため、目を開けても折り込みが起きません。

二重手術は、外科的な手段でこの「筋肉と皮膚のつながり」を人工的に作るか、切開後の瘢痕(はんこん)癒着によってラインを固定する手術です。大きく分けると、切開しない「埋没法」と切開する「切開法」の2種類があります。

埋没法―切らずに二重をつくる方法

二重手術 埋没法 切開法 違い 費用|埋没法――切らずに二重をつくる方法

埋没法の仕組み

埋没法は、まぶたを切開せずに医療用の細い糸でまぶたの皮膚と内側の組織を連結することで、二重ラインを形成する方法です。皮膚に約1mm程度の小さな穴を開け、そこから糸を通して縫いとめます。傷跡が残りにくく、術後の腫れも比較的少ないのが特徴です。

埋没法にはおもに2種類の術式があります。糸を眼瞼挙筋(まぶたを引き上げる筋肉)にかける「挙筋法(きょきんほう)」と、まぶたの内側にある硬い板状の組織(瞼板)に糸をかける「瞼板法(けんばんほう)」です。どちらが適しているかは、まぶたの形態や医師の判断によります。糸は透明な医療用素材を使うため、外から透けて見えにくい設計になっています。

埋没法に向いている方

  • まぶたが薄く、余分な脂肪やたるみが少ない
  • ダウンタイムを短くしたい、早めに普段の生活に戻りたい
  • 将来もとの状態に戻す選択肢を残しておきたい
  • 二重幅を広げすぎず、自然な仕上がりを希望する

一方で、まぶたの皮膚が厚く脂肪が多い方は、埋没した糸に継続的な負荷がかかりラインが消えやすい傾向があります。その場合は切開法が向いているケースもあります。

切開法―長期的な効果を重視する方へ

二重手術 埋没法 切開法 違い 費用|切開法――長期的な効果を重視する方へ

切開法の仕組み

切開法は、希望の二重ラインに沿ってメスで皮膚を切開し、必要に応じて余分な脂肪・皮膚・眼輪筋(がんりんきん)を除去しながら二重を形成する手術です。切開によって組織同士が瘢痕で癒着するため、術後のラインが長期間安定します。

切開法には主に「全切開」と「部分切開」があります。全切開は二重ラインの全体を切り開き、たるみや余分な組織をしっかり処理できます。部分切開は一部のみ切開し、侵襲を抑えながら持続性を高める方法です。まぶたの厚みやたるみの程度によって、担当医師が適切な術式を提案します。

切開法に向いている方

  • まぶたが厚く、脂肪や皮膚のたるみが多い
  • 幅広の二重(平行型など)を安定した形で作りたい
  • 埋没法を過去に受けたが取れてしまった経験がある
  • 長期的に変化しにくい二重を希望する
  • まぶたのたるみもあわせて改善したい

埋没法と切開法を徹底比較

二重手術 埋没法 切開法 違い 費用|埋没法と切開法を徹底比較
比較項目 埋没法 切開法
手術の侵襲 小さな穴のみ(切開なし) 二重ラインに沿って切開
手術時間の目安 約10〜30分 約30〜60分
ダウンタイムの目安 数日〜1週間程度 1〜2週間以上
抜糸 原則不要 術後約7日で抜糸
持続性 糸が緩む・取れるリスクあり 半永久的に持続しやすい
修正・やり直し 糸を抜けば元に戻せる 修正は難しい
向いているまぶた 薄い・脂肪が少ない 厚い・たるみがある
費用の目安(自由診療) 両目で3万円〜15万円程度 両目で20万円〜40万円程度

上記の費用は複数クリニックの公開価格帯をもとにした市場での幅です。クリニック・術式・同時に行う処置の内容によって異なります。すべて自由診療であり、健康保険は適用されません。

ダウンタイムと術後の経過

二重手術 埋没法 切開法 違い 費用|ダウンタイムと術後の経過

埋没法の術後経過

神戸大学医学部附属病院美容外科の説明によると、埋没法では腫れのピークは術後2〜3日目とされています。翌日からの出勤・登校が可能な場合もありますが、浴槽での長湯は術後1週間程度避けることが一般的です。内出血が生じる場合もありますが、通常は数日〜2週間程度で落ち着きます。

術後数週間で腫れが引き、仕上がりが安定してきます。個人差があるため、担当医師の術後指示を守りながら回復を待ちましょう。

切開法の術後経過

切開法のダウンタイムはより長く、腫れや内出血が目立つ期間は1〜2週間程度です。術後7日前後に抜糸があり、全体的な仕上がりが安定するまでには1〜3か月かかることがあります。傷跡は二重ラインの折り目の中に位置するため、落ち着くと目立ちにくくなります。

切開法の術後は特に腫れが強く出るため、大事な予定の前後にダウンタイムのスケジュールをしっかり確保することが必要です。

費用の目安(自由診療)

二重手術 埋没法 切開法 違い 費用|費用の目安(自由診療)

二重手術は美容目的の場合、全額自己負担の自由診療です。複数クリニックの公開価格帯を参照すると、以下のような幅が見られます。

  • 埋没法:両目で3万円〜15万円程度(術式・固定点数・クリニックにより異なる)
  • 切開法:両目で20万円〜40万円程度(全切開・部分切開・同時処置の内容による)

クリニックによってはモニター価格や保証制度(一定期間内の再施術割引など)が設けられているケースもあります。費用だけで判断せず、担当医師の資格・専門性・カウンセリングの丁寧さを確認した上で選びましょう。BIOTOPE CLINIC 白金でも埋没法を含む二重手術のご相談に対応していますので、気になる方はお問い合わせください。

眼瞼下垂(まぶたが十分に開かない状態)が医学的に認められる場合は、保険適用の手術が受けられるケースがあります。美容目的の二重手術とは別の扱いになるため、まずは形成外科または眼科を受診して医師の診断を受けてください。

よくある誤解と見落としがちなポイント

誤解1:埋没法の効果は永久に続く

埋没法の効果は半永久的ではありません。まぶたの開閉運動で繰り返し負荷がかかり、糸が緩んだり取れたりすることがあります。まぶたが厚い方や二重幅を広くとった場合はラインが消えやすい傾向があります。長期的に二重を維持したい方は、最初から切開法を検討する価値があります。

誤解2:切開法は仕上がりが不自然になる

「切開すると大げさな見た目になる」と心配する声がありますが、適切なデザインと技術であれば自然な仕上がりが期待できます。ただし手術後の変更は難しいため、術前のカウンセリングで希望のデザインを医師と丁寧にすり合わせることが必要です。希望する二重の幅やデザインの写真を持参するのも一つの方法です。

カウンセリング前のチェックポイント

  • 自分のまぶたは薄いか厚いか(脂肪やたるみの有無)を鏡で確認しておく
  • 希望する二重のデザイン(末広型・平行型)をイメージしておく
  • ダウンタイムが取れる時期かどうか(術後の予定を確認する)
  • 将来もとの状態に戻したい可能性があるかを考えておく
  • 内服薬(血液をサラサラにする薬など)・アレルギー・既往歴を整理しておく
  • 担当医師の専門資格(形成外科専門医・美容外科専門医など)を確認する

よくある質問

Q. 埋没法はいつか取れてしまいますか?
埋没法は糸が緩んだり取れたりすることがある施術です。まぶたの厚さ・二重幅の広さ・糸の固定方法によって持続性は異なります。取れた場合は再埋没、またはより確実な切開法への変更を検討します。
Q. 切開法の手術跡は残りますか?
術後しばらくは赤みや硬さが残りますが、時間とともに目立ちにくくなります。傷跡が二重ラインの折り目の中に位置するため、落ち着いた後は外から気づかれにくいことが多いです。
Q. 二重手術に健康保険は使えますか?
美容目的の二重手術は全額自己負担の自由診療です。ただし、眼瞼下垂と医師に診断された場合は保険適用の手術が受けられるケースがあります。まずは医師の診察を受けて確認してください。

BIOTOPE CLINIC 白金へのご相談

気になる症状・治療法は、形成外科専門医・苅部医師にカウンセリングでご相談ください。お一人おひとりの肌・お悩みに合わせて、最適な治療法をご提案いたします。

▼ 24時間WEB予約はこちら ▼ 公式LINEで相談

所在地: 東京都港区白金 / 監修: 苅部 淳 医師(形成外科専門医)

まとめ

埋没法と切開法は、どちらが優れているかではなく、自分のまぶたの状態と目標に合っているかで選ぶ手術です。まぶたが薄くダウンタイムを短くしたい方は埋没法から始めてみるのも一つの選択肢です。まぶたが厚く長期的な効果を重視するなら、切開法が向いているケースもあります。

費用や術式だけで判断せず、担当医師の専門性とカウンセリングの質を重視して選びましょう。BIOTOPE CLINIC 白金(東京・港区白金)では、形成外科専門医による二重手術のご相談に対応しています。まぶたの状態を確認した上で、適切な方法をご提案しています。気になる方はカウンセリングでお気軽にご相談ください。

References

  1. 神戸大学医学部附属病院 美容外科「二重まぶた埋没法」神戸大学医学部附属病院 出典
  2. 日本形成外科学会(JSPRS)公式サイト 日本形成外科学会 出典
  3. 日本美容外科学会(JSAS)公式サイト 日本美容外科学会 出典

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監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

Archiveアーカイブ

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