- 【麹町皮ふ科・形成外科クリニック】(市ヶ谷/半蔵門/永田町/千代田区)
- 美容外科
- 二重切開
- 二重切開の値段は?平均相場や埋没との違いを解説!
- 二重切開
- 美容外科
二重切開の値段は?平均相場や埋没との違いを解説!
2024.09.16
二重にする美容整形手術が気になっている方も多いでしょう。
二重の美容整形手術には「切開法」と「埋没法」があり、効果が半永久的である切開法は人気の術式です。
この記事では切開法に焦点を当てて、値段や得られる効果、おすすめする人などを解説しています。
目元でお悩みの方はぜひ読んでみてください。
二重切開とは
二重切開は二重術の方法の一つです。二重術には「切開法」と「埋没法」があり、切開法はまぶたの皮膚を切開して半永久的に二重を形成させます。
さらに二重切開には、「全切開」「部分切開」の2つの方法があります。ダウンタイムは全切開で1か月程度、部分切開で1週間程度です。どちらも徐々に腫れが引き、半年も経てば自然な二重になっています。
全切開
全切開は、目頭から目尻までまぶたを切開する方法です。二重の幅や皮膚の重なり具合を調整でき、さまざまなデザインに対応できます。生まれつき二重の人と同じような構造の二重にできるため、自然な仕上がりになります。そして、まぶたに脂肪が多かったり皮膚のたるみがあったりしても、切開時に除去できるのも特徴です。
全切開がおすすめな人
・腫れぼったいまぶた
・たるんだまぶた
・蒙古襞(もうこひだ)が張っている
部分切開
部分切開は、希望する二重のライン上でまぶたの中央部分を1cmほど切開する方法です。もともとの二重幅を調整するような場合に適しています。全切開よりも切開する範囲が小さいため、ダウンタイムが少ないです。
部分切開がおすすめな人
・二重だがまぶたが重たい
・まぶたの脂肪が少ない
二重切開の値段の平均相場
二重切開はまぶたの皮膚を切開して二重にする整形手術ですが、全切開法と部分切開法にて値段の相場は違います。クリニックによっても違いがあるため、ここでは平均的な相場を記載します。
全切開 20〜40万円程度
部分切開 20〜28万円程度
埋没法の値段の相場が10〜15万円なので、二重切開の方がどちらにしても高額な手術だとわかるでしょう。切開法は、まぶたを切開して眼窩筋膜と皮膚を縫合するため埋没法より手技が複雑であるためです。
これらの価格は基本的な手術費用であり、オプション料金が追加されることもあります。例えば、脂肪除去やたるみ切除などが必要な場合、さらに高額になる可能性があります。
一方、保険診療が可能な場合があります。まぶたが垂れ下がり視界に支障がある「眼瞼下垂(がんけんかすい)」であれば保険適用されます。「眼瞼挙筋前転法(がんけんきょきんぜんてんほう)」は片目で約72,000円、両目で約144,000円なので、3割負担だと片目約21,600円、両目では約43,200円です。
また、先天的にまぶたを開ける筋力が無い場合、「筋膜移植法」による治療が必要となります。筋膜移植法は約185,300円なので、3割負担では約55,590円です。
二重切開法の効果
まぶたを切開して施術する二重切開法を受けると、視界の改善といった実用的なものから外見の改善による自信の向上のような精神面にまで効果をもたらします。
・自然な二重になる
・自分の顔に自信が持てる
・肌のダメージ軽減
・眼瞼下垂の改善
・厚いまぶたの改善
・まつ毛が上向きになる
半永久的に持続
切開法による二重整形は、効果が半永久的に続きます。切開した場所は縫合しますが、傷が治る過程で二重のラインを保ったまま癒着するためです。埋没法のように糸が取れる心配がなく、安定した結果が得られます。二重のりや二重テープを使ったときのように、二重が元に戻らないか心配しながら生活しなくてもよくなります。
自然な二重になる
二重切開法では生まれつき備わったような自然な二重にできます。二重のりや二重テープだと目を閉じたときに不自然な状態になる場合がありますが、そんな心配はいりません。そして二重のりや二重テープを使わずにアイメイクが可能であるため、二重を作る手間が省けて毎朝のメイクにかかる時間が大幅に短縮されます。何よりメイクがより一層楽しくなります。
自分の顔に自信を持てる
理想の二重まぶたを手に入れると外見に対するコンプレックスが解消され、自分の顔に自信を持てます。自信を持てると積極的になって物事を前向きに捉えられるようになり、仕事や恋愛にもプラスの影響を与え、人生をよりよい方向に導けます。
メイクを落としても二重を保つことができ、自然な美しさを維持できるのは大変魅力的です。自信がついて表情も明るくなり、周囲から「雰囲気が変わった」と言われるようにもなるでしょう。
肌のダメージ軽減
二重のりや二重テープなどの二重メイクは、肌にダメージを与える場合があります。接着剤の成分によって肌がかぶれたり荒れたりするリスクがありますが、二重切開をすればこのようなリスクを避けられます。また、二重のりを使い続けるとまぶたがたるむ場合もありますが、二重切開でこの問題も解決です。
眼瞼下垂の改善
二重切開法は、上まぶたが下がって視界が遮られる「眼瞼下垂」の治療にも有効です。まぶたを引き上げる筋肉に手を加えて、ぱっちりとした目元を実現します。さらに視界が改善されるだけでなく、肩こりや眉間のシワなどの症状も緩和される場合があります。
厚いまぶたの改善
まぶたの脂肪が多い場合でも、二重切開法を用いれば余分な脂肪を取り除けます。これによりすっきりとした目元を実現し、メイク映えも向上します。
まつ毛が上向きになる
二重切開法では、まつ毛を上向きにする施術も可能です。これにより、目元がよりぱっちりとして見える効果があります。
二重埋没との違い
埋没法は二重整形術の一つで、切開はせずに糸でまぶたの内側を止めて二重を作ります。糸がまぶたの内側に埋もれるため「埋没法」と呼んでいます。
糸を止める場所を調整して理想とする二重ラインを作り、止める場所を増やせば強度を上げられますが医師との相談が必要です。
体への負担が少ないためダウンタイムが短いですが、切開法よりも効果の持続期間が短い傾向にあります。
埋没法のメリット
埋没法のメリットから見ていきましょう。
短時間の施術
施術は15分程度で完了し、抜糸や入院の必要がありません。ですので忙しい方でも無理なく施術のスケジュール調整ができます。仕事帰りの施術も可能です。
ダウンタイムが短い
埋没法はメスを使わないため腫れや痛みが少なくて済みます。個人差がありますが、通常2日〜1週間で回復するので仕事や日常生活に早く復帰できます。
二重幅の変更や抜糸が容易
埋没法は極細の糸で二重のラインを固定するため、簡単に二重幅を変更したり元に戻したりできます。切開法に比べて修正が簡単です。クリニックによっては保証期間を設け、やり直しの施術を実施しているところもあります。ただし再施術の限界は3〜4回です。
値段が安い
埋没法の値段は10万円〜15万円と比較的安価です。施術時間が短く、リスクも少ないため手頃な価格で受けられます。
埋没法のデメリット
埋没法のデメリットは下記の通りです。
永続的な効果は期待できない
埋没法の効果は一般的に3〜5年程度です。極細の糸で固定するため目をこするなどの日常の動作で、糸がゆるんだり切れたりして二重ラインが取れる可能性があります。このため永続的な効果は望めません。
まぶたが厚い人には不向き
まぶたの脂肪が多いと、糸が支えきれずに取れる可能性が高く、希望通りの二重になりにくい場合があります。また、まぶたのたるみが強い場合も同様に適していません。
副作用のリスク
埋没法ではまぶたの腫れや内出血、炎症などの副作用が出る可能性があります。時間とともに落ち着く場合がほとんどですが、症状が続くときは医師に相談してください。
切開法と埋没法の違いを表にまとめました。
切開法 | 埋没法 | |
特徴 | まぶたを切開して二重を作る | まぶたを糸で止めて二重を作る |
施術時間 | 20〜50分程度 | 10〜30分程度 |
持続期間 | 半永久的 | 3〜5年程度 |
ダウンタイム | 1か月程度 | 1週間程度 |
メリット | ・長期的に効果が持続 ・まぶたが厚くても施術可能 ・まぶたの脂肪やたるみも切除できる |
・施術時間が短い ・ダウンタイムが短い ・やり直しができる ・値段が安い |
デメリット | ・元に戻すのが難しい ・術後のダウンタイムが長い ・値段が高い |
・効果が長期間続かない ・まぶたが厚い人には向かない ・副作用のリスクがある |
値段 | 20〜40万円 | 10〜15万円 |
二重切開はこのような方におすすめ
半永久的に自然な二重を維持できる二重切開はどのような人におすすめでしょうか?ここでは二重切開がおすすめな方を紹介します。
・目を大きくしたい、はっきりとした印象にしたい人
・埋没法で糸が取れやすい人
・まぶたが厚く、たるみが気になる人
・よりはっきりした二重を望む人
・ダウンタイムを確保できる人
・取れない二重を作りたい人
長期的な効果の持続を望む人
二重切開の効果は半永久的です。二重のりや二重テープで二重が取れないか心配しながら生活したくない人、埋没法を受けた後で糸が取れる心配するのに疲れた人には、効果が半永久的に続く二重切開がおすすめです。
目を大きくしたい、はっきりとした印象にしたい人
二重切開はまぶたを切開し、まぶたの厚い皮膚と下部の薄い皮膚をつなぐことで、立体感のある大きな目を実現します。これにより目元がはっきりとした印象になります。
埋没法で糸が取れやすい人
埋没法で二重がすぐに取れてしまうリスクがありますが、切開法はより安定した二重を保証します。切開法は半永久的に二重を維持でき、何度も埋没法を行う必要がありません。
まぶたが厚く、たるみが気になる人
まぶたが厚い人やたるみがある人にとって、切開法は理想的な方法です。切開法では余分な脂肪や皮膚を切除し、すっきりとした目元を作ります。また、切開した部分が二重のラインに馴染むため、傷跡が目立ちにくくなります。
よりはっきりした二重を望む人
二重切開はくっきりとした二重ラインを作ることができ、デザインの自由度も高いです。平行な二重や幅広の二重など、希望に合わせたデザインが可能です。
ダウンタイムを確保できる人
切開法はダウンタイムが必要ですが、その分効果が持続します。施術後の休養期間を確保できる人に向いています。
取れない二重を作りたい人
強固な二重ラインを作るため、取れない二重を希望する人に最適です。加齢やコンタクト使用で筋肉の動きが悪くなった人や、まぶたの脂肪や筋肉が多くて二重が戻りやすい人にもおすすめです。
二重切開との組み合わせ治療
二重切開は手術のときにほかの施術を組み合わせられます。二重切開による効果をより引き立たせる施術や、理想の目元に近づけられる施術であるため取り入れる方も多いです。そして手術が一度で終わるため、仕事や生活に影響を与えるダウンタイムも最小限となります。
おすすめな組み合わせ治療をご紹介します。
・眼瞼下垂
・たれ目形成
・目尻切開
・クマ・たるみ取り
目頭切開
目頭切開は目頭を切開して蒙古襞(もうこひだ)を切除する方法です。
おすすめな人
・蒙古襞が張っている
・目と目の距離が離れている
・二重のラインを平行にしにくい
効果
・平行型の二重や幅広の二重にできる
・目の横幅が広がって目が大きく見える
・離れ目を解消できて顔全体のバランスがよくなる
眼瞼下垂
眼瞼下垂はまぶたの眼瞼挙筋(がんけんきょきん)が弱り、まぶたが下がって視野に支障が出ている状態です。眼瞼挙筋前転法で症状を改善させます。
おすすめな人
・二重のラインが薄くなってきた
・まぶたがくぼんできた
・目と眉の間が広い
・眠たそうに見える
効果
・目が開き黒目がはっきり見える
・違和感なく目を大きくできる
たれ目形成
たれ目形成はグラマラスライン形成とも呼ばれ、下まぶたの目尻側のカーブを下げてたれ目っぽくする手術です。
おすすめな人
・目元のきつい印象がある
・目が中心に寄っている
効果
・たれ目で優しい印象を与える
・目が大きくなる
・求心顔が改善する
目尻切開
目尻切開は目尻の端を数ミリ切開して、目を大きくする方法です。
おすすめな人
・ツリ目
・目の横幅を広げたい
・切れ長の目にしたい
・目を大きくしたい
効果
・目が縦と横に大きくなる
・切れ長で大人っぽい目になる
・ツリ目の人は優しい印象になる
クマ・たるみ取り
クマ取りは下まぶたの裏側から、クマやたるみの原因となっている脂肪を除去する方法です。
おすすめな人
・疲れているように見える
・老けて見られる
・クマがメイクで隠せない
効果
・見た目が若返る
まとめ
二重切開は二重整形の一つで、全切開法と部分切開法があります。10代でも受ける方がいるので身近に感じやすい手術です。二重切開の値段の平均相場は、全切開が20〜40万円程度、部分切開では20〜28万円程です。これは手術の基本料金なので、オプションで色々追加するともっと値段が上がります。眼瞼下垂と診断された方は保険診療が可能です。
二重切開の効果は半永久的に続くため、施術後は二重に関するコンプレックスや面倒な作業から解放されるのは大変魅力的です。二重切開では同時にほかの手術を組み合わせられるので、さらに目を大きくしたり優しい印象を与えられるようになったりして二重切開の効果を倍増できます。
目元でお悩みの方は一度、無料カウンセリングに行ってみるのをおすすめします。
二重切開の詳細はこちら
-
苅部 淳Karibe Jun理事長
-
- 略 歴
-
順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
-
日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
-
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。