- 【麹町皮ふ科・形成外科クリニック】(市ヶ谷/半蔵門/永田町/千代田区)
- 美容皮膚
- たるみ
- 目の下たるみの改善方法|原因・セルフケア・治療法まとめ
- たるみ
- お顔の治療
目の下たるみの改善方法|原因・セルフケア・治療法まとめ
2026.06.08
目の下のたるみを改善したい方へ|原因・セルフケアから医療治療まで徹底解説
鏡を見るたびに気になる目の下のたるみ。
当院でも最も多いお悩みです。
「疲れているわけでもないのに老けて見られる」「若い頃と比べてまぶたの下がふっくら膨らんできた」——そんなお悩みをお持ちの方は少なくありません。
目の下のたるみは、加齢とともに多くの方が経験する肌悩みのひとつです。
しかし、その原因や改善方法を正しく理解している方は意外と少なく、「目薬を変えれば治る」「マッサージで解消できる」といった誤解から、効果の薄いケアを続けてしまうケースも見受けられます。
この記事では、目の下のたるみが起こる仕組みから、セルフケアの限界、医療機関で受けられる治療の種類・効果・費用まで、幅広く解説します。適切な対処法を知ることで、自分に合った改善方法を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
- 目の下のたるみが起こる原因と仕組み
- セルフケアで改善できる範囲・できない範囲
- 医療機関で受けられる主な治療法と特徴の比較
- 治療ごとのダウンタイム・費用の目安
- 自分に合った改善方法の選び方
目の下のたるみとは|なぜ起こるのか、その仕組み
目の下のたるみは、大きく分けて「皮膚のたるみ」と「眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出」という2つのメカニズムによって生じます。それぞれ異なる原因が関わっているため、改善するためにはまず仕組みを理解することが重要です。
眼窩脂肪の突出によるふくらみ
眼球の周囲には、眼球を保護するためのクッションとして「眼窩脂肪」という脂肪が存在します。若い頃はこの脂肪を支える組織(眼窩隔膜)が十分な張りを保っているため、脂肪は適切な位置に収まっています。
加齢とともに眼窩隔膜が弛緩すると、内側の脂肪が前方へ押し出されて膨らみとして現れます。これがいわゆる「目の下のふくらみ・たるみ」の主な原因です。この変化は遺伝的な要素も強く、20代から気になり始める方もいらっしゃいます。
皮膚・筋肉の弛緩によるたるみ
もうひとつの原因は、加齢による皮膚や筋肉(眼輪筋)の弛緩です。コラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾力成分は、20代後半から徐々に減少するとされており、皮膚がしぼんで薄くなることで目の下がくぼんだり、しわが目立ったりしてきます。
眼窩脂肪のふくらみと皮膚の弛緩が重なると、「ふくらみの下にくぼみができる」涙袋型の影(いわゆるクマ)が生じやすくなります。これが「目の下のたるみ」が老けた印象を与える最大の理由です。
セルフケアでできること・できないこと
「まずは自分でどうにかしたい」とお考えの方も多いと思います。セルフケアは症状の進行を緩やかにしたり、肌質を整えたりする意味では一定の効果が期待できますが、すでに起こったたるみを根本的に解消するには限界があります。
セルフケアで期待できること
日焼け止めや保湿、抗酸化成分(ビタミンC・レチノールなど)を含むスキンケアを丁寧に行うことで、皮膚の質感を改善したり、今後のたるみの進行を抑えたりすることが期待できます。また、睡眠不足・塩分の過剰摂取・アルコールなどはむくみを招きたるみを悪化させるため、生活習慣の見直しも大切です。
目の周囲のマッサージは血行促進には役立ちますが、やりすぎると皮膚への摩擦が逆効果になることもあります。過度な力を加えるマッサージはかえって皮膚を伸ばし、たるみを悪化させる可能性があるためご注意ください。
セルフケアでは改善しにくいこと
眼窩脂肪の突出による「ふくらみ」は、スキンケアやマッサージで元の位置に戻すことはできません。皮膚が薄くなったことによる「くぼみ」や「影」を完全に解消することも、外用剤だけでは難しいとされています。
「何年もケアを続けているのに改善しない」と感じている場合は、医療的なアプローチを検討するタイミングかもしれません。
医療機関で受けられる目の下たるみの主な治療法
当院の外来では、「目の下のたるみが気になり始めた」「クマが深くなってきた」といったご相談が増えています。治療法は大きく「手術系」と「非手術系(機器・注射)」に分けられ、症状の程度やライフスタイルに合わせて選択します。
裏ハムラ法(手術)
裏ハムラ法は、下まぶたの内側(結膜側)から切開し、突出した眼窩脂肪を移動させてくぼみ部分に充填する手術です。外から見える傷跡が残らず、ふくらみとくぼみの両方を同時に改善できる点が特徴です。根本的な構造を整えるため、効果の持続性が高い選択肢のひとつとして知られています。
BIOTOPE CLINIC 白金では、形成外科専門医である苅部医師が担当しており、目の下の解剖学的な構造を熟知したうえで施術を行っています。眼窩脂肪が多く、ふくらみが顕著な方に向いているとされる治療法です。
ヒアルロン酸注射
目の下のくぼみ(ゴルゴ線・涙袋下のくぼみ)に対して、ヒアルロン酸を注入してボリュームを補う方法です。手術不要でダウンタイムが比較的短い点が特長ですが、吸収とともに効果が薄れるため定期的なメンテナンスが必要です。
眼窩脂肪の突出が原因のふくらみには適さない場合もあるため、注入前に詳細なカウンセリングと診断が不可欠です。
機器治療(HIFU・Morpheus8など)
機器による治療は、主に「皮膚の引き締め・コラーゲン生成促進」を目的として行います。HIFU(ハイフ)は超音波エネルギーを皮膚深部に届けることで、たるみの改善を促す治療です。Morpheus8(モフィウス)は高周波と極細の針を組み合わせたフラクショナル高周波治療で、皮膚の引き締め・テクスチャ改善を目的としています。
これらは手術ほどの劇的な変化は期待しにくいものの、ダウンタイムを最小限に抑えながらケアしたい方や、たるみの進行予防・初期症状に向いているとされます。
苅部医師のコメント
当院には「目の下のクマやたるみを何とかしたいけれど、手術は怖い」とおっしゃる方のご来院が非常に多くみられます。治療法を選ぶ際に大切なのは、「ふくらみ」が主な悩みなのか、「くぼみ・影」なのか、あるいは「皮膚のたるみ」なのかを正確に見極めることです。誤った治療法を選んでしまうと、改善どころか症状が目立つ場合もあります。まずはカウンセリングで状態を丁寧に診査したうえで、一人ひとりに合ったアプローチをご提案しています。
治療法の比較|効果・ダウンタイム・費用・向いている人
主な治療法の特徴を以下の表にまとめています。あくまで目安であり、個人の状態によって異なります。詳しくはカウンセリングでご確認ください。
| 治療法 | 主な効果 | ダウンタイム目安 | 費用目安(税込) | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| 裏ハムラ法(手術) | ふくらみ・くぼみの根本改善 | 1〜2週間程度(腫れ・内出血) | 40〜70万円前後 | 眼窩脂肪の突出が顕著な方、根本的改善を希望する方 |
| ヒアルロン酸注射 | くぼみ・影の補正 | 数日(内出血が出る場合あり) | 3〜10万円前後 | くぼみ・ゴルゴ線が気になる方、手術を避けたい方 |
| HIFU(ハイフ) | 皮膚の引き締め・リフトアップ補助 | ほぼなし〜数日 | 3〜15万円前後(範囲による) | 軽度のたるみ、予防・維持ケアをしたい方 |
| Morpheus8(モフィウス) | 皮膚の引き締め・テクスチャ改善 | 数日〜1週間程度(赤みなど) | 5〜20万円前後(範囲による) | 皮膚のたるみ・毛穴・質感改善を同時にしたい方 |
※費用はあくまで目安です。施術範囲・状態により変動します。最新の料金は当院公式サイトまたはカウンセリングにてご確認ください。
向いている人・向いていない人
医療治療が向いているとされる方
眼窩脂肪の突出が明らかで、セルフケアを長期続けても変化を感じられない方には、医療的なアプローチが選択肢として挙がりやすいです。また、皮膚のたるみが進んでいる方、目の下の影(クマ)が悩みの中心にある方も、治療の恩恵を受けやすい場合があります。
注意が必要な方・向いていない可能性がある方
重篤な眼疾患をお持ちの方、内服中の薬によっては施術を受けられない場合があります。妊娠中・授乳中の方は多くの施術で対応できないものがあります。また、極度に皮膚が薄い方や乾燥がひどい状態では、機器治療前にまずスキンケアを整えることを推奨する場合があります。
よくある誤解と見落としがちなポイント
「たるみ=老化だから仕方ない」という誤解
目の下のたるみは加齢変化のひとつですが、「何もできない」わけではありません。眼窩脂肪の突出は手術によって改善できますし、皮膚の質感は機器治療やスキンケアで整えることが可能です。「もう諦めた」とおっしゃる方でも、診察の結果、改善の選択肢が複数ある場合は多くあります。
「ヒアルロン酸を入れれば何でも解決する」という誤解
ヒアルロン酸注射はくぼみの補正に向いている一方で、眼窩脂肪によるふくらみが主な原因の場合は、注入によってかえってふくらみが目立つことがあります。実際の診療では、「以前に他院でヒアルロン酸を注入したが悪化した」とご相談に来られる方も少なくありません。
日本形成外科学会のガイドラインでも、目の周囲への注入治療は血管塞栓などのリスクを踏まえた慎重な対応が推奨されており、解剖学的な知識と豊富な経験を持つ医師が行うことが重要とされています。
よくある質問
- Q. 目の下のたるみは何歳頃から出てきますか?
- 個人差が大きく、遺伝的な要素も影響するため一概には言えませんが、眼窩脂肪の突出は20〜30代から気になり始める方もいらっしゃいます。一般に、皮膚のたるみや弾力低下は30代後半以降から目立ちやすくなるとされています。早めに予防的なケアを始めることが、進行を緩やかにするうえで有効と考えられています。
- Q. 手術は怖いのですが、手術なしでも改善できますか?
- 症状の程度によっては、ヒアルロン酸注射や機器治療(HIFU・Morpheus8など)でも一定の改善が期待できます。ただし、眼窩脂肪の突出が強い場合、手術以外では根本的な解決が難しいこともあります。カウンセリングで現在の状態を診察したうえで、手術なしでできる選択肢も含めてご提案しています。
- Q. 裏ハムラ法の術後、ダウンタイム中に仕事はできますか?
- 腫れや内出血が出るため、術後1〜2週間はコンシーラー等でもカバーしきれない状態になる場合があります。デスクワーク中心の方であれば1週間程度で復帰される方も多いですが、人前に出るお仕事の方は2週間前後の余裕を持ったスケジュールを推奨することが多いです。個人差があるため、詳細はカウンセリングでご確認ください。
まとめ
目の下のたるみは、眼窩脂肪の突出・皮膚の弛緩・くぼみなど複数の原因が組み合わさることで生じます。セルフケアで予防・維持管理できる部分もありますが、すでに現れたたるみを根本から改善するには、原因に合わせた医療的なアプローチが有効な選択肢となります。
2019年に行われた顔面加齢に関する国際的な研究(Aesthetic Surgery Journal)では、目の下の老化変化が顔全体の印象評価に最も大きな影響を与える部位のひとつであることが示されており、多くの方にとって切実な悩みであることが改めて裏付けられています。だからこそ、正しい診断と適切な治療選択が重要です。
「自分の目の下のたるみは何が原因なのか」「どの治療法が自分に合っているのか」——そうした疑問は、専門医によるカウンセリングで一緒に整理することをおすすめします。BIOTOPE CLINIC 白金(港区白金)では、形成外科専門医による丁寧な診察・カウンセリングを行っており、手術から機器治療・注射治療まで幅広い選択肢の中からご提案しています。気になる方は、ぜひお気軽にカウンセリングでご相談ください。
監修医師
苅部 淳
Karibe Jun
理事長
略 歴
資 格
受 賞
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)/日本皮膚科学会
Other関連記事

- お顔の治療
アクアフィリング除去の方法・費用と注意点を解説
2026.06.08
アクアフィリング除去の方法・費用について詳しく解説します。溶解剤では除去できない非吸収性フィラーであり、外科的摘出や吸引など物理的アプローチが必要です。費用は部位や状態により10万〜100万円以上と幅があります。ダウンタイムやリスク、よくある誤解まで形成外科専門医が丁寧に説明します。

- お顔の治療
アクアフィリング涙袋のリスク・デメリットと安全な代替治療
2026.06.08
アクアフィリングを涙袋に使うリスク・デメリットを専門医が解説します。硬結・肉芽腫・素材の移動・除去困難など深刻な問題に加え、日本国内での薬機法上の問題点も詳しく説明。ヒアルロン酸注射や裏ハムラ法との比較表を掲載し、より安全な涙袋形成の選択肢とクリニック選びのポイントもわかりやすくご紹介します。

- お顔の治療
ICI療法(陰茎海綿体注射)の効果・費用・クリニック選びを解説
2026.06.07
ICI療法(陰茎海綿体注射)はED治療の有力な選択肢です。経口薬が効かなかった方にも70〜90%の有効率が報告されています。本記事ではICI療法のED効果・費用の目安・副作用・ダウンタイム・クリニック選びのポイントをわかりやすく解説します。
Categoryカテゴリー
Archiveアーカイブ
- 2026年6月 (14)
- 2026年5月 (4)
- 2025年11月 (13)
- 2025年8月 (4)
- 2025年7月 (5)
- 2025年6月 (1)
- 2025年5月 (4)
- 2025年4月 (6)
- 2025年3月 (8)
- 2025年2月 (11)
- 2025年1月 (8)
- 2024年12月 (12)
- 2024年11月 (3)
- 2024年10月 (6)
- 2024年9月 (13)
- 2024年8月 (2)
- 2024年5月 (1)
- 2023年11月 (1)
- 2023年2月 (7)
- 2023年1月 (5)
- 2022年12月 (11)
- 2022年11月 (10)
- 2022年10月 (3)
- 2022年9月 (3)
- 2022年8月 (2)
- 2022年7月 (3)
- 2022年6月 (7)
- 2022年4月 (1)
- 2022年2月 (1)
- 2020年9月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年5月 (1)
- 2020年4月 (2)
- 2020年2月 (1)
- 2020年1月 (1)
- 2018年3月 (3)
- 2018年2月 (3)

