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50代の「まぶたのたるみ」は改善できる?原因や治療法など解説
2025.03.29
「目元が疲れて見える」「昔に比べて、まぶたがたるんできた気がする……」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
50代に入ると、年齢とともに皮膚の弾力が失われ、まぶたのたるみが目立つのは自然な現象です。
まぶたの改善には、自宅でできる簡単なケアから、専門クリニックでの治療法まで、さまざまなアプローチ法があります。
この記事では、あなたの目元を若々しく保つために効果的な改善策を詳しく紹介します。
まぶたのたるみによって起こる影響
50代になるとまぶたのたるみが目立ちやすくなり、見た目や健康にさまざまな影響を及ぼします。
まぶたのたるみによる影響には、以下のようなものがあります。
目の疲れ
頭痛や肩こり
目が小さく見える
疲れた印象を与える
目元の輪郭がぼやける
アイメイクが上手くできない
クマが目立つ
目元は第一印象を左右する大切な部分で、たるみが目立つと実年齢より老けてみえがちに…。
たるみが進行すると、二重の幅が狭くなったり目が小さくなったりして、目の大きさや形が変わります。
また、たるんだまぶたが視界を遮ると、無意識にまぶたを引き上げようとするため、額にしわができ、顔や首の筋肉が緊張して肩こりや頭痛にもつながります。
まぶたのたるみは見た目だけでなく体調にも影響するため、日々のケアや生活習慣の見直しをおこない、早めに対策を始めましょう。
まぶたのたるみの原因
まぶたのたるみの主な原因は、加齢による皮膚や筋肉の衰え、生活習慣によっておこります。
年齢を重ねると皮膚のハリや弾力が低下し、目の周りの筋肉が弱まることで目元の皮膚を支える力が衰えてたるみとなるのです。
また、紫外線を浴びると肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを破壊し、たるみを進行させます。
生活習慣では、スキンケアの際の過度な摩擦、スマートフォンやパソコンの長時間使用による血行不良などが主な原因です。
たとえば、アイメイクを落とす際に目元を強く擦ると、刺激により筋肉が弱まり、皮膚のハリを損ないます。
また、スマートフォンを長時間見続けると目の周りの筋肉がこわばり、血行不良を引き起こします。
筋肉がこわばり、血行不良を引き起こすと、筋肉が衰えて皮膚を支える力が弱まり、たるみが進行してしまうのです。
まぶたのたるみを防ぐには、紫外線対策や目元へのやさしいケアを心がけることが重要です。
適度な休憩を取り、目の周りの筋肉を動かす習慣も取り入れるとよいでしょう。
まぶたのたるみ改善法
まぶたのたるみを改善するためには、日々の食事やスキンケア、生活習慣の見直しが重要です。
それぞれの見直しポイントは以下のとおりです。
カテゴリ | 見直しポイント |
食事 |
|
スキンケア |
|
生活習慣 |
|
まず、食事においては、コラーゲンやヒアルロン酸を含む食品を積極的に取り入れると、まぶたのたるみに効果的です。
コラーゲンは、鶏の手羽先や豚足、魚の皮に多く含まれ、肌のハリを保つのに役立ちます。
同様に、ヒアルロン酸は山芋やオクラ、納豆などのネバネバした食品に豊富に含まれ、肌の潤いをサポート。
バランスのとれた食品を日常的に摂取すると、肌の潤いやハリを保てるため、まぶたのたるみを予防できます。
スキンケアでは保湿がとくに重要です。
乾燥を避けるため、アイクリームを使用して目元をしっかり保湿し、肌の弾力を補うことが大切です。
日常生活では、十分な睡眠を確保し、目の筋肉の疲労を回復させることも欠かせません。
このように、 まぶたのたるみを改善するためには、食事、スキンケア、生活習慣の見直しが重要です。
目元の健康を守り、若々しい印象を取り戻しましょう。
まぶたのたるみの治療法一覧
まぶたのたるみの治療法は、主に4種類あります。
上眼瞼たるみ取り(じょうがんけんたるみとり)
眼瞼下垂
二重切開
ここでは、それぞれの治療法について詳しく解説していきます。
眉下切開(眉下リフト)
眉下切開(眉下リフト)は、上まぶたのたるみや余分な皮膚を取り除くための効果的な治療法です。
眉下切開(眉下リフト)は、以下のような悩みを持つ方におすすめです。
半永久的な効果を望んでいる
上まぶたのたるみを改善して若々しい印象にしたい
目元の印象を大きく変えたくない
眉毛と目の距離を縮めたい
まぶたが重くて頭痛や肩こりに悩んでいる
眉下切開は、眉毛の下を切開して余分な皮膚や脂肪を除去し、目元を引き締める効果があります。
まぶたのたるみがあると、二重のラインが隠れてしまい、目が重たく見えてしまいますが、眉下切開を受けることで、若々しい印象を取り戻すことが可能です。
手術後のダウンタイムには個人差がありますが、通常は数日から1週間程で回復します。
眉下切開は目元のたるみを改善し、若々しい印象を与えるための有効な手段となるでしょう。
上眼瞼たるみ取り(じょうがんけんたるみとり)
上眼瞼たるみ取りは、加齢によるまぶたのたるみを改善し、若々しい印象を取り戻す施術です。
希望する二重ラインに合わせて余分な皮膚を切除し、必要に応じて筋肉や脂肪を取り除くため、よりすっきりとした目元に整います。
縫合線を二重ラインに沿わせることで、傷跡が目立ちにくく、二重のラインを調整しながらたるみを抑えたい方にはとくにおすすめです。
ただし、皮膚を切除しすぎると、薄い皮膚と厚い皮膚が縫合されてしまい、違和感のある二重になる恐れがあるため、医師との十分な相談が大切です。
目元のたるみが強い場合は、眉下リフトとの併用でより効果が高まります。
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、上まぶたが正常な位置よりも下がる状態のことで、その症状により視野の低下や日常生活への支障が生じやすくなります。
見た目だけでなく、眼精疲労や頭痛を引き起こす場合も。
若い頃に比べて目が小さく見えたり、まぶたが腫れぼったく感じられたりする場合は、眼瞼下垂が疑われます。
原因は多岐にわたり、加齢による筋肉の弱まりや皮膚のたるみが一般的ですが、先天的な要因で筋肉の発達に問題があるケースもあります。
さらに、神経の損傷や病気によって筋肉が正常に機能しなくなることや外傷・眼科手術の後遺症として生じることもあるため、診断には細心な注意が必要です。
とくに重度の場合は、まぶたが視界を遮ることで視力に大きな影響を及ぼすことがあります。
手術では、まぶたを持ち上げる筋肉の修復や余分な皮膚の切除によって、見た目と視力の両面での回復が期待できます。
眼瞼下垂は、セルフケアだけでは改善が難しく、根本的な治療を望む場合は手術が検討されるため、早めに専門医を受診し適切な治療を受けることが重要です。
二重切開
二重切開とは、まぶたの皮膚を切開して半永久的に戻りにくい二重を作る手術です。
二重切開法には目頭から目尻のラインまで切開する「全切開法」と二重ラインに沿ってまぶた中央を1センチほど切開する「部分切開法」の2種類の方法があります。
それぞれの治療法の適正症状は以下の通りです。
全切開法 | 部分切開法 |
|
|
目元のたるみを取りたい場合は「全切開法」が適した施術方法です。
「部分切開法」は、まぶたのたるみが軽度である場合に適しており、たるみが強い場合は十分な効果が得られません。
全切開法では、たるみの原因となっている余分な皮膚や脂肪を一緒に取り除くため、二重を作るのと同時にたるみも取れます。
また、切った箇所を縫合する際には二重のラインに沿って処理するため、傷跡も目立たず自然な仕上がりに。
手術後は、まぶたのたるみが改善され、目元がすっきりした印象に変わるでしょう。
二重切開は半永久的に効果があり、再びたるみが出るまでには時間がかかるため、長期間にわたって理想的な目元を維持できます。
まぶたのたるみへの予防法
まぶたのたるみを予防するには、日頃のスキンケアと生活習慣の改善が必要です。
目元の皮膚は薄くデリケートなため、乾燥するとたるみやシワが目立ちやすくなります。
皮膚のハリや弾力に効果のある、ヒアルロン酸やセラミドの入った化粧品を使用し、しっかり保湿をしましょう。
とくに目元に特化した成分の入ったアイクリームでケアをおこなうと、皮膚のハリと弾力が長持ちします。
日常では、肌に対して強い刺激や長時間の電子機器の使用を控えることが大事です。
必要以上に目を擦ったり強い力でクレンジングをしたりすると、皮膚に刺激を与えてまぶたのたるみを悪化させるため、顔周りはとくにやさしく扱うようにしてください。
また、長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用は、目元の筋肉のこわばりにつながり、血行不良からたるみを引き起こします。
一度たるんでしまうと、セルフケアでの改善が難しくなるため、日々のスキンケアや生活習慣を徹底しましょう。
まぶたのたるみのよくある質問
まぶたのたるみに関して、よくある質問は以下の3点です。
ここでは、多くの方が疑問に思っている質問に回答します。
Q.まぶたのたるみをとるためのマッサージはよくないですか?
まぶたのたるみを取るのは保険適応になりますか?
Q.まぶたのたるみをとるためのマッサージはよくないですか?
マッサージは、まぶたのたるみ改善に効果的です
適切なマッサージは血行を促進し、目元の筋肉を活性化するため、まぶたのたるみ軽減に効果的な一方で、注意点もあります。
目の周りの皮膚は薄くデリケートなため、マッサージやストレッチなどで強く刺激すると、かえって皮膚や筋肉が傷つき、たるみが悪化する可能性があります。
マッサージをおこなう際は、肌を擦らずやさしく触ることが大切です。
正しいマッサージ方法は以下の通りです。
指先で、目じりからこめかみに向かってやさしくなでるようにマッサージをする。
アイクリームやオイルを使用して摩擦を減らし、肌に潤いを与えながらマッサージをする。
ただし、効果が欲しいからといって過度におこなうのはNGです。
正しい方法で1日1回数分程度おこなうようにしましょう。
適切なマッサージは血行を促進し、目元の筋肉を活性化するため、まぶたのたるみ軽減に効果的な一方で、注意点もあります。
目の周りの皮膚は薄くデリケートなため、マッサージやストレッチなどで強く刺激すると、かえって皮膚や筋肉が傷つき、たるみが悪化する可能性があります。
マッサージをおこなう際は、肌を擦らずやさしく触ることが大切です。
正しいマッサージ方法は以下の通りです。
指先で、目じりからこめかみに向かってやさしくなでるようにマッサージをする。
アイクリームやオイルを使用して摩擦を減らし、肌に潤いを与えながらマッサージをする。
ただし、効果が欲しいからといって過度におこなうのはNGです。
正しい方法で1日1回数分程度おこなうようにしましょう。
Q.まぶたのたるみを取るには何科を受診すればいいでしょうか?
まぶたのたるみを取りたい場合、まずは眼科を受診して機能に問題がないかを確認し、その後に必要に応じて形成外科や美容外科を受診するとよいでしょう。
とくに、眼瞼下垂の治療を受ける際には、症状や目的に応じて「眼科」「形成外科」「美容外科」のいずれを選択するかを決めなければなりません。
以下のように、診療内容と治療法により手術後の仕上がりが違います。
眼科
- 眼瞼下垂の原因が視機能に影響を及ぼしている場合に適している。
- 眼瞼下垂の診断や治療に加え、視力や眼球の状態を詳細に検査できる。
形成外科
- まぶたの機能回復を目的としつつ、傷跡を目立たせないような手術を希望する場合に適している。
- 機能性と審美性の両方をより考慮した治療が可能。
美容外科
- 生活に支障が出ているわけではないが、見た目の改善を重視したい方に最適。
- 眼瞼下垂の治療だけでなく、二重形成やたるみ除去などの審美的な施術を同時におこなうことが可能。
眼瞼下垂の治療だけでなく、二重形成やたるみ除去などの審美的な施術を同時におこなうことが可能。
たるみ治療の選択肢は、機能の改善を重視するか、美容的な仕上がりを求めるかによって異なります。
診療の際に、医師と十分に相談し、自分に合った治療法を選びましょう。
とくに、眼瞼下垂の治療を受ける際には、症状や目的に応じて「眼科」「形成外科」「美容外科」のいずれを選択するかを決めなければなりません。
以下のように、診療内容と治療法により手術後の仕上がりが違います。
眼科 |
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形成外科 |
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美容外科 |
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眼瞼下垂の治療だけでなく、二重形成やたるみ除去などの審美的な施術を同時におこなうことが可能。
たるみ治療の選択肢は、機能の改善を重視するか、美容的な仕上がりを求めるかによって異なります。
診療の際に、医師と十分に相談し、自分に合った治療法を選びましょう。
Q.まぶたのたるみを取るのは保険適応になりますか?
まぶたのたるみが眼瞼下垂と診断された場合には、保険適応が可能です。
眼瞼下垂とは、まぶたが過度に下がることによって視界に支障をきたした状態を指します。
ただし、眼瞼下垂の症状が軽度〜中度と視野に影響を及ぼさないと判断された場合は、保険が適応されません。
・保険適応外となるケースは以下の通りです。
・美容目的:まぶたのたるみを美容目的で改善したい場合は保険適用外。視機能に問題がない場合や見た目を整えるための手術は自費診療となる。
・軽度の症状: 症状が軽度〜中度と視界に影響がないたるみの場合は、保険適応外。保険診療はあくまで健康目的での治療に限られるため、症状の程度が重要。
症状の度合いや目的により保険が適用されるのか決まるため、事前に医師と相談するのが重要です。
眼瞼下垂とは、まぶたが過度に下がることによって視界に支障をきたした状態を指します。
ただし、眼瞼下垂の症状が軽度〜中度と視野に影響を及ぼさないと判断された場合は、保険が適応されません。
・美容目的:まぶたのたるみを美容目的で改善したい場合は保険適用外。視機能に問題がない場合や見た目を整えるための手術は自費診療となる。
・軽度の症状: 症状が軽度〜中度と視界に影響がないたるみの場合は、保険適応外。保険診療はあくまで健康目的での治療に限られるため、症状の程度が重要。
症状の度合いや目的により保険が適用されるのか決まるため、事前に医師と相談するのが重要です。
まぶたのたるみにお悩みなら麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICへ一度ご相談ください
もし、まぶたのたるみでお悩みでしたら、お気軽に当クリニックにご相談ください。
経験豊富な医師が、あなたの状態に合わせて最適な治療法をご提案いたします。
二重切開はこちら
眉下切開はこちら
-
苅部 淳Karibe Jun理事長
-
-
- 略 歴
-
順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
-
日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
-
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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