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プルリアルの効果とは?いつから実感できるかなどを解説!
2025.03.26
プルリアルは肌の再生を目的に作られた、ポリヌクレオチドを主成分とする注入製剤です。
コラーゲンの生成を促し、肌の修復力を高め、内側からのハリや弾力、うるおいが取り戻せると期待されています。
治療効果は肌のくすみや小じわ、色素沈着、赤みなど多岐に渡り、シリーズに合わせた製剤の選択が可能です。
当院では「プルリアルシルク」「プルリアルデンシファイ」「プルリアルバイオスカルプチャー」の3種類が選べ、それぞれ特化した役割を持っています。
今回は近年注目を集めるプルリアルについて、特徴や効果を紹介します。これから取り入れていきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
プルリアルとは
プルリアル(pluryal)は、ルクセンブルクのMD Skin Solutions社が開発した注入製剤です。
サーモン由来のポリヌクレオチドが主成分で、細胞の再生・修復を促す働きがあります。
直接肌に注入することで、肌が持つ自己修復力および水分量を高め、ハリや弾力の向上とともに、本来の強さを引き出す生態刺激(バイオスティミュレーター)製剤と言われています。
プルリアルシリーズはEUの安全基準を満たしたことを示す「CE承認」を得ており、安全性の高さが認められています。
EUを中心に20か国以上の地域で使われているのも特徴です。
プルリアルによる施術がおすすめな方
肌の弾力やハリ、うるおいの低下に悩んでいる方
赤みやくすみ、色素沈着に悩んでいる方
首や手の甲のしわが目立ってきた
皮膚のたるみや毛穴が気になる方
妊娠線や傷跡、肌の凹凸を消したい方
肌の土台を整えたい方
主成分であるポリヌクレオチド(PN)は、肌に注入されると細胞が損傷を受けたと認知し、組織を修復しようとします。
この刺激によって、今度は真皮層にある線維芽細胞が増殖し、新しい毛細血管が作られます。この毛細血管の生成によって、組織までの血流がよくなり、積極的な酸素や栄養供給が行われます。
また、細胞が損傷を受けたという指令により、体内で炎症を抑えようとする働き、肌の修復や再生が起こります。これによって、コラーゲン生成や水分量の保持、肌の弾力やうるおい、ハリにつながるのです。
プルリアルの効果
プルリアルの効果は、以下のことが期待されています。
小じわや毛穴を目立たなくする
赤みやくすみの改善
妊娠線や傷跡などを薄くする
たるみをすっきりさせる
それぞれ詳しく解説します。
ハリや弾力、うるおいを保つ
プルリアルの主成分であるポリヌクレオチド(PN)によって、肌の自己修復力が引き出され、ターンオーバーが正常に行われることで、皮膚のバリア機能が整います。
それによりハリや弾力、うるおいが保たれ、かさつきやかゆみなどの肌トラブルが防げます。継続した施術を行うと、なめらかな質感とツヤを感じるようになります。
小じわや毛穴を目立たなくする
プルリアルに含まれるポリヌクレオチドの刺激から、コラーゲン生成が促進します。
これにより、内側からのハリや弾力が生まれ、小じわや毛穴が目立たなくなります。また、肌の水分量が保たれ、乾燥による小じわを防ぎます。
特に目元は皮膚が薄く、皮脂分泌量が少ない部位です。デリケートな部分にはプルリアルシルクがおすすめです。
赤みやくすみの改善
ポリヌクレオチドの炎症を抑える働きにより、肌の赤みの軽減につながります。
加えて、正常なターンオーバーによるメラニンの排出、古い角質がはがれていくことで、くすみや色素沈着の改善、肌のトーンアップが期待できます。
妊娠線や傷跡などを薄くする
プルリアルに含まれるポリヌクレオチドのコラーゲン生成や自己修復力によって、組織の再生や肌の修復が行われます。これにより、妊娠線や傷跡、肌の凹凸などが自然と目立たなくなります。
たるみをすっきりさせる
プルリアルの注入により、肌の修復や再生を促進します。また、コラーゲンが増生されることで、肌の弾力や水分量を高めて、皮膚のたるみをすっきり見せることができます。
プルリアルの効果が出る期間
プルリアルの効果が出る期間は、施術後3週間〜1か月ほどの場合が多いです。
効果を継続するためには、2~3週間の間隔で3回の施術を受けて、3〜6か月を目途にメンテナンスすることが推奨されています。
また、施術部位や肌の状態、ケアの仕方によって個人差はありますが、持続期間は半年〜1年ほどと言われています。
プルリアルとリジュランの違い
プルリアルとリジュランは、どちらもサーモンのDNAから抽出され、肌の修復や再生、肌質改善の治療に使用されるポリヌクレオチド(PN)製剤です。しかし、両者には異なった部分もあります。
プルリアル
天然のサーモンから抽出したポリヌクレオチドを使用しています。プルリアルデンシフィアシリーズの一つ、プルリアルデンシファイはポリヌクレオチドだけでなく、非架橋ヒアルロン酸やマンニトールをバランスよく配合しているのが特徴です。
また、プルリアルはたんぱく質を完全に取り除いて作られるため、純度が高く、アレルギーリスクが低いと言われています。
加えて、リジュランと比較すると、構造上の側鎖が短く、シグナル伝達がしやすいと言われています。シグナル伝達がしやすいとは、肌質の変化を実感しやすいとも考えられています。価格に関しては、リジュランより高価になる傾向があります。
リジュラン
リジュランは韓国製のポリヌクレオチド(PN)製剤です。養殖のサーモンから抽出され、皮膚のハリや弾力を高めて、炎症や酸化を抑える効果が期待されています。
ヒアルロン酸注射やボトックス、レーザー治療などで改善が難しかった、しわやたるみに対して自己再生力を促し、自然な美しさを取り戻していきます。
施術部位はプルリアルとほぼ同じですが、肌質の変化をゆっくりと感じられるのが特徴です。また、価格はプルリアルよりも抑えられる傾向があります。
プルリアルの種類
プルリアルは肌の状態や目的に合わせて、いくつかの種類が選択できます。
種類 | 特徴 |
プルリアルシルク | 皮膚の薄いデリケートな部分の施術に向いている(目元のシワ、口周りのたるみなど) |
プルリアルデンシファイ | 顔全体のハリや弾力、うるおいを与えて、赤みやくすみなどを改善する |
プルリアルバイオスカルプチャー | 肌再生に特化した製剤で、皮膚のたるみや手・首のシワにうるおいと弾力を与える |
プルリアルシルク
プルリアルシルク(Pluryal Silk)は、世界で初めて目元専用のCE承認を取得した、ポリヌクレオチド(PN)を主成分とした肌育注射剤です。
目元の小じわやクマ、口周りのシワやたるみなど、皮膚の薄いデリケートな部分の施術に選ばれています。
1本の注射に2mlのポリヌクレオチド製剤が含まれ、広範囲に注入できることも特徴です。また、真皮のコラーゲンやエラスチンを増やし、皮膚のハリや弾力を取り戻すサポートをしてくれます。
プルリアルシルクが向いている方
目元や口周りのシワが気になる方
目の下のクマを目立たなくしたい方
妊娠線や傷跡、色素沈着が気になる方
アトピー性皮膚炎など肌が乾燥しやすい方
施術できる部位
目の周りや口元など皮膚が薄く、デリケートな部位でも注入が可能です。
プルリアルデンシファイ
プルリアルデンシファイ(Pluryal Densifier)は肌の再生を促す肌育製剤で、ポリヌクレオチドと非架橋ヒアルロン酸、マンニトールを組み合わせているのが特徴です。この3つを混合したポリヌクレオチド(PN)製剤の中では、世界で初めてCE承認を取得しています。
非架橋ヒアルロン酸は高い保水力を持ち、肌にうるおいを与えます。マンニトールは非架橋ヒアルロン酸の分解を抑制し、施術効果を長持ちさせることが期待されます。また、ポリヌクレオチドによって、皮膚の自己再生力を促し、肌質の改善やくすみ、小じわ、赤みの軽減をサポートします。
プルリアルデンシファイが向いている方
顔全体のハリや弾力、うるおいが欲しい
小じわを目立たなくして、肌のキメを整えたい
肌の赤みや傷跡を目立たなくしたい
くすみのない肌を目指したい
乾燥肌もしくは肌荒れぎみの方
施術できる部位
顔全体や手の甲、首、デコルテなど幅広い範囲での治療が可能です。
一回でも変化を実感できますが、定期的なメンテナンスを行うことで、肌質の確かな変化や継続的な効果が続きます。
プルリアルバイオスカルプチャー
プルリアルバイオスカルプチャー(Pluryal Biosculpture)は、プルリアルシリーズの中でも肌再生に特化した製剤です。3種類のヒアルロン酸(架橋高分子ヒアルロン、架橋中分子ヒアルロン酸、架橋低分子ヒアルロン)で構成されています。
架橋高分子ヒアルロン酸は注入直後からの再生効果、中分子ヒアルロン酸はじんわりと効果を発揮するタイプ、低分子ヒアルロン酸は肌のすみずみ(角質層)まで浸透し、長期的な持続力を合わせ持つものです。皮膚のたるみや首の横じわや手の甲のしわ、うるおいや弾力アップに効果が期待できます。
プルリアルバイオスカルプチャーが向いている方
首の横じわが気になる方
手の甲のしわやぼこつきが気になる方
顔の輪郭がほっそりして見える方
肌のツヤやうるおい、透明感が欲しい方
皮膚の凹凸、たるみが気になる方 など
施術できる部位
顔や首、手の甲などへの施術が可能です。プルリアルスカルプチャーはふっくらとした輪郭や立体感のある肌へ導く治療法です。
プルリアルを受ける際の注意点
プルリアルの施術を受ける際は、いくつか注意点があります。
施術当日はシャワーや洗顔(ぬるま湯)、入浴、化粧水等の使用は問題ありません。
ただし、スクラブ入りの洗顔料は肌の摩擦になりますので、数日間使用を控えてください。
施術後は肌が敏感な状態になっているため、しっかりと保湿をして、紫外線対策を行ってください。
メイクは翌日から可能です。
施術後当日は激しい運動、飲酒、サウナなど、血液の循環がよくなるような行動は控えてください。
施術後2週間ほどは、肌の刺激を与えるような美容処置は控えてください。AHA(フルーツ酸)やレチノール、ビタミンC、IPL(光治療)、ケミカルピーリングなど。
以下の方は施術できない場合があるため、事前に医師へ相談してください。
ヘルペスなどの感染症で治療している方
皮膚がんの治療、もしくは既往歴がある方
アスピリンや抗凝固薬を服用している方
魚や魚卵アレルギーがある方
施術後の副作用については、以下の症状が出る場合があります。
施術後に出た赤みは2~3日で治まることがほとんどです。
施術後は一時的に腫れやむくみが出ることがありますが、約数時間で落ち着きます。
内出血が見られることもありますが、1~2週間で少しずつ落ち着いてきます。
注入直後は肌に凸凹がみられますが、数日後には目立たなくなります。
副作用の症状が長く続く場合は、必ず施術を受けたクリニックへ連絡してください。
プルリアルについてよくある質問
プルリアルの施術について、よくある質問に回答します。
埋没法を抜糸した際のダウンタイムはどのくらい?
Q.料金はいくらになりますか?
当院での料金は、以下の通りです。
施術の種類 | 1回当たりの料金 |
プルリアルシルク | 52,000円(税込) |
プルリアルデンシファイ | 75,800円(税込) |
プルリアルバイオスカルプチャー | 44,000円(税込) |
Q.痛みはありますか?
Q.治療回数は何回ですか?
その後、プルリアルシルクとプルリアルデンシファイは3か月ごとのメンテナンスを推奨しています。プルリアルバイオスカルプチャーについては、約1か月に2~3回と、5~6か月ごとの継続的な治療によって効果の持続が期待できます。シリーズ全体を通しては、6か月~1年ごとにメンテナンスを行うことが推奨されています。
プルリアルなら麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICへ一度ご相談ください
プルリアルは、種類によって成分は異なりますが、ポリヌクレオチドや非架橋ヒアルロン酸、マンニトールなどの成分によって、さまざまな肌の悩みにアプローチできる美容治療法です。個々の悩みに合わせた製剤を選ぶことで、若々しく健康で美しい肌を保つことができます。
当院では、目元や口周りのしわにおすすめな「プルリアルシルク」、顔全体のくすみやハリ、赤みの軽減に効果が期待される「プルリアルデンシファイ」、首・手の甲のしわ、立体的なボリューム感を維持する「プルリアルバイオスカルプチャー」の3種類から選択が可能です。
内面の美しさが引き出せるような一人一人のお悩みに沿ったオーダーメイド医療をご提案させていただきます。まずは電話やLINEで気軽にご相談くださいね。
プルリアル詳細はこちら
-
苅部 淳Karibe Jun理事長
-
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- 略 歴
-
順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
-
日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
-
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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