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「ほうれい線」へヒアルロン酸を注入するデメリットはある?メリットから副作用まで徹底解説

2024.09.21


・ヒアルロン酸がダメな理由は?
・ほうれい線にヒアルロン酸は効く?
・ヒアルロン酸注入が向いている人は?

このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。

ほうれい線への施術で人気のあるヒアルロン酸注入の治療法はお手軽ですが、施術を受けるクリニックを慎重に選ばないと理想の仕上がりとはかけ離れてしまいます。

この記事では、ほうれい線に対するヒアルロン酸注入のデメリットやメリット、クリニックの選び方などについて解説しています。

ヒアルロン酸治療に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

「ほうれい線」ができる原因

見た目に老けた印象を与える「ほうれい線」。ほうれい線ができる原因には下記のような原因があり、ときには複数が合わさっている場合もあります。

・美肌成分の減少
・脂肪の減少
・骨格
・間違ったスキンケア
・表情筋の癖

それぞれの原因について解説していきます。

美肌成分の減少

皮膚の内部には美肌成分であるコラーゲンやエラスチンが存在していますが、この美肌成分が減少するとほうれい線ができます。

加齢によってコラーゲンやエラスチンは減少し、肌の弾力や保水性能がなくなってきます。ほかにも紫外線にあたると、皮膚の真皮層がダメージを受けてコラーゲンやエラスチンを作れません。このような理由により、美肌成分が減少すると肌のハリや弾力が低下して、皮膚を支えられなくなるためたるんでしまいほうれい線が出てきます。

脂肪の減少

顔の脂肪が減少すると余った皮膚が生じ、ほうれい線が出現します。顔の脂肪は加齢により減少するため、ボリュームダウンした分だけ皮膚の余りが生じるのです。余った皮膚は鼻から口元、頬の辺りに溜まってしまい、段差を作るのでほうれい線が目立ちやすくなります。

骨格

骨格に問題があるとほうれい線ができます。骨格という骨組みの上に筋肉、皮膚が乗っているため、土台に問題があれば影響を受けるのは必須だと言えるでしょう。

美肌ホルモンである「エストロゲン」は更年期に減少してきます。エストロゲンは美肌に限らず骨の代謝にも関わり合いのあるホルモンで、エストロゲンの減少は骨密度の低下をもたらします。骨密度が低下すると顔の骨が萎縮して小さくなるため、結果として皮膚が余ってしまうのです。皮膚が余るとたるんで、ほうれい線を作り出します。

このほかに、もともとの顔の作りで小鼻横の骨が低いとほうれい線が目立ちやすい現象が起きるため、若い世代の人にもほうれい線が目立つ人がいるのです。

間違ったスキンケア

間違ったスキンケアでは肌が乾燥してほうれい線を招きます。肌の乾燥はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少を促すためです。

まず洗顔・クレンジングにおいて洗浄力が強いものは肌への刺激が強いため、角質層内の保湿成分を一緒に洗い流してしまいます。さらにゴシゴシと肌への摩擦を加えると傷がついてしまうので悪影響を与えます。

洗顔・クレンジングが終わったらしっかり保湿しないと、肌は乾燥し放題です。化粧水だけで済ますのではなく、美容液や乳液、クリームまでつけておきましょう。

表情筋の癖

日頃の表情筋の癖によっても、ほうれい線を作り出してしまいます。

笑う回数が少ない、マスク生活により無表情でいる時間が増えたなどで表情筋を使わないと筋肉が衰えてたるみます。逆に食いしばる癖があると頬の筋肉が発達して、鼻〜口元との段差ができほうれい線が目立ちやすいです。

また、左右どちらかに頬杖をつく、食べ物を噛み砕く側が決まっているなどの行動にも癖がある人は、顔の骨や筋肉に歪みが生じるためほうれい線ができます。

このような行動は意識すれば改善できるため、思い当たる方は注意していきましょう。

「ほうれい線」へヒアルロン酸を注入するデメリット

ほうれい線を改善するための施術の中でも人気の高いヒアルロン酸の注入。しかしデメリットや副作用もあります。施術を受ける前にはデメリットも把握した上で検討したほうがよいでしょう。デメリットは下記の通りです。

・効果が長く続かない
・肌の表面がボコボコ
・しこり
・ほうれい線が目立つ
・左右差が激しい
・ふくらみが不自然
・血管に詰まる可能性がある

仕上がりの悪さの中には医師の技術不足によるものもあるため、医師やクリニックを選ぶときは慎重におこないましょう。

効果が長く続かない

ヒアルロン酸注入の効果が続く期間は使用する製剤にもよりますが、6か月〜2年程度です。ヒアルロン酸は体内にもともと備わっている物質で、時間の経過とともに体に吸収されてしまうからです。このため効果を継続させたいのであれば、半年〜1年ほどで定期的にヒアルロン酸を注入する必要があります。

肌の表面がボコボコ

ヒアルロン酸の注入をすると、肌の表面がボコボコと滑らかではなくなる場合があります。

・使用するヒアルロン酸が合っていない
・注入するヒアルロン酸の量が適切ではない
・注入する深さや角度に問題がある
・施術直後に施術したところを揉んでしまった

肌の表面がボコボコになってしまった場合は、ヒアルロン酸溶解剤で改善できます。

しこり

注入するヒアルロン酸の量が多かったり粗悪なヒアルロン酸を注入してしまったりすると、しこりとなる場合があります。もともとヒアルロン酸は時間が経つと体に吸収されるのですが、量が多すぎると吸収に時間がかかり、粗悪なヒアルロン酸は塊となって吸収されません。

ヒアルロン酸注入によるしこりは溶解剤を使えば解消できます。しかし、中には遅延型のアレルギー反応として結節ができる症例もあり、これには溶解剤では対応できません。外科的に取り除くかステロイドの注射などで治療します。

ほうれい線が目立つ

ほうれい線に効果のあるヒアルロン酸注入ですが、施術したために逆にほうれい線が目立ってしまう場合があります。ほうれい線の周りに注入してしまうと、ほうれい線の周囲が盛り上がるために凹みがより目立つ結果となります。

逆効果の事態になったときは、ヒアルロン酸溶解剤を注入して改善が可能です。

左右差が激しい

通常ほうれい線は口元の両側に出現するので施術も両側となりますが、明らかな左右差ができる場合があります。もともと人間の顔は左右対称ではないので、その点を考慮してなるべく左右差が目立たないようにヒアルロン酸を注入する技術が必要です。

左右差が激しい場合はヒアルロン酸溶解剤を使用するか、少ない方にヒアルロン酸を追加で注入してバランスを取ります。

ふくらみが不自然

ヒアルロン酸注入では、ふくらみが不自然となる場合があります。ヒアルロン酸は水分を集める性質がありますが、施術後にその性質のせいで肌がふくらみすぎてしまうときがあります。また、繰り返しヒアルロン酸注入の施術を受けていると、ふくらんだ状態を見慣れてしまい過剰にヒアルロン酸の注入を依頼してしまう人がいるのも原因です。

過剰な依頼をきちんと断り適切な施術ができる医師を選ぶ必要があります。

血管に詰まる可能性がある

もしもヒアルロン酸が血管に注入された場合、血管が詰まってしまう可能性があります。血管が詰まると、それより先の部分には酸素や栄養が行かず皮膚が腐ってしまいます。ヒアルロン酸溶解剤による対応が効果的です。

「ほうれい線」へヒアルロン酸を注入するメリット

ヒアルロン酸注入はほうれい線に効果の高い施術です。ここではヒアルロン酸を注入するメリットを3つ紹介します。

・すぐに効果を実感しやすい
・施術時間やダウンタイムが短い
・安全性が高い

すぐに効果を実感しやすい

ヒアルロン酸注入はほかの施術とは違い、施術後すぐに効果を実感できます。ヒアルロン酸が皮膚の内部に入ると実質的なボリュームがアップするうえ、水分を集める性質があるのでさらにボリュームがアップし肌にハリが出ます。これによりすぐにほうれい線が目立たなくなるのです。

すぐに効果が欲しい人にはおすすめの方法です。

施術時間やダウンタイムが短い

ヒアルロン酸注入は施術時間やダウンタイムが短いために、気軽に施術を受けられます。
ヒアルロン酸注入は切開せず針で注入するだけなので、施術時間は通常5〜10分程度です。そして注射した部分が腫れたり内出血を起こしたりするケースは少なく、出たとしても1週間程度でおさまります。施術当日からリキッド系以外の化粧品なら使用できます。

麻酔をして切開を加えるといった美容整形に比べると体への侵襲ははるかに低く、ダウンタイムのために休暇をとる必要もありません。仕事帰りにもサッと施術を受けられるのは大変魅力的です。

安全性が高い

ヒアルロン酸は体内にもともと存在する物質であり、副作用が少なくアレルギーも起こしにくいため安全です。そして信頼性の高さを示すものとして厚生労働省に承認された製剤や、国内未承認でも海外での安全な使用実績がある製剤を使っているクリニックが多いでしょう。

「ほうれい線」へヒアルロン酸注入がおすすめの人

ほうれい線を改善する施術の中でもヒアルロン酸を注入する方法がおすすめなのは、下記のような人です。

・ほうれい線が気になる
・顔が老けてきた
・肌にハリが欲しい
・顔に立体感が欲しい
・手軽な施術がいい

ほうれい線やシワは顔が老けて見える要因です。一度できてしまうと自然に改善するのは難しいでしょう。

ヒアルロン酸を注入すると、肌にボリュームとハリを与えてほうれい線を改善します。そのうえ、体への負担が少ないためダウンタイムが短くお手軽に施術でき、効果をすぐに実感できます。ほうれい線で悩んでいる人にとって、ヒアルロン酸の注入はとてもおすすめです。

ヒアルロン酸注入後に理想と違ったときの対処法

どのような施術でも理想との違いはあるものです。ではヒアルロン酸注入をしたあとに理想と違った場合はどうしたらよいのでしょうか。ここではその対処法について解説していきます。

ヒアルロン酸を注入して、下記のようになった場合はヒアルロン酸溶解剤を使います。

・肌の表面がボコボコ
・しこり
・ほうれい線が目立つ
・左右差が激しい
・ふくらみが不自然

ヒアルロン酸溶解剤は、ヒアルロン酸を溶かす酵素です。注射すると数時間で効果が出ます。溶解剤の対象となるヒアルロン酸は幅広く、数日前に注入したものから数年前に注入したものまで対応できます。

とはいえ、遅延性アレルギー反応による症状が原因の場合もあるので、仕上がりに納得がいかないときは早めに医師へ相談したほうがよいでしょう。

ヒアルロン酸注入のクリニック選びのポイント

ほうれい線への効果をすぐに実感でき、お手軽に受けられるヒアルロン酸注入ですが、医師とのコミュニケーション不足や医師の技術不足などで満足できない場合もあります。このようなデメリットを回避するためには、クリニック選びが重要となり慎重にする必要があります。ここでは、ヒアルロン酸注入を受けるクリニックを選ぶポイントを紹介します。

・専門医の資格を持っている医師がいる
・カウンセリングをおろそかにしない
・カウンセリングから施術まで同じ医師が対応する
・ヒアルロン酸注入の実績が多い
・料金設定が明瞭である

専門医の資格を持っている医師がいる

日本形成外科学会専門医の資格を持っている医師がいるクリニックを選びましょう。

専門医を得るためには4年間の研修プログラムを終えたのちに、試験に合格する必要があります。それなりの技術と知識を持っていると評価された医師にしか与えられない資格です。

そのため日本形成外科学会専門医の資格があると、安心して施術を受けられます。

カウンセリングをおろそかにしない

施術を受ける前には必ずカウンセリングをおこないます。カウンセリングでは、ご自身の理想の仕上がり像を伝え医師にも理解してもらうプロセスが大切です。このカウンセリングをおろそかにされるようなクリニックでは、納得のいく施術を受けられない場合が多いでしょう。

無料カウンセリングを実施しているクリニックもあるため、複数を受診して比較してみてください。

カウンセリングから施術まで同じ医師が対応する

カウンセリングにおいてご自身と医師で理想の仕上がり像を共有できたのであれば、それを行動にうつす施術まで同じ医師が担当するのが一番効率的です。理想の仕上がり像を理解しているため、使用するヒアルロン酸の種類や量の調整など理想に向けて施術を工夫してもらえるでしょう。

クリニックによってはカウンセリングと施術の医師が違う場合があるため、事前の問い合わせやカウンセリングにて確認しておきます。

ヒアルロン酸注入の実績が多い

ほうれい線に対するヒアルロン酸注入実績の多いクリニックを選びましょう。ヒアルロン酸注入は仕上がりが医師の技術に左右される部分があります。クリニックの実績が多ければ技術も高いと推定できます。クリニックのホームページやSNSを見てビフォーアフターの症例を確認してみてください。

料金設定が明瞭である

ヒアルロン酸注入の料金設定が明瞭であるか確認してください。ホームページに記載されていた料金と、カウンセリング時に提示された料金があまりにも違いすぎると予算オーバーになって施術を受けられない可能性が出てきます。

ヒアルロン酸は種類や注入する量で料金が変わってきます。しかし理想の仕上がり像を叶えるためには、適切なヒアルロン酸と量を使用しないといけません。

まとめ

ほうれい線に対するヒアルロン酸の注入は、比較的お手軽に取り組める施術です。安全性が高くすぐに効果が出るといったメリットがありますが、デメリットもあります。ヒアルロン酸は体に吸収されるため効果が持続しない点や、仕上がりが医師の技術に左右される点が挙げられます。

デメリットはヒアルロン酸の性質上どうしようもできない部分を除けば、適切なクリニックを選ぶことで解決できるでしょう。

ほうれい線は一度できたら自然に改善できません。ほうれい線で悩んでいる方は、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

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ヒアルロン酸

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。

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