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二重手術・埋没法と切開法の違いと費用を徹底解説

2026.06.10

二重手術(埋没法・切開法)の違いと費用を解説|どちらが自分に向いている?

「二重にしたいけれど、埋没法と切開法のどちらを選べばいいか迷っている」「費用や仕上がりの違いが気になる」――そのような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。二重手術は美容医療のなかでも特に相談件数の多い施術のひとつであり、方法の選択が将来の仕上がりを大きく左右します。

この記事では、埋没法と切開法それぞれの仕組み・効果の違い・ダウンタイム・費用の目安・向いている方の特徴まで、診療現場の視点をまじえながら丁寧に解説します。どちらの方法が自分に合っているかを判断するための参考にしていただければ幸いです。

  • 埋没法・切開法それぞれの仕組みと特徴の違い
  • ダウンタイム・腫れの期間と副作用のリスク
  • 向いている人・向いていない人の目安
  • 費用の目安と、安すぎるクリニックを選ぶリスク
  • よくある誤解と、後悔しない選び方のポイント

二重手術とは|埋没法・切開法の仕組みと特徴

二重手術とは、まぶたの構造に変化を加えて、二重のラインをつくる美容外科的手術です。大きく分けて「埋没法」と「切開法」の2種類があり、まぶたの状態や希望するデザイン、ダウンタイムの許容度などによって適した方法が異なります。

埋没法とは

埋没法は、まぶたの皮膚を切らずに、細い医療用糸でまぶたの内側の組織(挙筋や瞼板)と皮膚を連結することで二重ラインをつくる方法です。メスを使わないため傷跡がほとんど残らず、施術時間も比較的短いのが特徴です。

糸の留め方には「2点留め」「3点留め」などのバリエーションがあり、留める点数が増えるほど二重ラインが安定しやすくなります。一方で、将来的に糸がゆるんで二重が薄くなったり取れたりすることがあり、永久的な方法ではありません。

切開法とは

切開法は、希望する二重のライン上でまぶたの皮膚を切開し、余分な脂肪や組織を取り除いたうえで、皮膚と内側の組織を縫い合わせて二重ラインをつくる方法です。術後はしっかりとした二重ラインが形成され、基本的に元に戻らない「永続的な二重」が期待できます。

皮膚を切開するため、術後の腫れやダウンタイムが埋没法より長くなる傾向があります。ただし、まぶたの脂肪が多い方やたるみが気になる方にとっては、切開法のほうが自然で安定した仕上がりになることが多いとされています。

埋没法・切開法の比較一覧

埋没法 切開法
切開の有無 なし(糸で留める) あり(ライン上を切開)
効果の持続 数年〜10年程度(個人差あり) 基本的に半永久的
ダウンタイム 3〜7日程度の腫れ 1〜2週間以上の腫れ
傷跡 針穴程度でほぼ目立たない 二重ライン上の傷(時間で目立ちにくくなる)
修正・やり直し 糸を抜去すれば戻せる 基本的にやり直しは困難
費用の目安 両眼 約5万〜20万円 両眼 約20万〜50万円
向いている方 まぶたが薄い・気軽に試したい方 まぶたが厚い・たるみがある・しっかり固定したい方

期待できる変化と効果

二重手術によって期待される主な変化は、目の印象が明るく大きく見えるようになること、アイメイクの幅が広がること、メイクにかかる時間や手間が軽減されること、などが挙げられます。

埋没法では、ダウンタイムが落ち着いてから2〜4週間ほどで自然な仕上がりに近づいていく方が多くみられます。切開法は完成形が落ち着くまで3〜6か月ほどかかることもありますが、その分、長期にわたって安定したラインが維持されやすいという特徴があります。

当院(BIOTOPE CLINIC 白金)の外来では、「アイテープを長年使い続けていたが、まぶたへの負担が気になるようになった」「海外旅行や特別な場面でも自然に二重でいたい」というご相談が増えています。二重手術はそのような方の日常の質を向上させるひとつの選択肢として、形成外科の視点から丁寧にご提案しています。

ダウンタイムと副作用

埋没法のダウンタイム

埋没法の主な術後症状は腫れ・内出血・つっぱり感などで、多くの場合は3〜7日程度で日常生活に支障のないレベルまで落ち着きます。激しい運動や飲酒は術後数日間は控えることが推奨されています。

稀なリスクとして、糸が露出する(コンジャンクティバルシスト)・感染・左右差などが報告されています。担当医との丁寧なカウンセリングと術後ケアによってリスクを最小限に抑えることが大切です。

切開法のダウンタイム

切開法では術後の腫れがより顕著で、1〜2週間程度は目元が大きく腫れる方が多くみられます。抜糸は通常術後5〜7日程度で行い、その後も硬さや違和感が数か月続くことがあります。

傷跡は二重ラインに沿って目立ちにくくなっていきますが、ケロイド体質の方は傷が残りやすい場合があるため、事前の診察で確認しておくことが重要です。完成形のイメージをしっかり共有したうえで臨むことが、後悔のない結果につながります。

苅部医師のコメント

「当院では、まぶたの脂肪が多いにもかかわらず埋没法を希望される方のご来院も多くみられます。こうした場合、埋没法では二重ラインが安定しにくく、数年以内に取れてしまうリスクが高まります。一方で切開法への不安も強い方が多く、まずはまぶたの状態を診察のうえで、適した方法を丁寧にご説明することを大切にしています。『自分にはどちらが向いているかわからない』という段階でのご相談でも、歓迎しています。」

向いている人・向いていない人

埋没法が向いている方

  • まぶたの皮膚が薄く、脂肪が少ない方
  • ダウンタイムをなるべく短くしたい方
  • まず気軽に試してみたい方、将来修正の可能性を残しておきたい方
  • 20代前後で皮膚のたるみがほとんどない方

切開法が向いている方

  • まぶたの皮膚が厚く、脂肪が多い方
  • 過去に埋没法が取れてしまった経験がある方
  • 40代以降でたるみが気になる方
  • しっかりとした二重ラインを長期的に維持したい方

注意が必要な方

重度の眼瞼下垂(まぶたが下がって視界が狭くなる状態)がある場合は、単純な二重手術だけでなく眼瞼下垂手術との組み合わせが必要になることがあります。この場合は保険診療の対象となる可能性もあるため、専門医による診察が欠かせません。当院でも眼瞼下垂手術のご相談をお受けしており、まぶたの状態を総合的に評価したうえでご提案しています。

よくある誤解と見落としがちなポイント

誤解①「埋没法は絶対に取れない」

埋没法に使用する医療用糸は非常に細く繊細なため、まぶたへの負担(目をこする・アレルギーによるむくみ・加齢による変化など)が積み重なると、留まりが弱くなることがあります。国内外の複数の報告によれば、埋没法の長期的な維持率は施術後5〜10年で個人差が大きく、まぶたの皮膚の厚さや脂肪量が大きく影響するとされています。

「取れることがある」という認識を事前に持ったうえで方法を選ぶことが、後悔のない選択につながります。

誤解②「切開法はリスクが高いから避けるべき」

切開法はダウンタイムが長いため「怖い」というイメージを持たれる方もいますが、適切な術者が適切な適応の方に行う場合、長期的な安定性と自然な仕上がりという大きなメリットがあります。むしろまぶたが厚い方が埋没法にこだわった結果、何度も再施術を繰り返すほうが、まぶたへの総合的な負担が大きくなるケースもあります。

どちらの方法にもメリット・リスクがあり、自分の状態に合った方法を専門医と相談のうえで選ぶことが重要です。

費用の目安

二重手術は自由診療(保険適用外)となるため、費用はクリニックや術式によって異なります。あくまで目安として、以下を参考にしてください。

  • 埋没法(両眼):約5万〜20万円程度(点数・術式による)
  • 切開法(両眼):約20万〜50万円程度(脂肪除去の有無・複雑度による)

費用が極端に安いクリニックの場合、糸の品質・医師の経験・術後のサポート体制などが十分でないケースもあるため、価格だけでなく医師の専門性や実績、カウンセリングの丁寧さなども含めて総合的に判断されることをおすすめします。

なお、眼瞼下垂を伴う場合は保険診療として手術が受けられる場合があり、費用の負担が大きく変わることもあります。診察時に医師にご確認ください。

よくある質問

Q. 埋没法と切開法、どちらが自然な仕上がりになりますか?
どちらの方法でも、まぶたの状態に適した施術を行えば自然な仕上がりが期待できます。ただし、まぶたの皮膚が厚い方や脂肪が多い方では、切開法のほうがラインが安定し、より自然に見えることが多いとされています。カウンセリングでまぶたの状態を確認のうえで判断することが大切です。
Q. 埋没法は何年くらい持ちますか?
個人差が非常に大きく、5年以上安定している方もいれば、数年で緩みが生じる方もいます。まぶたの脂肪量・日常的な目元への摩擦・加齢変化などが影響するとされています。「半永久的に持つ」という保証はなく、将来的に再施術が必要になる可能性もあることを念頭においておくとよいでしょう。
Q. 埋没法を一度受けた後に切開法にすることはできますか?
可能な場合がほとんどです。埋没法の糸を除去(抜糸)したうえで切開法を行うことができます。ただし、過去の施術によってまぶたの組織に変化が生じている場合もあるため、事前の診察で状態を確認することが必要です。担当医に現状をしっかりと伝えたうえでご相談ください。

まとめ

埋没法と切開法はどちらも二重をつくる手術ですが、仕組み・持続性・ダウンタイム・費用・向いている方の特徴が大きく異なります。「気軽に試したい」「まぶたが薄い」方には埋没法が、「長期的な安定を求める」「まぶたが厚い・たるみがある」方には切開法がより向いていることが多いです。

いずれの方法も、まぶたの状態や希望するデザインを専門医が丁寧に評価したうえで選択することが、満足のいく結果への近道です。実際の診療では「自分にどちらが向いているかわからない」という段階でご来院される方も多く、カウンセリングを通じて一緒に方向性を決めていくことができます。

二重手術(埋没法・切開法)について気になる方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。BIOTOPE CLINIC 白金(東京都港区白金)では、日本形成外科学会形成外科専門医の苅部医師が、まぶたの状態を丁寧に診察のうえで最適な方法をご提案しています。どうぞお気軽にご相談ください。

References

  1. Ryssel H, et al. Suture technique in blepharoplasty and double eyelid surgery: outcomes and complications. Aesthetic Surgery Journal. PubMed検索
  2. Chen WP. Asian blepharoplasty and the eyelid crease. Butterworth-Heinemann / related PubMed literature. PubMed検索
  3. Liao WC, et al. Complications and long-term outcomes of double eyelid surgery: a systematic review. Aesthetic Plastic Surgery. PubMed検索
  4. Kim YW, et al. Incisional versus non-incisional double eyelid surgery: a comparative analysis. Journal of Plastic, Reconstructive & Aesthetic Surgery. PubMed検索
  5. Flowers RS. Ptosis surgery and double fold formation in Asian patients. Plastic and Reconstructive Surgery. PubMed検索

監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
各病院での臨床経験を経て形成外科専門医取得
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院(千代田区市ヶ谷)
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院(港区白金)

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)日本皮膚科学会

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