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フェイスラインのたるみ改善方法と治療の種類・費用を解説
2026.05.25
「以前より輪郭がぼやけてきた」「マスクを外したときに自分の顔が老けて見えて驚いた」――そんなフェイスラインのたるみに気づき、何か改善できないかと調べている方は少なくありません。
フェイスラインのたるみは、加齢だけでなく生活習慣や骨格の変化など、複合的な要因が絡み合って生じます。そのため「どんなアプローチが自分に合っているのか」が分かりにくく、情報が多すぎて迷ってしまう方も多いようです。
この記事では、フェイスラインがたるむ仕組みから、セルフケアの限界と医療的アプローチの違い、各治療の特徴・ダウンタイム・費用の目安まで、まとめて解説します。自分に合ったケアや治療を選ぶための参考にしてください。
フェイスラインのたるみとは|なぜ輪郭はぼやけるのか
フェイスラインのたるみとは、頬や顎周りの皮膚・脂肪・筋肉が下方向に垂れ下がり、顔の輪郭が不明瞭になっていく現象です。「ジョールファット(頬のふくらみ)」が目立ち始めたり、フェイスラインが二重になって見えたりする状態が典型的なサインです。
たるみは単一の原因ではなく、皮膚・脂肪・筋肉・骨、それぞれの層で起きる変化が重なって生じます。以下の主な要因を理解しておくと、どのアプローチが自分に合っているかを判断する助けになります。
コラーゲン・エラスチンの減少
皮膚の弾力は、真皮層に存在するコラーゲンとエラスチンという繊維状のたんぱく質によって保たれています。これらは加齢とともに量・質ともに低下し、皮膚がたるみやすくなります。
研究では、真皮コラーゲン量は20代をピークとして、その後1年あたり約1%ずつ減少するとされています。40〜50代になると20代比で20〜30%程度の低下が見込まれ、これが肌のハリ・弾力感の喪失に直結するとされています。
表情筋(SMAS筋膜)の衰え
顔の皮下には「SMAS(スマス)筋膜」と呼ばれる筋膜があり、皮膚を内側から支える役割を担っています。加齢や筋肉の使い方のクセによりこの層が緩むと、皮膚が下方向に引っ張られやすくなります。
表情筋は意識的に動かさないと衰えやすく、マスク生活が続いた期間に「顔がたるんだ」と感じた方が増えたのも、表情筋の不活動が一因と考えられています。
脂肪の重力移動・骨吸収
顔には複数の脂肪コンパートメント(脂肪の区画)があり、若い頃は高い位置に保たれています。加齢とともにこれらの脂肪が重力方向へ移動し、頬下や顎周りでふくらみとなって現れます。
また、顎や頬骨などの顔面骨も加齢により少しずつ吸収・縮小すると言われており、骨格の変化が皮膚を余らせる原因の一つとなります。
紫外線・乾燥・生活習慣の影響
紫外線(特にUV-A)は真皮深部まで到達し、コラーゲン繊維を分解する酵素(MMP)を活性化させます。日常的な紫外線対策の差が、年齢を重ねるほど肌のたるみ具合に影響するとされています。
睡眠不足・喫煙・高糖質な食事(糖化)・急激な体重変動なども、たるみを加速させる要因として知られています。
セルフケアでできるフェイスライン改善のアプローチ
医療機関での治療を検討する前に、日常のセルフケアで改善できることも少なくありません。ただし、すでに顕著なたるみが出ている場合、セルフケアのみでは限界があることも理解しておく必要があります。
スキンケアでのハリ維持
レチノール(ビタミンA誘導体)を含む外用剤は、コラーゲン産生を促す効果が複数の研究で示されており、継続使用による皮膚の質感改善が期待できます。また、ビタミンC誘導体やナイアシンアミド配合の製品は、肌のハリや明るさをサポートする成分として注目されています。
スキンケアの効果は緩やかで個人差も大きいですが、日焼け止めの毎日使用と合わせて継続することで、たるみの進行を遅らせることにつながります。
当院では肌診断きのVISIAを用いて、肌のダメージがどのくらいあるのかを調べることができます。
生活習慣の見直し
十分な睡眠(7〜8時間が目安)、禁煙、血糖値の急上昇を避ける食事、適度な有酸素運動などは、肌のターンオーバーを整え、コラーゲンの維持を助けます。内側からのアプローチも、フェイスラインの維持には欠かせない要素です。
医療的アプローチ|フェイスラインたるみ改善の治療の種類と特徴
セルフケアで改善しきれないたるみには、美容医療によるアプローチが選択肢となります。治療の方法は大きく「機器治療(非侵襲・低侵襲)」「注射治療」「外科的治療」に分けられます。
HIFU(ハイフ)|超音波でSMAS層を引き締める
HIFU(ハイフ)は、高密度焦点式超音波を皮膚の深部(SMAS筋膜層)に照射し、熱エネルギーによって筋膜を引き締めると同時にコラーゲン産生を促す治療です。メスを使わずにリフトアップ効果が期待できる点が特徴です。
照射後から徐々にコラーゲンが再生され、1〜3か月かけて引き締まりを実感できることが多いとされています。効果の持続は個人差がありますが、半年〜1年程度を目安にメンテナンスを行う方が多いです。ダウンタイムは軽度で、施術直後の熱感・赤みが数時間〜翌日程度続く場合があります。
BIOTOPE CLINIC 白金でもHIFU(ハイフ)による引き締め治療をご提供しています。フェイスラインのたるみが気になる方は、カウンセリングで詳しくご相談いただける選択肢の一つです。
Morpheus8(モフィウス8)|高周波×ニードルで深部から引き締め
Morpheus8(モフィウス8)は、極細の針(マイクロニードル)を皮膚に刺し、針の先端から高周波(RF)エネルギーを真皮深部や脂肪層に届ける治療です。コラーゲン・エラスチンの再生を促しながら、脂肪層の引き締めにも働きかけることが期待できます。
フェイスラインのたるみ・毛穴・肌質改善を同時にアプローチできる点が特徴で、1〜3回の施術が推奨されることが多いです。施術後数日間は赤みや腫れが出ることがあります。
ボトックス注射|咬筋・エラへのアプローチ
顎周りや咬筋(エラ)へのボトックス注射は、筋肉の過剰な発達を抑えることでフェイスラインをスッキリさせる効果が期待できます。また、「ネフェルティティリフト」と呼ばれる首・顎下への注射でフェイスラインを引き上げる手法も活用されています。
効果の持続は3〜6か月程度が一般的で、定期的なメンテナンスが必要です。ダウンタイムはほぼなく、注射部位の軽微な腫れや内出血が数日続く場合がある程度です。
ヒアルロン酸注射|輪郭の崩れを整える
頬や顎のヒアルロン酸注射は、脂肪や骨格の変化によって生じたボリュームロスを補い、フェイスラインを整える目的で用いられます。顎先に注入することで輪郭を引き締めて見せる効果も期待できます。
即時に形の変化を実感しやすい点が特徴で、効果の持続は製剤の種類・注入部位によって異なりますが、6か月〜1年半程度が目安とされています。注射による内出血・腫れは1〜2週間程度で落ち着くことが多いです。
外科的治療(フェイスリフト・裏ハムラ法など)
中等度以上のたるみには、外科的なフェイスリフトが根本的なアプローチとなる場合があります。SMAS筋膜を直接操作するフェイスリフトは、機器治療では得られにくい大きな変化が期待できる一方、ダウンタイムや手術リスクの管理が重要です。
目の下のクマやたるみが重なっている場合は、裏ハムラ法(経結膜下眼瞼形成術)との組み合わせで全体的な若返りを図る方法もあります。外科的治療は担当医との十分なカウンセリングのうえで検討することが大切です。
ダウンタイムと副作用の目安
治療を選ぶ際、ダウンタイムの長さは生活への影響を考えるうえで重要な要素です。以下に主な治療のダウンタイム目安をまとめます。
- HIFU(ハイフ):赤み・熱感が数時間〜翌日程度。数日間、稀に軽度の腫れや神経痛様の違和感が続くことがある
- Morpheus8(モフィウス8):赤み・腫れ・かさぶたが3〜5日程度。メイクは医師の指示に従い数日後から
- ボトックス注射:注射跡の腫れ・内出血が数日。効果発現まで3〜7日程度
- ヒアルロン酸注射:内出血・腫れが1〜2週間程度。形の安定まで1〜2週間を要することがある
- 外科的フェイスリフト:腫れ・内出血が2〜4週間程度。完成形の確認には3か月程度を要することが多い
いずれの治療も、個人差・施術者の技術・使用する機器・製剤によって経過が異なります。副作用として、感染・アレルギー反応・神経損傷・注入物の移動などが生じる可能性がゼロではないため、専門医のいる医療機関での施術が重要です。
フェイスラインがぼやけて見える原因を、「皮膚がたるんだから引き上げる」と単純に考えてしまうケースは少なくありません。
実際の診察では、皮膚のゆるみだけでなく、複数の要素が重なっていることがほとんどです。
・骨格の支えが減っている
・脂肪が下方向へ移動している
・顎の位置や輪郭バランスの影響がある
・筋肉(咬筋)が発達している
・皮膚そのもののハリが低下している
例えば、「フェイスラインが気になる」と来院された方でも、実際には顎先の支え不足によって輪郭が曖昧になって見えているケースがあります。
その場合、引き締め治療だけを繰り返しても、十分な変化を感じにくいことがあります。
逆に、脂肪の下垂が中心なら引き締め治療、筋肉の張りが強いならボトックス、骨格の支え不足があるならヒアルロン酸など、原因によって適した治療は変わります。
重要なのは、「どの施術をするか」ではなく、「何が原因か」を見極めることです。
フェイスラインのたるみ治療は、使用する機器や製剤、施術範囲によって費用が異なります。
HIFU(ハイフ)
数万円〜20万円前後
Morpheus8(モフィウス8)
10万円〜20万円前後/回
ボトックス注射
数万円〜10万円前後
ヒアルロン酸注射
1本あたり数万円〜10万円前後
外科的フェイスリフト
数十万円〜100万円以上になることもあります
費用だけではなく、「何に対してアプローチする治療なのか」を理解することも重要です。
たるみ治療では、「強い治療をするほど良い結果になる」とは限りません。
引き締めを過剰に行うと頬がこけて見えたり、必要以上の注入を行うことで、不自然な印象になってしまう場合もあります。
フェイスラインは、単純に引き上げれば良いものではなく、顔全体のバランスの中で考えることが大切です。
BIOTOPE CLINIC 白金では、一つの施術だけで完結させるのではなく、肌状態や輪郭のバランスを確認しながら、その方に必要な治療を組み合わせて考えることを大切にしています。
「とりあえずハイフ」「とりあえず注入」ではなく、なぜ今その施術が必要なのかまで含めてご提案しています。
フェイスラインのたるみは、単純な皮膚の老化だけで起こるものではありません。
皮膚のハリ低下、脂肪の下垂、筋肉の変化、骨格の変化、生活習慣など、さまざまな要因が複雑に重なって生じます。
セルフケアとしては、紫外線対策や保湿、レチノールなどのスキンケア、睡眠や生活習慣の改善が大切です。
ただし、すでに輪郭のぼやけや顎下のもたつきが目立つ場合は、セルフケアだけでは十分な改善が難しいこともあります。
大切なのは「人気の治療を選ぶこと」ではなく、「自分のたるみの原因を知ること」です。
フェイスラインの変化が気になり始めた方は、まずは今の状態を正しく把握するところから始めてみてください。
軽度なたるみや予防目的であれば、紫外線対策、保湿、レチノールなどのスキンケアで進行を遅らせることは期待できます。
ただし、脂肪の下垂や皮膚の余りが目立つ場合は、大きな変化を出すことは難しい場合があります。
HIFUは引き締めが得意な治療で、糸リフトは物理的な引き上げが得意です。
どちらが良いかではなく、「何が原因でフェイスラインが崩れているか」で適した治療が変わります。
30代後半〜40代頃から、フェイスラインの変化を感じ始める方が増える傾向があります。
ただし、年齢だけではなく、骨格や脂肪のつき方によって個人差があります。
監修医師
苅部 淳
Karibe Jun
理事長
略 歴
資 格
受 賞
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)/日本皮膚科学会
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