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Column美容コラム

  • プルリアル
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  • 裏ハムラ

”くま”に最適な注入製剤はこれだ!!

2025.11.23

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みなさまが最も気にする目の周りのクマ、凹み、しわは美容医療以外に治す術はありません。

目の下のクマは裏ハムラ法という手術が最も効果的ですが、手術は怖い方はたくさんいらっしゃると思います。

そこで、本日は手術以外で何とかする方法を皆様に伝授します。

1. ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する保水性の高い成分で、関節や皮膚の真皮層などに広く分布しています。1gで約6Lの水分を保持できるとされるその保湿力は、皮膚の弾力性や滑らかさを保つ上で重要な役割を担っています。

美容医療においては、ヒアルロン酸を注入することで凹みを埋めたり、ボリュームを補ったりする目的で使用されます。

製剤にはさまざまな種類があり、粒子の大きさや架橋(化学的な結合)の強さによって、硬さ・持続性・適応部位が異なります。


2. 主なヒアルロン酸製剤(アラガン製剤)

アラガン社は世界的に有名なヒアルロン酸製剤のメーカーで、特に「ジュビダーム®」シリーズが広く使われています。以下は目元の治療に使用される主な製剤です:

■ ジュビダーム ボルベラ XC(Volbella XC)

  • 特徴:非常に滑らかでソフトな質感。皮膚の浅層に適しており、自然な仕上がりが得られる。

  • 適応:目の下、涙袋、唇などの繊細な部位。

  • 持続期間:約12ヶ月

■ ジュビダーム ボリフト XC(Volift XC)

  • 特徴:ややしっかりとした質感で、深めのしわや溝にも対応。

  • 適応:法令線、中等度のくぼみ。

  • 持続期間:12〜15ヶ月

■ ジュビダーム ボリューマ XC(Voluma XC)

  • 特徴:最も粘性・弾性が高く、骨格を補強するような深部注入に最適。

  • 適応:頬やこめかみ、あご、顔の輪郭形成。

  • 持続期間:最大2年

各製剤には「Vycross(バイクロス)技術」という独自の架橋構造が使われており、持続性が高く、水分保持能力にも優れています。これにより少ない量でしっかりとした効果が得られ、腫れやしこりのリスクも低減されています。


3. クマに対するヒアルロン酸の効果

目の下のクマの中でも、ヒアルロン酸注入が効果的なのは「青クマ」と「凹みによる黒クマの一部」です。具体的には、皮膚が薄くなって血管が透けて見える青クマや、加齢や体質によって皮膚の下がくぼみ、陰影として黒く見えているクマに対して効果を発揮します。

ヒアルロン酸を注入することで、皮膚の厚みが増し、血管が透けにくくなるほか、凹みが埋まることで影が減り、明るく滑らかな印象になります。 さらに、光が反射しやすくなることで、全体として若々しい目元に見えるようになります。

4. 注意点とリスク

ヒアルロン酸注入は手軽な一方で、以下のような副作用や注意点も存在します:

■ チンダル現象

目の下の皮膚は非常に薄いため、注入されたヒアルロン酸が青白く透けて見える「チンダル現象」が起こることがあります。これは主に、適切でない深さ(皮膚の浅い層)に注入された場合に発生します。

■ 凹凸・しこり感

注入のムラや製剤の硬さによって、目元に不自然な凹凸が生じることがあります。特に粒子の大きい製剤や架橋が強いタイプでは、柔らかい目元には不向きな場合があります。

■ 血流障害(非常にまれだが重大)

ヒアルロン酸が血管内に誤って注入されると、血流を遮断し、皮膚壊死や視力障害など重大な合併症を引き起こす可能性があります。このリスクを避けるには、解剖学的な知識に精通し、適切な注入層や方向を理解している医師の施術が必須です。


5. 効果の持続

ヒアルロン酸の効果は製剤や個人差によって異なりますが、一般的には6か月〜1年程度が持続期間とされています。 持続期間が短いほど再注入の頻度が上がりますが、短期持続型の製剤は柔らかく自然な仕上がりを得やすいという利点があります。

また、代謝の早い方や運動習慣がある方では持続期間が短くなる傾向があるため、経過観察しながら必要に応じて再注入を検討します。


6. ヒアルロン酸以外の注入治療との比較

近年ではヒアルロン酸以外にも多くの注入製剤が登場しており、もはや付いていくのは難しいと思います。さまざまな製剤は、目的に応じて使い分ける必要があります。

これらの製剤は、単独で使うだけでなく、ヒアルロン酸と併用することで相乗効果を発揮する場合もあります。たとえば、ヒアルロン酸でくぼみを埋めた後にスネコスで肌の質感を整えると、より滑らかで若々しい目元が演出できます。


特に注目されているのが以下の3つです。

■ プルリアル(Pluryal)

プルリアルはスイス製の架橋型ヒアルロン酸で、柔らかさと適度な持続性のバランスに優れた製剤です。特に涙袋や浅い凹みに適しており、なじみがよく、自然な仕上がりが得られます。

私もこの製剤を多用しており、患者様もその結果に驚いています。
  • 主成分:架橋ヒアルロン酸、欧州CE認証

  • 特徴:柔軟性が高く、チンダル現象を起こしにくい、安全性が非常高い

  • 持続期間:約6~9か月

  • 適応:軽度の凹み、青クマ、軽度のたるみ

■ リジュラン(Rejuran)

リジュランは「ポリヌクレオチド(PN)」と呼ばれる成分を含む注入製剤で、真皮の再生を促進する「スキンブースター」として人気があります。肌質の改善、ハリ・弾力の回復、色素沈着の軽減などの目的に使われます。

  • 主成分:ポリヌクレオチド(PN、サーモンDNA由来)

  • 特徴:肌の再生力を高め、茶クマやくすみに有効

  • 効果:3〜4回の施術で徐々に改善(即効性は乏しい)

  • 適応:茶クマ、肌質改善、赤み・色素沈着

■ スネコス(Sunekos)

スネコスは非架橋型ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を組み合わせた注入製剤で、コラーゲンとエラスチンの産生を促す働きがあります。特に「自然な肌質改善」「表皮の浅い層へのアプローチ」が求められる場合に使用されます。

  • 主成分:非架橋ヒアルロン酸+6種のアミノ酸

  • 特徴:ナチュラルな若返り、腫れにくくリスクが低い

  • 効果:2週間おきに4回程度の施術が推奨

  • 適応:青クマ、くすみ、ハリ不足


7. 裏ハムラ法と注入製剤の選択

クマ治療においては、私は以下のような症状ごとに治療法の選択を行なっています。

  • 脂肪の突出が主因 → 裏ハムラ法が適応

  • 皮膚の薄さ・凹みが主因 → ヒアルロン酸やプルリアル

  • 色素沈着が主因 → リジュランや美白外用剤

  • 肌の老化・質感の悪化 → スネコスやリジュラン

場合によっては、裏ハムラ法で土台を整えた後に、リジュランやスネコスで肌の再生を図る「コンビネーション治療」も非常に有効です。 これは「構造の修正+質の改善」という二段構えのアプローチで、より高い満足度が得られます。


8. まとめ

目元のクマは、その原因によって最適な治療法が異なります。 裏ハムラ法は、外科的に脂肪の位置を修正する根本的な治療法であり、皮膚に傷を残したくない方には特に適しています。 一方で、注入製剤は症状に応じて使い分けることで、より自然な若返りや肌質改善が可能です。

医師による正確な診断と、製剤や手術の適応判断が何よりも重要です。 年齢や症状、目元の骨格、ライフスタイルまでを総合的に見た上で、最適な選択をすることが、美しさと安全性を両立するための鍵となります。 目の下のクマ治療として人気が高いのが、ヒアルロン酸注入による方法です。特に手術を伴わないため、「気軽に受けられる」「ダウンタイムが少ない」などの理由から、初めての美容医療としても選ばれることが多くあります。しかし、適切な判断と技術が伴わなければ逆に不自然な仕上がりになってしまうリスクもあるため、治療の効果と注意点を正しく理解することが大切です。 悩まれている方は、ぜひ一度何が最適かカウンセリングにいらして下さい。

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。

参考情報・出典

監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
各病院での臨床経験を経て形成外科専門医取得
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院(千代田区市ヶ谷)
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院(港区白金)

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)日本皮膚科学会

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