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Column美容コラム

  • 栄養療法

”あなたの使っているビタミンCは即、酸化する”

2025.11.23

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わたしが長年かけてついに完成したビタミンCナノパウダー。

みなさんが今まで使っていたビタミンC外用液などは酸化してしまって、実際はほとんど抗酸化能力をもちません。

本日はこの化粧品がいかに素晴らしいのかを医学的見地から詳細に解説していきます。

1.なぜビタミンCは「酸化との戦い」なのか

1-1 アスコルビン酸の宿命:水・空気・光でどんどん壊れる

ビタミンC(L-アスコルビン酸)は、電子を与えて酸化ストレスから細胞を守る「還元剤」です。
しかし、その“優しさ”ゆえに、自身もすぐに酸化・分解してしまうという弱点を持ちます。

  • 水に溶けた瞬間から酸化がスタート

  • 空気中の酸素、金属イオン、光、熱によって分解が加速

  • 溶液やクリーム中では、数日〜数週間で有効量が大きく低下することが多数報告されています

その結果、一般的なビタミンC美容液は

  • 開封後に徐々に黄色〜茶色へ変色

  • 金属っぽい匂い・酸っぱい匂いが出てくる

  • 中身のアスコルビン酸はデヒドロアスコルビン酸→さらなる分解物となり、数週間で抗酸化力を失う

という運命をたどります。

1-2 「高濃度=高機能」ではなく「高濃度=高リスク」

皮膚科学の研究では、10〜20%程度の濃度で局所的な有効性が高まることが示されていますが 、同時に濃度が高くなるほど

  • 不安定さが増す

  • 製剤中での酸化速度が上がる

  • 刺激感や赤みなどの副反応が出やすい

というジレンマもあります。

つまり、

「高濃度で作ること」そのものより、“その濃度をフレッシュに保てるかどうか”が本質です。


2.匂いで分かる「劣化したビタミンC」

ユーザーがよく体験する、

  • ちょっと酸っぱい匂い

  • 金属的な、サビっぽい匂い

  • 油くささ、独特の薬品臭

これらは、アスコルビン酸が酸化してできる分解物や、脂質との反応産物由来の匂いです。

  • 変色+匂い = すでに酸化がかなり進んでいるサイン

フレッシュなビタミンC自体は、ほぼ匂いを持ちません。

「ビタミンC化粧品は独特の匂いがして当たり前」と思われがちですが、実はそれは“劣化の匂い”である可能性が高いのです。

わたしのビタミンCパウダーは匂いに敏感な方も心地よく使用できるように、アロマテラピー学会理事であるわたしがこだわった天然のベルガモット精油を加えて、爽やかな柑橘の香りと、アロマの効果で肌のくすみを軽減してくれるのです。


3.Dr J+ Medinano Vitamin C+ のコンセプトを、医学的に読み解く

わたしの作成した今回のDr J+ Medinano Vitamin C+
特徴を申し上げると

  • ビタミンC誘導体 12%をシリカパウダーに封入

  • パウダーを肌にのせ、指などの圧力でカプセルが弾けると中からビタミンC誘導体がにじみ出る

  • その瞬間に「美容液状」に変化して、高濃度かつフレッシュな状態で皮膚へ浸透

  • シリル化シリカ自体には皮脂吸収機能があり、テカリや毛穴の目立ちも抑える

皮膚科学・製剤学の視点で整理すると

⭕️乾燥パウダー状態で保存することで酸化を最小限にできる

水がない=酸化反応がほぼ進まない

空気や光からもシリカが「物理バリア」として守る

⭕️使用時に機械的刺激(指圧)で初めてビタミンCが露出

「フリーズドライ食品に水をかけるとふわっと戻る」のと同じ発想
肌の上で、開封直後レベルの新鮮さを再現しようとする試み

⭕️皮脂吸収パウダーとしての付加価値

  • シリカは古くから化粧品の皮脂吸収・ソフトフォーカス成分として利用されており、

  化粧崩れ防止、毛穴ぼかしに寄与

また、ビタミンC誘導体と組み合わせることで、

「即時的な見た目+長期的な皮脂バランス改善」の両方をねらえる

つまりこの製剤は、

「ビタミンCの最も弱いポイント=酸化」を、粉体・カプセル封入・使用直前活性化の3段構えで封じ込めようとするアプローチ

ができる画期的な治療法なのです。


4.「フレッシュなビタミンC」が皮膚で何をしているのか:論文ベースで整理

4-1 光老化・しわ・ハリへの効果

複数の臨床研究で、3〜23.8%のアスコルビン酸配合外用剤が、以下を改善することが示されています。

  • しわ・小じわの減少

  • 皮膚表面の粗さの改善

  • 皮膚弾力性の向上

  • 手背や顔の光老化サインの改善

例えば、3〜5%アスコルビン酸クリームを数か月間塗布した試験では、

  • 皮膚表面の凹凸(マイクロレリーフ)の改善

  • 深いしわの減少

  • 弾性線維の修復

などが組織学的にも確認されています 。

重要なのは、こうした効果は「十分な濃度が角層〜真皮まで届いていること」が前提という点です。

つまり、酸化でほとんど分解してしまったビタミンCでは、
そもそも同じ結果は期待できません。

何度も言いますが、濃度ではなく、いかに酸化してないか
が重要となります。

4-2 メラニン・シミ・くすみへの効果

最近のシステマティックレビューでは、外用ビタミンCは

  • メラニン生成に必須の酵素「チロシナーゼ」活性を抑制

  • メラニン合成経路の活性酸素を消去

  • メラノサイトから角化細胞へのメラニン移送を調整

などを通じて、肝斑や光老化による色素沈着の改善に有効と結論づけられています 。

実際、肝斑患者を対象としたRCTでも、ビタミンC単独あるいはレーザーとの併用で色調の改善が報告されており、

“ハイドロキノンが使えない症例の代替選択肢”としても注目されています 。

ここでもやはり鍵となるのは、

「チロシナーゼをしっかり阻害できるだけの濃度で、かつ酸化していないビタミンC」がメラノサイト周囲に存在すること

です。

4-3 コラーゲン合成・皮膚構造の再構築

ビタミンCは、真皮コラーゲン合成に欠かせない

  • プロリルヒドロキシラーゼ

  • リシルヒドロキシラーゼ

などの酵素の補因子として働き、コラーゲンの三重らせん構造の安定化に必須です。

臨床研究でも、3%程度のビタミンC外用で

  • 真皮内のコラーゲン量増加

  • 皮膚厚の増加

  • 弾力線維・基底膜構造の改善

が報告されています 。

さらに最近の研究では、ビタミンCが

  • 表皮細胞の増殖・分化関連遺伝子を活性化

  • 表皮バリア機能に関わる遺伝子群を再活性化し、皮膚の再生を促す

ことも示されており、「単なる抗酸化」以上に皮膚再生因子としての側面が注目されています 。

これらの作用は、当然ながら分子として“生きている”ビタミンCが細胞周囲に存在することが前提です。

4-4 UVダメージ防御・ビタミンEとの相乗効果

ビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性の抗酸化物質として、互いに連携して皮膚を守っています。

  • ビタミンEが脂質ラジカルをキャッチして自らラジカル化

  • これをビタミンCが還元し、ビタミンEを再利用可能な形に戻す

この「ビタミンEの再生」という働きにより、

  • 紫外線によるDNAダメージ・紅斑・免疫抑制の軽減

  • 脂質過酸化の抑制

  • フリーラジカル連鎖反応の終結

などが、動物モデルやヒト皮膚で示されています 。

ここでも重要なのは、

酸化していないビタミンCが、ビタミンEラジカルを“救出”すること

であり、すでに分解してしまったビタミンCには、この連鎖機能は期待できません。


5.「フレッシュさ」をどう確保するか:製剤技術とDr J+パウダーの意義

5-1 一般的な安定化戦略

論文や製剤ガイドラインでは、L-アスコルビン酸の安定化のために

  1. pHを3.5以下に保つ(酸性で分解速度を低下させる)

  2. 10〜20%の濃度で、臨床的有効性と刺激性のバランスをとる

  3. 不活性な溶媒やキレート剤を用いて金属触媒反応を抑制する

  4. 遮光・密閉容器(エアレスポンプ、褐色瓶など)で光と空気から守る

といった工夫が推奨されています。

ただし、これらはあくまで

「水に溶かしてしまったあと、どれだけ酸化スピードを遅らせるか」という発想

です。

5-2 パウダー×シリカ封入というアプローチ

わたしのDr J+ Medinano Vitamin C のような粉体封入型ナノパウダーは、発想が逆です。

  • 「そもそも水に溶かさない」

  • 「そもそも酸素に触れさせない」

  • 「使う瞬間にだけ活性化させる」

という考え方で、いわば「開封の瞬間」を毎回肌の上で再現するようなコンセプトです。

この方式の理論的メリットをまとめると

⭐︎酸化反応のステージを大幅に減らせる

水溶液に比べ、粉体状態ではアスコルビン酸の分解速度が桁違いに遅いことが知られています 。
シリカ粒子が「保護殻」として酸素・光・湿気をブロック。

⭐︎フレッシュな高濃度を、必要なときだけ供給

  • 指で押した瞬間にカプセルがはじけ、

    1. 皮膚表面に“作りたて”の高濃度ビタミンC誘導体が現れる。

  • 塗布後数分〜数十分の間に、浸透と反応が一気に起こる。

⭐︎匂い・変色リスクの低減

パウダー状態では酸化由来の匂い・色変化が起こりにくく、

使用感の面でも患者満足度を上げやすい。

特徴とまとめると、

シリカによる皮脂吸収でテカリを抑え、毛穴周りの余分な皮脂をコントロール。
「塗った瞬間から肌がふんわりマット+長期的なビタミンC効果」という二段構え。

もちろん、個々の製品については個別の臨床試験が必要ですが、

「ビタミンCはとにかく酸化しやすい」という医学的事実に対して、極めて理にかなったアプローチと言えます。


6.新鮮なビタミンCを使うことの“臨床的イメージ”

ここまでのエビデンスを、実際の診療・美容現場でのイメージに落とし込むと、フレッシュなビタミンCは次のようなシーンで特に価値を発揮します。

レーザー・ピーリング・マイクロニードル後のホームケア

  • 施術直後〜数日間は、炎症・酸化ストレス・コラーゲン再構築が同時進行する「ゴールデンタイム」。

  • このタイミングで酸化していない高濃度ビタミンCをのせることで、

    1. ダメージ抑制とリモデリング促進が合理的に期待できる。

肝斑・炎症後色素沈着(PIH)・くすみの長期管理

  • ハイドロキノン長期使用が難しい患者や、

    1. 妊娠・授乳中の色素沈着管理における選択肢として。

  • 酸化していないビタミンCで、メラニン生成と酸化を同時に抑える。

脂性肌・毛穴トラブル+エイジングケアを両立したい層

皮脂吸収パウダー+ビタミンCによる皮脂分泌抑制・毛穴引き締め作用
ファンデ代わりに薄くのせれば、テカリ・毛穴を抑えつつ長期的な抗酸化ケア。

“攻めのエイジングケア”をしたいが、レチノイドは刺激が強い人

  • ビタミンCは安全域が広く、長期使用での有害事象が少ないことがレビューで示されています 。

  • そのうえ、コラーゲン生成・抗酸化・美白を一手に担える。


7.まとめ:フレッシュなビタミンCは、もはや「贅沢」ではなく「必須条件」

ここまでを一言でまとめると、

ビタミンCは、“フレッシュであるかどうか”で別物になる。

  • 同じ「ビタミンC 12%」でも、

    • ボトルの中で半分以上酸化してしまった溶液

    • 使う瞬間に初めて露出するナノパウダー

では、肌の上で起きている分子レベルの現象がまったく違うと考えるべきです。

酸化していないビタミンCだけが、

コラーゲン合成の補因子として働き、

チロシナーゼを抑え
活性酸素を消去し
ビタミンEを再生し
表皮バリア再生を促し

酸化しきったビタミンCは

抗酸化物質としての役割を終え
場合によっては酸化ストレスや刺激の一因になり得る。

という、かなりシビアな現実があります。

その意味で、Dr J+ Medinano Vitamin C のような

  • シリカ封入ナノパウダーで“酸化前の状態を固定する”

  • 指圧でカプセルを破壊し、肌の上で“作りたて”を供給する

  • 皮脂吸収パウダーとしての機能を併せ持つ

という設計は、単なる「新しい形状のコスメ」ではなく、

ビタミンCという非常に壊れやすい薬理成分を、いかにフレッシュなまま皮膚に届けるかという医学的課題に対する、一つの合理的な回答

と位置づけることができます。

空気にも水にも触れないわけですから半永久的に酸化されないのです。

賞味期限もなく、飛行機内にも持ち込み自由、アラスカや北欧などからアジア、アフリカなど熱帯地域でも劣化しません。また、わずか3gですので、持ち運びにもしごく便利なのです。

ぜひわたしの渾身の傑作、ビタミンCパウダーをお試しください。
いまだけ、複数個購入で割引きキャンペーンを施行しております。
早い者勝ちです。

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