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アクアフィリング除去したほうがいい?保険適用になるのかなど解説

2025.01.21

「アクアフィリングを入れたものの、副作用やトラブルが心配…」「除去したいけれど、具体的な方法や費用が分からない…」と不安を感じている方はいませんか?アクアフィリングは手軽なバストケアとして注目された施術ですが、実はさまざまな問題点が指摘されています。合併症のリスクや安全性について、事前に十分な情報を知っておくことが重要です。

本記事では、アクアフィリングの特徴や取り扱いにおける問題点、除去手術について詳しく紹介します。安全で身体に負担の少ない方法を見つけるために、正しい知識を身につけましょう。続きを読んで、専門家の視点からのアドバイスをお役立てください。

アクアフィリング除去とは

アクアフィリングの除去は、注入されたアクアフィリングによる影響を可能な限り取り除き、体の健康を取り戻すプロセスです。

アクアフィリング除去の治療は、アクアフィリングが時間と共に体内で異物反応を引き起こす可能性があることから、安心して日常生活を送るためにおすすめされています。異物反応は、しこりや炎症、見た目の変形、触感の変化などの症例も報告されています。

アクアフィリングは、ポリアクリルアミドという吸収されにくい成分を含むため、自然に体内から消えることは期待できません。
そのため、アクアフィリングの除去は熟練した技術と専門的な知識が必要とされる治療です。
治療にあたっては患者様の体に負担をかけ過ぎないよう配慮しながら、安全面を重視して進められます。

アクアフィリングとは

アクアフィリングは、主成分の約98%が水分、残りの約2%がポリアクリルアミドという成分で構成された注入式の製剤です。
メスを使わずにバストにボリュームを持たせたり、形を整えたりする目的で使われてきました。

アクアフィリングは、「柔らかい触り心地」と「比較的持続的な効果」が特長です。
効果の持続性については、同じく注入式であるヒアルロン酸製剤よりも長持ちする可能性があると考えられてきたため、手術を避けたいと考える方に適していると見なされていました。

アクアフィリングは生理食塩水によって分解できると言われていましたが、一方で完全に溶解することは難しく、一部の成分が体内で固まりやすいことが指摘されています。
時間の経過とともに、体内で異物反応を引き起こしたり、炎症や腫れなどさまざまな合併症を招くリスクが分かってきました。

こうしたリスクが蓄積する中で、アクアフィリングを体内から完全に取り除くためには手術が必要です。
アクアフィリングを用いた施術について継続的な見直しが進む中で、日本美容外科学会(JSAS)理事会は、アクアフィリング(アクアリフト)を用いた豊胸術に対する推奨を行わない旨を公式に表明しました。これを受けて、安全性をより重視した方法を検討する動きが広がっています。

アクアフィリング除去

アクアフィリング除去は、バスト内に注入されたアクアフィリングに起因するしこりや炎症、形状の変化などのトラブルを取り除き、より健康的で安心できる状態に戻すための治療です。ポリアクリルアミド成分の性質上、体内で自然に吸収されることがほとんどないため、アクアフィリングを除去する手術には高度な技術が必要とされます。

アクアフィリングとヒアルロン酸の特徴の違い

アクアフィリングとヒアルロン酸はどちらも注射によるバストケアとして広く知られていますが、性質や安全性に違いがあります。

ヒアルロン酸は人体にもともと存在する物質で、一定期間が経つと体内で分解され、自然に吸収されます。

一方、アクアフィリングは、人工のポリアクリルアミド成分を含むため、体内での分解がほとんど期待できず、長期間体内に留まり続ける性質があります。
結果として時間の経過とともにしこりの形成や炎症といったトラブルのリスクが懸念されています。
加えて、アクアフィリングは性質上、一度注入すると取り除く作業が難しくなる点も考慮する必要があります。

アクアフィリングの問題点

アクアフィリングは豊胸術として注目された方法ですが、その成分特性に基づく課題が明らかになっています。

特に指摘されているのは、注入された物質が体内で完全に分解・吸収されず、長期間にわたり体内に残る可能性がある点です。
体内への残留物が原因でしこりや炎症が発生しやすく、胸の硬化や形状の変化といった症状が報告されています。

また、ポリアクリルアミドという成分は体外への排出が難しく、結果として慢性的な痛みや腫れ、炎症が持続するケースも確認されています。

安全性の問題と医療機関からの見解

アクアフィリングに関する課題は国内外で深刻な問題として注目されてきました。
海外では特に、韓国において早期から安全性が懸念され、一部の国では使用が制限されています。

他国の動きを受け、日本でも2017年に日本美容外科学会(JSAS)がアクアフィリング豊胸を推奨しない方針を表明しています。
日本美容外科学会(JSAS)の声明は、豊胸術をお考えの方にとって重要な判断材料となっています。

アクアフィリングによる問題について美容外科に相談が寄せられる状況で、除去手術を希望されるケースもあります。

現在では、より安全性が確認された豊胸術が選択肢として提供されています。医療技術は進歩していますので、豊胸術を検討する際には、各々の施術の特徴やリスクについて十分に理解した上で、安心できる方法の選択が求められるでしょう。

アクアフィリングの合併症の発症時の症状

アクアフィリングによる合併症には、しこりが形成されるケースや、バストの形状が変わる変形、また触れると感じる痛みや腫れ、皮膚が赤くなるなどさまざまな症状があります。

合併症の症状は施術後すぐに現れるケースもありますが、時間が経過してから発症する場合もあります。

特に慢性炎症が持続すると感染リスクが高まり、皮膚潰瘍が起きたり、異物肉芽腫と呼ばれる硬い組織が形成されたりするケースも報告されています。進行によって症状が悪化する恐れがあるため、早期の対応が重要です。

合併症が発症した際の対応の重要性

アクアフィリングによる合併症の症状が現れた場合、早めの対応が必要です。
なぜならば時間が経過してしまうと、アクアフィリングがより体内に定着し、外科的除去が難しくなるからです。

放置し続けると取り除く作業が複雑化し、しこりや肉芽腫が大きくなって除去が困難になるケースもあります。

また、症状の悪化は患者さまの日常生活や健康状態に大きく影響を及ぼします。

定期的にバストの状態を自己チェックすれば早期に異変を察知できる可能性があります。異常が少しでも見られる場合には迅速に形成外科または美容外科のクリニックを受診して対応を受けるようにしましょう。

アクアフィリング除去は保険適用になる?

アクアフィリングの除去において、保険適用の有無を疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかしながら、アクアフィリングの除去は自由診療として扱われるケースが一般的です。
※当院での治療は保険診療適応外の自由診療になります。

自由診療とは、保険適用外の医療行為を指し、費用は基本的に自己負担となります。
当院での費用としては両側298,000円でモニター価格をご用意しております。

アクアフィリング豊胸が美容施術として行われる医療行為であるため、除去についても同様に美容医療の範囲とみなされます。

そのため、トラブルが生じた場合でも、通常は保険適用にならないことが多いです。
当院でも料金は透明性をもってお伝えしておりますので、安心してご相談いただける環境を整えております。

アクアフィリング除去が保険適用外となる理由

アクアフィリング豊胸は美容を目的とする施術です。
そのため、日本の医療保険では対象とされず、トラブルがあった場合でも同じ枠組みでの対応が多いです。

当院では、麻酔代や採血代、薬代が別途かかることも含めてご案内し、患者様にご納得いただけるよう努めております。施術内容や料金について気になることは、カウンセリング時にしっかりと説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。

アクアフィリング除去の費用

アクアフィリング除去の施術費用は、クリニックごとに異なります。
料金目安は44万円から80万円程度で、クリニックで差が生じやすく、提示されている金額以外に麻酔費用や薬剤代、診断に必要な検査などの追加費用が発生する場合もあります。

施術を検討される際は、費用だけでなく、クリニックの技術力や患者様への対応、安全性を重視しましょう。

不明点やご心配な部分については、事前に医師への相談をおすすめします。
手術の前に発生する診察・麻酔・薬剤・検査の内容やすべての料金も事前に確認しておくと、予想外の出費を避けられます。
安全で満足度の高い施術を受けていただけるよう、信頼できる医療機関を選び、十分なサポートを受けてください。

当院では、アクアフィリング豊胸除去の標準料金として450,000円(両側)のプランをご用意しています。
またモニター価格の298,000円(両側)で施術を受けるプランもございます。麻酔や採血、処方薬の料金は含まれていませんので、ご注意ください。

カウンセリングの際には施術内容や費用、アフターケアについて詳しく説明させていただいておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

無症状の場合も除去が必要?

アクアフィリングによる豊胸術を受けた方の中には、現在特に気になる症状がない場合でも、将来の安全を見据えて除去を検討する方が増えてきました。理由の一つとして、アクアフィリングが体内で自然に分解されにくい特性が挙げられます。

時間が経つにつれ、しこりや炎症が生じる可能性や、バストの形状が変化するリスクが懸念されるため、早めに対処を考える方がいらっしゃるのです。
予期しないトラブルを回避するため、予防という観点からもこの選択肢を前向きに考えることが勧められます。

特に妊娠や出産、さらには授乳を予定している方にとっては、早めの判断が有益とされています。
安心してこれからのライフイベントを迎えるためにも、必要に応じたタイミングでの対応が役立つ場合があります。

自覚症状がない方も、施術後の状態を一度詳しくチェックする機会を持つことは大切です。
専門の医師へ相談すれば、現在の乳房の状態を確認できるだけでなく、今後考えられるリスクや最適な対応方法について具体的なアドバイスを受けられます。
将来の不安を軽減して自分に合った決断を下す支えとなるでしょう。

健康や美容についての悩みや不安がある方が穏やかに過ごせるよう、自身の体をより一層大切にする一環として、専門医とともに安心できる道を歩んでいただきたいと思います。

アクアフィリング除去ならBIOTOPE CLINICへご相談ください

アクアフィリング豊胸の問題が年々増加しており、しこりや変形、感染症状などのトラブルが見られるケースが見受けられます。当院では、豊富な経験を持つ専門医が、一人ひとりの状態に合わせて丁寧に対応いたします。安心してご相談いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

アクアフィリング除去を当院にお任せください

アクアフィリング除去は専門的な技術を必要とします。当院の院長は国内外での形成外科医局にて研鑽を積んできました。
他院での施術後にお悩みの方や、アクアフィリングのトラブルに対する対応も行っております。
エコーを用いてお胸の状態を正確に診断した上で、しこり化した部分の除去や、トラブルの予防を目的として施術を行います。形成外科を専門とする医師が対応いたしますので、安全性を重視した施術を心掛けています。

 

アクアフィリング除去後の豊胸修正

アクアフィリングを除去した後、バストの形状が変化する場合があります。

当院では、幹細胞培養上清液を活用した脂肪注入などを用い、より自然で美しい仕上がりを目指した豊胸方法をご提案しています。脂肪の生着率を高め、より持続性のある結果を期待できます。一人ひとりの体型やご希望に応じた最適な方法を丁寧に提案いたしますので、安心してご相談いただけます。

当院では、患者様一人ひとりの状況に合わせた対応を心がけていますので、お気軽にご相談下さい。

アクアフィリング除去詳細はこちら

アクアフィリング除去

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。

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