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埋没法のダインタイムや副作用を解説!手術後に腫れが起こる原因とは?

2022.11.07

埋没法の手術後に起こる、炎症などによるまぶたの腫れ。なぜ腫れてしまうのかその原因や、どれくらいの期間続くのかということ、また実際に起こった際の対処法について紹介していきます。
埋没法の施術に関して興味があるという人や、実際に施術を受けてそのあとの対処法を知りたいという人は、ぜひチェックしてみてください。

埋没法の手術後に腫れが起こる原因

埋没法の手術をした後に腫れてしまうのには、いくつか原因があります。以下にまとめているので、チェックしてみましょう。

炎症

埋没法は切開法のようにまぶたにメスを入れるわけではないので、皮膚への負担は少ないです。しかし、まぶた内部に特殊な糸を通して2〜3個所を固定するので、まぶたに全く負担がかからない、というわけでもありません。

まぶた内部に糸を通すことで皮膚内に負担がかかり、炎症を起こしてしまうこともあるのです。そしてその炎症によって皮膚が膨らみ、まぶたの腫れとなってしまいます。

切開法と比較すると埋没法で腫れるリスクは低いですが、それでもゼロではありません。まぶたのコンディションや体質、体調によって腫れることもあるので、あらかじめ頭に入れておくようにしましょう。

血液循環の悪化

まぶたは意外と繊細な部分です。デリケートなので少しこするだけで炎症が起こる部分でもあります。また、まぶたには多くのリンパ管が通っているので、手術の際も丁寧に行わなければなりません。

経験の浅い医師が施術を行うと、まれにリンパ管も一緒に糸で縛ってしまうことがあります。これによって血液循環やリンパの流れが滞ると、まぶたがむくみやすくなります。そしてこのむくみが、腫れとなってしまうのです。

術後は腫れがひどくても、時間の経過とともに糸が緩むと腫れは落ち着いてくる場合がほとんど。しかし、ダウンタイムを過ぎても腫れが続くようであれば血液循環の悪化が考えられるので、早めに医師に相談しましょう。

内出血

まぶたが腫れるだけではなく、内出血を起こすケースもあります。この場合は、埋没法の施術を行う際にまぶたの血管を傷つけたり切ってしまうことによって起こるものです。

施術の際が多くなるほど、当然のことながら内出血の度合いはひどくなります。内出血が起こるかどうかは医師の技術によるところが大きいので、口コミなどを見ながら、腕の良い医師に依頼するのが良いでしょう。

内出血による腫れは、手術時の傷が治癒すれば次第に治っていきます。そこまで過度に心配することではないので、ひとまずダウンタイムが終了するまでは様子を見ておくと良いでしょう。

埋没法のダウンタイム期間

埋没法は切開法と比べると皮膚への負担が少ないので、ダウンタイムも比較的短めではあります。しかし、皮膚に糸を通すことになるので腫れが起こることもありますし、ダウンタイムがないわけではありません。

埋没法のダウンタイムは、術後2日から1週間ほどと言われています。それまでの間はまぶたの腫れが起こったり、内出血を引き起こすこともありますが、ダウンタイムを過ぎれば症状は落ち着いてきます。

ただ、糸が安定するまでには1〜2ヶ月ほどの期間がかかります。腫れが引いたとしてもまぶたを強くこすったり、負担をかけてしまうと糸が緩んで元に戻ってしまうこともあるので、注意してください。

埋没法ダウンタイムの経過

埋没法の施術をした場合、ダウンタイムはどのような状態になるのでしょうか。期間ごとに分けて説明していきます。

手術をした当日

手術当日は、まぶたに糸を通すことになるので、最も負担が大きいです。ただ、術後からまぶたが腫れたり、内出血が起こることもあります。また、術後は埋没用の糸が安定しないこともあり、左右の差やぼこぼことした感じになりがちです。

手術当日は、できる限りまぶたに負担をかけないようにしなければなりません。目を強くこすったり、メイクをしたりするのは避けましょう。

2日目から1週間

埋没法では、手術当日こそ腫れや内出血がひどいものの、2日目からはだんだんと引いてきます。ダウンタイムは1週間程度続きますが、1週間後には腫れがわからないくらいまで引き、整形したことも気付きにくいレベルになります。

とはいえまだ完全に安定しているわけではないので、引き続きまぶたの扱いについては慎重にならなければなりません。

3週間から1か月

3週間から1ヶ月が経つ頃には、まぶたに入った糸も安定して、左右の差もほとんどわからなくなります。まぶたが厚く腫れぼったかった人でも二重のラインが安定して、きれいなラインへと変わっていくでしょう。

腫れやすい人の特徴

埋没法を行う人は、全員がまぶたの腫れを引き起こすわけではありません。中にはさほど晴れずにダウンタイムもほとんどないまま安定する人もいるのです。では、まぶたが腫れやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。

まぶたが厚い・脂肪が多い

まず第一に、まぶたが薄い人と比較すると、厚い人の方が腫れやすい傾向にあります。まぶたが厚いと、緩めに糸を結んだだけではきれいな二重ラインが出ないため、どうしても強い力で固定する必要があります。そうなると、必然的にまぶたにかかる負担も大きくなり、腫れやすくなるのです。

また、もともとまぶたが厚い人は、さほど大きく腫れていなかったとしてもまぶたが厚ぼったく見えてしまい、腫れが大きいと錯覚してしまいがち。まぶたが薄い人と比較すると、わずかな腫れでも大きく腫れているように見えてしまうのです。

まぶたが厚いと、糸でうまく固定できない場合もあります。そのため、施術前に医師から脂肪吸引などの提案を受けることもあるでしょう。また、埋没法よりもしっかりと二重ラインを作ることができる切開法を進められる場合もあります。

むくみやすい

体質的にむくみやすい人も、まぶたが腫れぼったく見えてしまいがち。もともと体に水分を溜め込みやすい体質なので、術後もまぶたがむくんでしまいやすいのです。さほど大きく腫れているわけではなくても、ひどく腫れているように見えてしまいます。

むくみに関しては、生活習慣の改善によって改められる場合もあります。筋肉量が少なかったり冷え性だったりすると、どうしてもむくみやすくなってしまうもの。体を温める工夫をして、日頃から適度な運動を取り入れることで、むくみにくい体に導くことはできます。

普段むくみやすいと感じている人は、施術前や施術後には特に気を使って、むくみ改善に努めましょう。体質が改善されれば、まぶたの腫れぼったさがさほど気にならなくなる場合もあります。

アレルギーを持っている

特定の者に関する過剰反応であるアレルギーですが、アレルギー体質の人も施術後まぶたが腫れてしまうことが多いので、注意しましょう。

特にアトピーや花粉症を患っている場合、体の免疫反応が強く出ることで、埋没法によってまぶたが腫れてしまうことがあります。施術を担当する医師の技術や体調面による部分もありますが、症状が出やすいことは頭に入れておきましょう。

埋没法といってもまぶたに少なからず負担がかかるので、施術前には入念にまぶたのケアをしておくことが大切です。二重になりたいと望む人の中には日頃から二重のりやアイテープを使用している人も多いでしょう。しかしこれらの製品はまぶたにかぶれを起こしてしまう可能性があるので要注意。施術を受けると高確率で腫れを引き起こします。

埋没法の施術を受けるのであれば、施術前後は一定期間二重グッズの使用は控えましょう。

広い二重幅にした

人によって、望む二重のラインというものは違います。「とにかく二重にできればそれでいい」という人もいれば、「くっきりと広い二重幅にしたい」という人もいるでしょう。二重の人でも自身の二重幅に満足できず、広い二重幅を望んで施術を受けることもあります。

広い二重幅にするためには、その分しっかりとまぶたを固定する必要があります。そのためまぶたにかかる負担も大きくなり、腫れやすくなってしまうのです。
糸を留める箇所が多い
基本的に埋没法は、まぶたの内側に糸を通して2〜3箇所止めることで、施術は完了します。しかし腫れぼったいまぶたの人などは、通常よりも多くの場所を固定しないと二重のラインを作ることができない場合もあります。

糸を留める箇所が多くなればなるほど、当然のことながらまぶたへの負担も大きくなります。したがって、まぶたも腫れやすくなってしまうのです。

早く治す方法

まぶたの腫れはとにかく気になってしまうもの。施術後の腫れは仕方がないと思っていても、できる限り早く腫れをひかせてきれいなまぶたにしたいですよね。そんな時には、まぶたの腫れを早めに引かせるための以下の方法を試してみてください。

とにかく冷やす

まぶたの腫れは、炎症が起こっているということです。炎症を鎮めるためには、とにかく患部をしっかりと冷やすことが最重要。施術後すぐに自宅でまぶたを冷やすことで、そこまで腫れが大きくなる前に落ち着かせることが可能です。

まぶたを効果的に冷やすためには、タオルなどに保冷剤を包んで患部に当てるのがおすすめです。1回に数分程度患部を冷やし、炎症の鎮静を促しましょう。

保冷剤や氷を直接当てた方が冷えると考える人もいるでしょうが、あまりおすすめできません。直接患部に保冷剤などを当てると、凍傷などのリスクがあります。クッションとして必ずタオルなどの布に包んで当てるようにしましょう。

患部を心臓より高い位置に固定する

まぶたの血流がよくなっていると、腫れが悪化しやすくなります。これを防ぐためには、患部を心臓よりも高い位置に持ってきて固定することがポイントです。患部が心臓よりも高いと、心臓からめぐる血の量はさほど多くなりません。血流量が落ち着けば、腫れもひどくなりにくいのです。

患部を心臓よりも高めに持ってくるためには、上半身の下にクッションなどを敷くのがベスト。寝る際には、枕を普段よりも高くするだけで、まぶたが心臓の位置よりも高くなります。高すぎると腰などに負担がかかってしまうことになりますが、普段枕が低いという場合には、少し高い枕を使用して様子をみましょう。

むくみ防止を心がける

前述の通り、体がむくむことでまぶたが腫れぼったく見えてしまいます。実際にはさほど晴れていなくても、むくみによって必要以上に厚く腫れ上がって見えてしまうもの。そのため、まぶたがむくみにくいように生活習慣を改善していくことが大切です。

むくみ防止としてはまず、水分の取りすぎに注意しましょう。また、日頃から味の濃い食事をしている人も要注意。塩分に含まれるナトリウムは、体に水分を蓄えてしまう性質があります。塩分の多い食品を過剰に摂取するとむくみやすくなります。

他には、ナトリウムの排出を促すカリウムを積極的に摂取するのも良いでしょう。カリウムはバナナやメロン、アボカドなどの果実、またほうれん草、芋類、豆類にも多く含まれます。バランスの良い食事を心がけて、むくみ防止に取り組みましょう。

内服薬を服用する

術後の腫れが酷いようなら、内服薬を使って対処することも検討しましょう。病院によっては、腫れが気になる人のために内服薬を処方しているところもあります。

埋没法の内服薬として処方される薬には、抗炎症・殺菌作用などがあるものなどが多いです。抗炎症作用によってまぶたの炎症が治れば、自然と腫れも引いてきます。腫れをすぐに鎮めるというものではありませんが、内服薬を使用することで腫れが治るのが比較的早まるとされています。

施術とは別料金になりますが、希望者は気軽に求めることができるので、気になる場合はこちらも活用してください。

腫れた時にやってはいけない・控えるべきこと

埋没法の施術後、まぶたがどうしても気になってしまうこともあるでしょう。ダウンタイムは比較的すぐに終わるとはいえども、生活習慣によっては回復が長引いてしまうこともあります。回復を妨げるような以下の行動は、できる限り控えましょう。

運動や長時間の入浴

まぶたの腫れというのは、血流が良いとなかなか引きにくくなります。そのため、汗をたっぷりかくような激しい運動は控えましょう。過度な運動で汗をかくと、患部から雑菌が侵入して繁殖することもあります。その結果、さらに腫れがひどくなってしまうことも考えられます。

ランニングや筋トレなどを趣味にして、習慣化している人も、術後少なくとも1週間は、激しい運動は控えるのがベターです。

また、運動だけでなく入浴にも注意が必要です。1時間を超えるような長風呂をすると、血行がよくなり血の巡りが活発になります。そうすると腫れも引きにくくなってしまうのです。少なくとも術後3日間は入浴を避け、シャワーだけで過ごすのが良いでしょう。以降も腫れが引くまでは、長風呂は控えましょう。

飲酒

アルコールは、体をむくみやすくさせる働きがあります。術後の腫れが引きにくい原因となるので、術後3日〜1週間程度は飲酒を控えましょう。アルコールを摂取することで血流が良くなるので、腫れも引きにくくなります。

また、むくんでいると埋没法の施術もきれいにできない場合があります。可能であれば、施術前2〜3日の間もアルコールの摂取は控えた方が良いでしょう。

それでも、お酒好きの人にとってはアルコールの摂取ができないのは辛いと感じることもあるでしょう。そのような場合には、ノンアルコール飲料などで代用するのも一つの手段です。ソフトドリンクで我慢できる場合も代用し、アルコールはできる限り控えるのが早期回復のポイントです。

サウナ

温泉に行った際、サウナに入るのが醍醐味だという人も多いでしょう。発汗を促して新陳代謝をあげるサウナですが、こちらも体内の血流を活発化させてしまうので、埋没法の施術後にはおすすめできません。

サウナでは汗をたっぷりかくので、傷口から雑菌が侵入する可能性も高まります。サウナに入るのが好きだという人も、術後1週間ほど経過して腫れが引くまでは、控えるようにしてください。

喫煙

喫煙も、埋没法による傷や腫れの回復を妨げる一つの要因とされています。喫煙をすることで、血管が収縮してしまうからです。血行が良くなることでもまぶたが腫れやすくなると説明しましたが、血管が収縮することも実はよくないのです。

血管の収縮によって血液の流れが著しく悪くなると、全身に栄養が行き渡らなくなります。結果、腫れや傷の治癒をするための力が低下し、ダウンタイムが長引くことにつながってしまうのです。

タバコを普段から吸っているという人は、いきなり控えるというのは難しいでしょう。まずは本数を減らし、可能であればガムなどで口寂しさを抑える努力をしていくことが大切です。タバコの依存性は高いので、急にやめようと思うとそれがストレスになることも。可能であれば、施術を受ける前から徐々に禁煙に臨んでおくと良いでしょう。

まぶたを刺激する

施術後のまぶたは、非常にデリケートな状態になっています。少しの刺激でも大きなダメージとなってしまうので、できる限りまぶたを刺激するようなことは避けることが大切です。まぶたは炎症を起こしている状態なので、目をこするなどして刺激すると、さらに悪化してしまいます。

まぶたは少しの刺激でも影響を受けやすいもの。洗顔の時にはしっかりと泡立てて、手が直接素肌に触れないようにやさしく洗いましょう。また、腫れが引くまでは素肌の負担になるメイクは控えるのが吉。気になるようであればメガネなどでカバーするか、施術付近は休みをとってあまり外に出なくて良い状態を作ることも大切です。

コンタクトレンズの装着

コンタクトレンズを装着する際、どうしてもまぶたに触れてしまうことになります。コンタクトレンズを使用しているという人は、それだけでまぶたに負担をかけて炎症や傷を悪化させてしまうこともあるので、思い切って装着をやめるのも一つのポイントです。

また、まぶたが過度に腫れてしまっている場合、コンタクトレンズを装着することで違和感が出る場合もあります。コンタクトレンズがまぶたに触れて悪影響が出ることもあるので、心配ならば使用を注意しましょう。

どうしてもコンタクトレンズをつけなければならないという状況でなければ、メガネでも代用できます。メガネを持っていないという人は、瞳やまぶたに負担をかけないためにも、あらかじめメガネを用意しておくと安心です。

目を温める

目が疲れている時などはホットアイマスクなどが効果的ですから、施術後も目を温めてケアすれば良いと考えている人も多いでしょう。しかし、埋没法の施術後は、目を温めることはご法度となっています。

目元を温めると目元の血流がよくなり、結果的に腫れを長引かせてしまう原因に。普段から寝る前などにホットアイマスクを使うのが習慣になっている人は、特に気をつけましょう。術後はまぶたを過度に温めないことが重要です。

少なくとも術後1週間程度はホットアイマスクの使用を控え、まぶたを冷やすなどの処置が大切です。

アイメイク

アイメイクはプチ整形と呼ばれる施術で、切開法と比較すると術後の制約は緩く設定されています。そのため、メイクについては禁止されておらず、多くのクリニックでは施術後の化粧を許可しているのです。

とはいえ、埋没法の施術後は目元がデリケートな状態になっています。そのため、メイクは良いとしても、アイメイクは避けましょう。メイクはやはり肌に負担をかけてしまいますし、腫れたり傷ができたりして敏感になっている目元には、特に大きなダメージとなってしまいます。

アイシャドウやアイラインなどは目元をこすることになりますし、メイクをすれば落とさなければなりません。クレンジングも施術後のまぶたには大きな負担となってしまうので、アイメイクはしないのが鉄則です。

まつげエクステ

目元をぱっちりと見せるまつげエクステは、埋没法でせっかく二重にしたなら試したいと考える人も多いでしょう。しかし、まつげエクステをするのであれば、施術による腫れやきずが十分に引いてからにしてください。

まつげエクステでは、まぶたに1本ずつ人工のまつげをつけていきます。ある程度の時間もかかりますし、まぶたへの負担も大きいもの。まぶたに何度も触れることになるので、デリケートな状態のまぶたをさらに傷つけてしまうことになります。

結果的に、術後のまぶたの腫れを悪化させてしまったり、傷口から雑菌が入ってさらに炎症を起こしてしまうということも考えられます。まつげエクステをするのであれば、まぶたの状態が正常になってから行いましょう。

海やプールに入る

埋没法の施術を受けたまぶたはデリケートな状態であり、雑菌などの影響を受けやすくなっています。そのため、普段より一層、衛生面にも気を使う必要があります。

海やプールというのは、多くの人が利用する場所であり、雑菌も多く潜んでいます。海やプールに潜ることでまぶたの傷口から雑菌が繁殖して、炎症を悪化させてしまうケースもあるので、注意が必要です。

腫れが引いて傷が治癒するまでは海やプールに入るのは控えることが大切です。術後1週間もすれば症状が落ち着いてくるので、レジャーに行きたくてもそれまでは我慢しましょう。

腫れが目立つ時の対処法

埋没法は切開法よりも手軽な二重施術ですが、まぶたの中に糸を入れることになります。まぶたに傷をつけることにもなりますし、その結果炎症を起こして腫れてしまうこともあるのです。

まぶたが腫れてしまうと不自然な印象になりますし、人に会いたくないと感じることもあるでしょう。そのような場合には、次のような対処法を試してみてください。

外出時はサングラスをかける

目元の腫れを周りに気付かせたくない、というのは、埋没法を受けた人の最大の悩みでもあります。まぶたが不自然に晴れていればやはり注目されてしまいますし、プチ整形をしたということがバレてしまうこともあるからです。

そのような場合には、サングラスをかけて目元の状態がわからないようにすることも一つの手段です。仕事などではなく外出するだけであれば、サングラスをかけていてもさほど怪しまれることはないでしょう。

日差しの強い時期であればサングラスをすることも多いでしょうから、それを見越して夏場に施術を受けるというのも一つのポイントです。

メガネをかける

サングラスをすれば目元の腫れを隠すことはできますが、仕事などの場合にはサングラスをつけて出勤をするわけにもいかないでしょう。メイクもできない状況ですから、どうしても素顔で出勤をするのに抵抗があるということもありますよね。

そのような場合には、メガネをかけることである程度カモフラージュすることはできます。サングラスほどのカバー力はありませんが、それでも何も付けないよりは目立ちにくくなるでしょう。

また、埋没法の施術後はまぶたが敏感になっているので、コンタクトの使用は推奨できません。普段コンタクトを使用しているという人も、まぶたの腫れが引いて傷が回復するまでは、できる限りメガネをかけての生活を心がけましょう。

目元以外に意識を集中させる

埋没法の施術後はどうしてもまぶたの腫れが目立ってしまい、何もしないままだと人の視線が目元に集中してしまいがちです。こっそりプチ整形をしているという人は、できる限り注目されたくないと思うもの。そのような場合には、うまくカモフラージュすることも大切です。

術後はメイクで隠すこともできないので、目元のメイクは控えつつ、リップメイクなど他の部分を目立たせるメイクに切り替えると良いでしょう。他の部分に注目を集めることができれば、目元の腫れもさほど気にならなくなります。

また、メイク以外にも、ファッションやアクセサリーでも人の視線をそらすことは可能です。例えばはっきりしたカラーの洋服を選べば、顔よりも服に視線が行きやすいです。また、少し大ぶりのアクセサリーなどをつけると、そちらに目が行くので、目元が目立ちにくくなります。

まとめ

今回は、埋没法後の腫れについて、原因や対処法について紹介してきました。埋没法は切開法などの美容整形と比較するとまぶたへの負担は少なく、腫れも起こりにくいという特徴があります。

とはいえ、絶対に腫れないということでもなく、人によっては腫れが目立ってしまうこともあります。そのような場合はサングラスを使って隠したり、メイクやファッションでうまくカモフラージュすることで、目元から注目をそらすことができます。

施術後の正しいケアを行って、ストレスなくきれいな二重を目指しましょう。

 

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。


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