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ダーマペン毛穴への効果と必要な回数・ダウンタイムを解説

2026.06.19

ダーマペンで毛穴は改善できる?効果・必要な回数・ダウンタイムを医師監修で解説

「毛穴の開きが気になるけれど、なかなか改善しない」「スキンケアを頑張っているのに、毛穴レスな肌にならない」——そのようなお悩みを抱えている方は少なくありません。毛穴の開きや黒ずみ、凹凸は、年齢やセルフケアだけではカバーしきれないことも多く、美容医療のなかでも毛穴改善を目的とした相談は年々増えています。

そうしたお悩みに応える治療法のひとつがダーマペンです。細かい針で肌に微細な穴を開け、肌本来の再生力を引き出すこの施術は、毛穴の開きや凹凸の改善に対して注目を集めています。しかし「何回受ければ効果が出るの?」「ダウンタイムはどれくらい?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ダーマペンの仕組みから毛穴への効果・必要な回数・ダウンタイム・費用の目安まで、美容皮膚科・形成外科の観点から丁寧に解説します。

  • ダーマペンが毛穴に効果的な理由(仕組み)
  • 毛穴改善に必要な施術回数の目安
  • ダウンタイムや副作用の実際
  • ダーマペンが向いている人・向かない人の特徴
  • 費用の目安とよくある疑問への回答

ダーマペンとは?仕組みと毛穴への作用

ダーマペンは、極細の針を高速で振動させながら肌表面に微細な穴(マイクロチャンネル)を無数に形成する医療機器です。この穴はごく小さなもので、肉眼でほとんど確認できないレベルです。しかし肌はこの微細な刺激を「傷」と認識し、自己修復のプロセスを開始します。

この修復プロセスにおいて、コラーゲンやエラスチンといった肌のハリを支えるたんぱく質の産生が促進されます。毛穴の開きは、真皮(皮膚の奥の層)のコラーゲンが減少し、毛穴周囲の支持構造が緩むことで悪化することが多いため、コラーゲン産生を促すダーマペンは毛穴改善に理にかなったアプローチといえます。

マイクロニードリングと「スキンブースター」効果

ダーマペンのもうひとつの特徴は、施術時に開いたマイクロチャンネルを通じて、有効成分を肌の深部へ送り込める点です。ビタミンCや成長因子(グロースファクター)、ヒアルロン酸などを組み合わせることで、毛穴周囲の保湿・再生効果がさらに高まると考えられています。

臨床現場で見ていると、「毛穴の開きと同時に肌のくすみや乾燥も気になる」というご相談が増えており、有効成分との組み合わせについてご来院いただくケースが多くみられます。

ダーマペンで毛穴に期待できる効果

ダーマペンが毛穴に対してもたらす変化として、以下のようなものが期待できます。

  • 開き毛穴の縮小:コラーゲン産生により毛穴周囲の皮膚が引き締まり、開いた毛穴が目立ちにくくなる効果が期待できます。
  • 凹凸・ザラつきの改善:皮膚表面の質感が整い、肌のトーンが均一に見えやすくなる傾向があります。
  • 皮脂分泌のコントロール:毛穴の詰まりや黒ずみの原因となる過剰な皮脂分泌が穏やかに抑制されるという報告があります。
  • ニキビ跡・凹み跡の改善:毛穴の開きに加え、ニキビ跡の凹みにも同時にアプローチできます。

マイクロニードリングの効果については複数の臨床研究が報告されており、2018年に発表された研究(Journal of Cosmetic Dermatology掲載)では、被験者の約80%以上に毛穴・瘢痕の改善が認められたとされています。ただし、効果の出方には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるわけではありません。

苅部医師のコメント

当院には「毛穴の開きにずっと悩んでいて、何年もスキンケアを変えてきたけれど変化がなかった」という方のご来院が多くみられます。よく見受けられる誤解として「ダーマペンは1回で劇的に変わる」というイメージがありますが、実際には複数回のセッションを重ねることで徐々にコラーゲンが増え、肌質そのものが変化していきます。焦らず計画的に取り組むことが、毛穴改善への近道です。

何回受ければいい?毛穴改善に必要な回数の目安

ダーマペンの効果を実感するために必要な施術回数は、肌の状態や毛穴の程度によって異なりますが、一般的には3〜5回の施術を1クールとして行うことが多いです。施術間隔は通常4週間前後が目安とされています。

回数と変化の関係

1回目の施術後は、肌のキメが整ったような質感の変化を感じる方が多い傾向にあります。ただし毛穴の縮小という点では、コラーゲンの産生・定着には時間がかかるため、2〜3回目以降に徐々に実感される方が多いようです。

毛穴の開きが比較的軽度の方は3回前後、毛穴の凹凸が深い方やニキビ跡を伴う方は5回以上のセッションが推奨されるケースもあります。回数の設定は、カウンセリングで医師が肌状態を確認したうえで提案するのが一般的です。

施術後の効果が続く期間

産生されたコラーゲンは施術後数週間から数ヶ月かけて徐々に増えていくため、効果のピークは施術後1〜3ヶ月頃に実感されることが多いとされています。術後経過観察で実感したのは、維持のためには半年〜1年に数回のメンテナンス施術を組み合わせることで、安定した肌状態を保つことができるという点です。多くの患者さんがこうしたメンテナンスプランを活用されています。

ダーマペンのダウンタイムと副作用

ダーマペンは比較的ダウンタイムが短い施術として知られていますが、肌への刺激を伴う医療行為であるため、一定の反応が生じることを事前に把握しておくことが大切です。

典型的な経過

  • 直後〜翌日:赤みや熱感、ひりつき感が生じることがあります。程度は針の深度や個人差によって異なります。
  • 2〜3日後:赤みが落ち着いてくることが多く、乾燥感やかさぶたが生じる場合があります。
  • 1週間前後:多くの場合、見た目の変化はほぼ落ち着きます。

注意が必要な副作用

稀なケースとして、一時的な色素沈着や肌荒れが起こる場合があります。施術後は肌のバリア機能が低下しているため、紫外線対策と保湿ケアの徹底が非常に重要です。適切なアフターケアを行うことで、副作用のリスクを抑えることが期待できます。

施術後のスキンケアについては担当医師・スタッフから詳しく案内があるため、指示に従って過ごすようにしましょう。

ダーマペンが向いている人・向かない人

こんな方に向いている傾向があります

  • 毛穴の開きや黒ずみ、ザラつきが気になる方
  • ニキビ跡や凹み跡(クレーター肌)を改善したい方
  • 肌全体のキメや質感を整えたい方
  • レーザー治療に比べてダウンタイムを短くしたい方
  • スキンケアや他の施術と組み合わせて肌改善を目指したい方

施術を慎重に検討すべき方

  • 施術部位に活動性のニキビや皮膚炎がある方(状態が落ち着いてから施術が望ましい場合があります)
  • ケロイド体質の方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 抗凝固薬を服用中の方(医師への申告が必要です)
  • 免疫抑制治療を受けている方

施術の可否については、必ず事前のカウンセリングで医師が判断いたします。ご自身で判断せず、まずはご相談ください。

ダーマペンと他の毛穴治療との比較

毛穴改善を目的とした美容医療には複数の選択肢があります。ご自身の悩みや肌状態、ライフスタイルに合った治療法を選ぶために、主な選択肢を比較してみましょう。

治療法 主な作用 ダウンタイム 費用目安(1回) 向いている悩み
ダーマペン コラーゲン産生促進・マイクロチャンネル形成 1〜3日程度 15,000〜35,000円前後 毛穴の開き・凹凸・ニキビ跡
CO2フラクショナルレーザー 皮膚の削り取り・再生促進 3〜7日程度 30,000〜60,000円前後 深い凹み跡・毛穴の凹凸
Morpheus8(モフィウス) 高周波+マイクロニードル・真皮深部へのアプローチ 3〜5日程度 50,000〜100,000円前後 毛穴・たるみ・肌質改善
ピコレーザー 光エネルギーによる色素分解・肌再生 ほぼなし〜数日 20,000〜50,000円前後 毛穴の黒ずみ・シミ・くすみ

※費用はあくまで目安であり、クリニックや施術の範囲によって異なります。

毛穴の開きとたるみを同時にケアしたい方には、高周波ニードルで真皮深部へのアプローチが可能なMorpheus8(モフィウス)という選択肢もあります。気になる方はカウンセリングでご相談ください。

見落としがちなポイント・よくある誤解

誤解①「回数を増やせばすぐ効果が出る」

ダーマペンはコラーゲンの産生を促す施術です。コラーゲンが肌に定着し効果として現れるまでには一定の時間が必要なため、施術の間隔を無視して短期間に集中して行っても、かえって肌へのダメージが大きくなる可能性があります。推奨される間隔(通常4週間前後)を守ることが、安全で効果的な毛穴改善につながります。

誤解②「ダーマペンだけで毛穴の問題はすべて解決できる」

毛穴の開きの原因は、コラーゲンの減少だけではありません。皮脂の過剰分泌・乾燥・紫外線ダメージ・ホルモンバランスなど、複数の要因が絡み合っていることが多いです。ダーマペンはその中でも「肌構造の再生」に優れたアプローチですが、日々のスキンケアや生活習慣の見直し、場合によっては他の施術との組み合わせが、より包括的な毛穴改善につながる場合があります。

費用の目安

ダーマペンの費用は、施術する範囲・使用する薬剤(成長因子やビタミン製剤など)・クリニックによって異なりますが、顔全体で1回あたり15,000〜35,000円前後が目安となるケースが多いようです。複数回のセットプランを用意しているクリニックも多く、まとめて受けることでコストを抑えられる場合もあります。

ダーマペンは自由診療(保険適用外)の施術であるため、費用については事前のカウンセリングでしっかり確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

Q. ダーマペンは何回受けると毛穴の改善を実感できますか?
個人差がありますが、多くの方が3〜5回のセッションを経てキメや毛穴の変化を実感される傾向があります。コラーゲンの定着には時間がかかるため、施術後1〜3ヶ月で効果のピークを感じる方が多いとされています。まずは医師によるカウンセリングで、ご自身の肌状態に合った回数の目安を相談されることをおすすめします。
Q. ダーマペンの施術後、すぐにメイクはできますか?
施術翌日以降であればメイクが可能なケースが多いですが、肌への刺激を最小限にするため、刺激の少ないアイテムを選ぶことが推奨されます。施術当日のメイクについては担当医師の指示に従い、施術後は十分な保湿と紫外線対策を優先してください。
Q. ダーマペンとCO2フラクショナルレーザーはどちらが毛穴に効果的ですか?
どちらも毛穴の改善に用いられる治療法ですが、アプローチが異なります。ダーマペンは針による刺激でコラーゲン産生を促す方法で、比較的ダウンタイムが短い傾向があります。CO2フラクショナルレーザーは皮膚表面を削る作用が強く、深い凹み跡に有効とされていますが、ダウンタイムはやや長くなる場合があります。どちらが向いているかは肌の状態によって異なるため、医師による診察・カウンセリングでご確認ください。

まとめ

ダーマペンは、微細な針の刺激によってコラーゲン産生を促し、毛穴の開きや凹凸、ニキビ跡などの改善が期待できる施術です。効果を実感するためには複数回のセッションが必要であり、一般的には3〜5回を1クールとして、4週間間隔で受けることが多いです。

ダウンタイムは1〜3日程度と比較的短く、施術後のスキンケアをしっかり行うことで副作用のリスクを抑えることが期待できます。ただし毛穴の状態や原因は人それぞれ異なるため、自己判断ではなく医師によるカウンセリングで適切なアドバイスを受けることが大切です。

毛穴の悩みを「どうせ治らない」とあきらめる前に、ぜひ一度専門医にご相談ください。気になる方はカウンセリングでご相談ください。BIOTOPE CLINIC 白金(港区白金)でも、肌状態に合わせた毛穴改善の施術についてご相談いただけます。

監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
各病院での臨床経験を経て形成外科専門医取得
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院(千代田区市ヶ谷)
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院(港区白金)

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。 参考:日本美容外科学会(JSAPS)日本皮膚科学会

参考情報・出典

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