水光注射はヒアルロン酸をはじめ、有効成分の入った薬剤を肌に直接注入する美容治療です。
30代を過ぎてから鏡を見て気になり始めた、ハリや透明感、若さを取り戻したいと思い、水光注射を検討している方も多いのではないでしょうか？

ですが、「水光注射のダウンタイムはひどい」と噂されることがあり、施術をためらってしまうことがあるのも事実です。

そこで今回は水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由や具体的な症状、期間、術後の過ごし方について解説します。
後半には信頼できるクリニックの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

水光注射とは

水光注射は韓国発祥の治療法で、真皮の浅い層に有効成分を含む薬剤を直接注入する美容施術です。韓国ではツヤや弾力のある肌を「水光皮膚（すいこうひふ）」と呼び、それを実現する治療として「水光注射」が生まれました。

肌のハリや弾力、うるおいを内側からもたらしてくれると言われています。
9本の極細針がついたスタンプ型の注射器を使い、肌を吸引しながら注入部位を瞬時に捉え、一定の深さと薬剤量に保ちながら、スピーディーに治療が行われます。そうすることで、肌への負担を抑えることが可能です。

薬剤にはヒアルロン酸やアミノ酸、抗酸化成分、成長因子などが含まれ、これらの有効成分により、肌にうるおいやハリ、透明感を与えてくれます。

一般的に注射と聞くと、「痛みがありそう」「怖い」と思われる方も多いと思いますが、近年の水光注射は従来よりも痛みが少なく、施術前に麻酔が行われることもあるため、肌への負担を極力おさえて治療ができます。また、顔全体で15〜30分ほどの施術時間となり、術後は肌の状態を見て、丁寧なアフターケアを行ってくれるクリニックもあります。

“水光注射のダウンタイムがひどい”と言われる理由

水光注射を行う際に、“ダウンタイムがひどい”と言われることがあります。ところが、日本の水光注射の場合、ダウンタイムの症状は軽くなるケースがほとんどです。では、どうしてそのような噂があるのでしょうか？主な理由は4つあります。

以前は「手打ち（ナパージュ法）」が主流だったため

以前の水光注射は、手打ちによる注射（ナパージュ法）が主流でした。手打ちによる注射は、注入する部位や深さ、薬剤の量、速さ、肌への圧力などを考慮して、正確に行われる必要があります。

少しでもコントロールを間違えると、施術時の痛みを強く感じたり、ダウンタイムが長引いたりする可能性があります。現在の日本のクリニックにおいては、専用の機器を用いて高い技術力を持つ医師による施術により、ダウンタイムはかなり軽いものになっています。

海外での施術はダウンタイムが強い場合があるため

海外では施術効果を重視する傾向があり、効果を出す分ダウンタイムが強く、期間が長引いてしまうリスクがあります。

これは肌の深い層にまで注射を行うことで、肌への強い痛みや出血が起こるためです。「水光注射のダウンタイムがひどい」と噂されるのもこれが理由です。

しかし、日本の水光注射においては、肌の浅い層に注射し、一人ひとりの肌質や目的に合わせた治療が行われます。これにより、ダウンタイムに配慮した施術ができるのも特徴です。

針を深く刺すと血が出てしまうため

水光注射では、針を深く刺した場合、血が出てしてしまうこともあります。これは血管が皮膚の表面にすぐ近くにあり、注射針によって損傷を受けやすいためです。

通常は3〜5日ほどで肌の状態は落ち着いてきますが、目の周りなどの皮膚は薄く、こちらも内出血が起こりやすい箇所。幸い翌日であれば、メイクによって隠すことが可能です。

肌がボコボコに腫れる場合があるため

水光注射の直後は、薬剤が肌になじむ過程で皮膚がボコボコと隆起したように見えることがあります。これは一時的な症状であり、翌日には目立たなくなることがほとんどです。

また、注射針の刺激や皮膚の吸引による影響でボコボコとした腫れが生じる場合もあります。このときは、2～3日程度で症状が治まることが多いので、心配いりません。もし症状が改善しない場合は、一度クリニックへ連絡してください。

水光注射で期待できる効果

水光注射は、肌のハリや弾力、シワや毛穴、くすみなどの肌悩みに合わせた効果が期待されます。主に薬剤による効果と針による肌活性効果、繰り返しの施術に伴う改善効果の3つがあります。

薬剤による効果

水光注射ではご自身の肌悩みに合わせた有効成分を選んで注射できます。ここからは当院で使用されている薬剤と期待される効果について解説します。

針による肌活性効果

極細の針を刺すことで、皮膚に微細な傷を作り、その傷を修復しようとする過程で「創傷治癒反応」が起こります。これにより、皮膚の内側でコラーゲンやエラスチンが生成され、肌のハリや弾力に関わります。

繰り返しの施術に伴う改善効果

一度の施術でも肌質の変化を感じられることが多いですが、繰り返し治療を行うことで水光注射の効果を長く感じられるようになります。

水光注射のダウンタイムの期間

水光注射のダウンタイム期間は、数日から7〜10日程度と言われています。
個人差はありますが、赤みや膨疹（プツプツと腫れた状態）、内出血、ごくまれにアレルギー反応が起こる可能性があります。また、好転反応によってはニキビが出ることも。これらの症状は数日以内に改善することが多いです。

もし一向に治まらない場合は、医師やクリニックに一度ご相談ください。

水光注射のダウンタイムの過ごし方

水光注射のダウンタイム中には、いくつか注意点があります。まず施術後は、肌がデリケートになる時期です。肌への刺激はできるだけ避けるようにしましょう。

このようにダウンタイム中は、肌が敏感になるため、ケアしながら過ごすことも重要です。肌に負担をかけない生活習慣を心がけていきましょう。

また、日焼けによる色素沈着のリスクもあるため、日焼け止めと合わせて帽子や日傘を使うと効果的です。

水光注射の治療を受けるクリニックを選ぶポイント

水光注射を受ける際は、安全で効果が高く、ダウンタイム中も穏やかに過ごせる施術が受けられるといいですよね。そこで今回は、水光注射を受けるときのクリニックの選び方・ポイントについてご紹介します。

水光注射の症例がある

水光注射は、症例数と経験豊富な医師のいるクリニックを選ぶことが大切です。注射の深度や針の長さ、皮膚の吸引圧など、微細な調整によって、痛みやダウンタイムの期間に影響が出るためです。

大学病院所属の皮膚科専門医、形成外科専門医が在籍する当院では、豊富な知識と経験を元に診療を行うため、安心して治療をお受けいただけます。

カウンセリングが丁寧

施術前のカウンセリングによって、今の肌の悩みや施術後のなりたいイメージをすり合わせておくことで、納得のいく効果を得られる可能性が高いです。

カウンセリングに関しては、以下の点に注目してみましょう。

現在の肌の悩みやなりたい理想のイメージについて質問できる
施術後の効果はもちろん、ダウンタイムの症状や注意点についても説明がある
ダウンタイムの症状や痛みなど、不安な気持ちに対して回答やフォローがある

不安な気持ちが残ったままだと、なかなか施術に進みにくいと思います。今回のポイントを参考にして、信頼できるクリニックを見つけてみてくださいね。

アフターフォローがある

水光注射のクリニックを選ぶ際は、万が一の症状や重篤な副作用に備えて、施術後のアフターフォローが充実しているクリニックを選ぶと安心です。

ごくまれに注射針のステンレスアレルギーやヒアルロン酸アレルギーなどを発症するリスクがあり、強いかゆみや腫れ、赤み、水ぶくれなどの症状が表れることもあります。

気になる異変を感じたときは、すぐにクリニックに連絡し、指示を仰いでくださいね。

水光注射のよくある質問

水光注射なら麹町皮ふ科・形成外科クリニックへ一度ご相談ください

「最近、肌にツヤや透明感がない」「ほうれい線が気になってきた」「ハリや弾力がほしい」などの気になるエイジングサインにお悩みの方は、麹町皮ふ科・形成外科クリニックへご相談ください。

当院ではあなたの気になる肌悩みに丁寧に寄り添います。

当院の水光注射は、新型のダーマシャインプロを使用し、針が細い34ゲージの針（9本）を使用します。それにより、以前よりも痛みと患者様の負担が軽くなりました。

皮膚を吸引することで注入部位を確実にとらえ、均一な薬剤注入により、ダウンタイムの負担を抑えることができます。
また、肌の悩みに合わせた薬剤を使い、施術前の状態や目的に合わせた治療を行うので、ご安心ください。

透明感のある美しさやうるおいとハリのある弾力、若々しさを取り戻したい方の来院を心よりお待ちしております。

水光注射