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ほくろ除去の値段相場やクリニック選びのポイントを紹介!
2024.11.09
「顔に目立つほくろがあるからとりたい。費用は高いのかな……」
「ひげ剃りをするときにほくろがひっかかる。除去したいけど、保険は適用されるんだろうか」
「ほくろをとりたいけど、どこに行けばいいの?」
気になるほくろをとりたいと考えたことはありませんか?
目立つところにほくろがある方は、除去したいと1度は思った経験があることでしょう。とくに顔や首などにあれば気になりますよね。
当記事では、ほくろを除去する際に値段はどれくらいかかるのか、施術するクリニックは何を基準に選んだらよいのかなど、ポイントを紹介しています。
ほくろ除去の費用や、自身のほくろ除去に適したクリニックの選び方がわかりますので、最後までお読みください。
ほくろ除去の値段相場
ほくろ除去には、どれくらいの値段がかかるか説明します。
保険の適用範囲内で施術を受ける場合は、手術代・処方料・検査費用などを含め、約10,000~16,000円です(3割負担の場合)。
以下では、ほくろのサイズ別で値段相場を解説しています。
3mm
6mm
ほくろ除去の施術方法や、施術を受けるクリニックによって値段は違いますので、ひとつずつ見ていきましょう。
1mm
費用は、おおよそ4,000~20,000円です。
小さめのほくろの場合、モノによっては保険適用で除去するよりも、自由診療で除去したほうが値段的に安いこともあります。
また目立つほくろを1つ除去したい……というのではなく、小さめのほくろを多数除去したい場合は、施術プランにとり放題のあるクリニックも選ぶのもオススメです。
ほくろの数や大きさにより、自身に適したクリニックを選択しましょう。
3mm
費用は、おおよそ5,000~20,000円です。
とりたいほくろの形状が平らなのか、それとも盛りあがっているのかなど、ほくろの形状によっても施術方法や金額が異なります。
受診するクリニックでできる治療方法もそれぞれ違いますので、施術の費用とあわせて確認しましょう。
6mm
費用は、おおよそ5,000~30,000円です。
10mm以上など、さらにサイズが大きくなると、その分値段もあがります。
クリニックにより異なりますが、「〇mm以上のほくろは、1mmごとにプラス△円」と追加料金が設定されていることも多くあるので、クリニックを選ぶときの参考にしてください。
そもそも「ほくろ」とは
皮膚の表面に見られる、良性のできもの(腫瘍)です。
メラノサイトと呼ばれる皮膚の色素をつくる細胞や、母斑細胞が増えることでほくろができるのです。
ほくろはさまざまな見た目をしています。
平らなものから盛りあがっているもの、黒色であったり茶色であったり、生まれつきあるものや後天的にできるものなど多様で、出現箇所も決まっていません。
医学的には色素性母斑と呼ばれており、基本的には健康被害がないため必ず除去しなければいけないわけではありませんが、一見するとほくろに見えても、実は違う病気の場合もあるため注意が必要です。
たとえば皮膚がんの一種である、「悪性黒色腫(メラノーマ)」があげられます。
自身ではほくろだと思っていても、以下のような症状があればすぐにクリニックを受診してください。
・左右非対称
・境界がハッキリしない
・徐々に大きくなってきた
・血が出てきた
・盛りあがってきた
・じゅくじゅくとしてきた など
素人では良性・悪性の判断は困難ですので、診察のうえ除去が必要と診断された場合は、医師の指示に従いましょう。
ほくろ除去の方法
ほくろの除去方法は、主に以下3つです。
電気メス
切開法
施術方法はいくつかありますが、局所麻酔をしたり麻酔クリームを塗ったりするため、どの方法でも施術中の痛みはあまり心配する必要はないでしょう。
しかし、術後は施術方法によって痛みが出やすいこともあります。
以下ではそれぞれの特徴をひとつずつ解説していきますので、さっそく見ていきましょう。
炭酸ガス(CO2)レーザー治療
皮膚に含まれている水分に反応する「炭酸ガス(CO2)レーザー」を使い、ほくろを取り除く治療法です。
患部にレーザーを当てることで、照射された部分に含まれている水分が反応し熱を出します。その発生した熱を使い、ほくろを焼き飛ばして除去するのです。
おおむね1回の施術で完了しますが、大きさや根深さによっては数回にわけて治療することもあります。
炭酸ガス(CO2)レーザーのオススメな点は、以下です。
・傷跡が残りにくい
・治療時間が短い
・施術後の痛みが少ない
・出血が少ない
しかし仮に根が深かった場合は、再発の恐れもあるため理解のうえ施術を受けましょう。
電気メス
高周波の電気メスを使い、熱でほくろを焼きとる治療です。
ほくろの大きさや、深さによって異なりますが、5mm程度までは、ほぼ1回の施術で除去が完了します。
電気メスによる治療の注意点としては、熱によりほくろを削りとっているため、皮膚に焦げが残る恐れがあります。
また術後すぐは皮膚が陥没した状態となり、しばらくは気になるかもしれません。通常は新しい皮膚ができるのに伴い、徐々に陥没は目立たなくなりますが、場合によっては傷跡として残ってしまうこともあります。
自身のほくろには、どのような治療法が適しているのか医師としっかり相談しましょう。
切開法
ほくろ周りの皮膚をメスで切除し、ほくろを取り除いたうえで縫合する治療法です。
ここまでで解説した、炭酸ガス(CO2)レーザーと電気メスによる施術よりも傷跡が残りやすいのが難点です。
切開法は、ある程度大きいほくろや根が深いもの、悪性の恐れがあるものを除去する際に選択されることが多い傾向にあります。
局所麻酔をおこなうため、施術中に痛みはあまり感じませんが、麻酔が切れたあとに痛む場合があります。
不安な方は、事前に術後の痛み止めを処方してもらえるか確認しておくと安心です。
ほくろ除去は皮膚科と美容クリニックどちらがいいのか
ほくろを除去したい理由により、皮膚科、もしくは美容クリニックのどちらで施術を受けるか変わってきます。
以下で、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
皮膚科でほくろ除去するメリット・デメリット
皮膚科でのほくろ除去は、基本的に「病気を治す」のが目的にあります。
皮膚科で施術を受ける場合の、メリットやデメリットは以下です。
メリット | デメリット |
|
|
皮膚科では、「病気を治す」のを目的としているため、基本的に仕上がりの美しさは重視されません。
そのため大きいほくろを除去する場合は、とくに傷跡が残ってしまう可能性があります。
根からくまなくほくろをとるため、施術方法としては電気メスや切開法を用いられることが多くなっています。
仮にほくろではなく悪性腫瘍などの恐れがある場合は、病理検査に出せる点も電気メスや切開法が選択される理由のひとつです。
美容クリニックでほくろ除去するメリット・デメリット
美容クリニックでは、「ほくろをなくし、見た目をキレイにしたい」という方が施術を受けます。
美容クリニックで施術を受ける場合の、メリットやデメリットは以下です。
メリット | デメリット |
|
|
美容クリニックでは見た目の美しさに重きをおいているため、なるべく傷跡が残らない方法でほくろ除去をおこないます。
そのため、とくに顔など目立つ場所のほくろ除去は美容クリニックがオススメです。
しかし、傷跡が残りにくいよう施術するがゆえに、根が深いものであれば再発する場合もあります。
また、「美容クリニック」と聞くと、どのような施術も高額と思われがちですが、ほくろ除去はサイズによって皮膚科とほぼ変わらない料金であったり、むしろ皮膚科よりも安く受けられることもあります。
料金面で心配な場合はホームページを確認してみるか、1度受診してみるとよいでしょう。
ほくろ除去が保険適用される条件
ほくろがあることで日常生活に影響すると判断された場合は、施術が保険適用となります。
日常生活に影響する例として、以下があげられます。
鼻下や顎にでき、ひげ剃りをする際にひっかかる
大きさがあり、服の着脱時にひっかかる
爪などがあたり、出血する場合がある など
ほかには「悪性腫瘍ではない」と見ただけでは確定できないケースです。
実際に保険が適用されるかは医師の判断となりますので、まずは病院を受診しましょう。
ほくろ除去が保険適用されないケース
ほくろを除去する目的が「美しさ」である場合は、保険が適用されません。
基本的に保険が適用される基準として、「病気の治療である」というのがあるためです。
ほくろは濃褐色をしていることが多いため、顔や首など目立つところにあるととくに気になる方も多くいると思います。そのため、気になるからとりたいという理由で除去を希望する場合は、美容目的となり自由診療となるのです。
しかし保険が適用されないからといって必ず高額になるわけではありませんので、見た目を考えてほくろ除去をしたい場合は、まずクリニックに相談しましょう。
ほくろ除去のクリニックを選ぶポイント
ほくろ除去の施術を受ける際に、クリニックを選ぶポイントは以下です。
カウンセリングできちんと相談にのってくれる
アフターケアや保証などが充実している
リスクまで説明してくれる
ここでは4つにわけて解説していきます。
さっそく見ていきましょう。
医師の経歴、専門、実績を確認しておく
大抵のクリニックには医師の紹介ページがあるため、在籍している医師の経歴など、記載されていることは必ず確認しましょう。
施術をする医師の技量により、傷跡が残ってしまったり再発をするリスクが高くなる場合があるためです。
細かな技術が必要となるため、経験や実績があったほうが安心できます。また、どのような分野を専門として扱っているかを確認するのも重要です。
医師としての経歴が長くとも、美容クリニックとしての経歴が短ければ美容施術をおこなう医師としては経験が浅いといえます。
また、クリニックのホームページに症例の写真が載っていることもあるので、その場合も必ず確認しましょう。
経歴や専門、実績など、施術する医師をしっかり調べておくことが、後悔のないクリニック選びにつながるのです。
カウンセリングできちんと相談にのってくれる
ほくろ除去で後悔しないためには、丁寧にカウンセリングをおこなってくれるクリニックを選びましょう。
説明がわかりにくい、話しを聞いてもらえないという医師であれば、不安があるまま施術を受けることになり、施術を受けたことを後悔してしまう恐れがあるためです。
たとえば患者の目を見てしっかり話しを聞いてくれたり、患者自身が納得するまで細かな説明をおこなってくれたりなど、質問しやすい雰囲気で対応してくれる医師は安心しますよね。
話しをしているのにまったく目が合わない医師や、威圧的な言動をする医師では患者も不安になります。
1度受診してみなければ人柄はわかりませんので、カウンセリングにて医師との相性を確認しましょう。
アフターケアや保証などが充実している
施術を受けた後のフォローや、保証がしっかりあるか確認しましょう。
どのような施術法にせよ、ほくろ除去に伴い皮膚を削ったり切ったりして肌を傷つけているわけですから、術後のケアも重要であるのです。
ほくろの除去に伴い、数か月間は皮膚が陥没していることもあるため、キレイな仕上がりになるよう経過を観察していく必要があります。
ほくろ除去が完了したからといって、その後なにかあっても一切保証がないクリニックでは不安になります。傷跡がどのような状態なのか確認するためのアフターフォローや、仮に再発した場合の保証がどのようになっているかを事前に確認しましょう。
リスクまで説明してくれる
ほくろ除去に伴うリスクやデメリットを医師側からしっかりと説明してくれるクリニックを選びましょう。
メリットのみを説明されては、術後に後悔してしまうこともあるためです。
自身が受けるほくろ除去の施術方法では、どのくらい傷跡が残る可能性があるのか?術後はどれくらいの期間が経過すれば手術の跡が目立たなくなるのか?痛みはどれくらいか?など、患者側で不安に思うことは多くあります。
もちろん説明を受けたうえで患者側から質問することもありますが、まずは医師側から施術に関する注意点の説明があったほうが安心できるでしょう。
まとめ
ほくろ除去について、費用相場や施術方法、クリニック選びについて解説してきました。
ほくろは誰しもありますが、できる場所や大きさによっては気になることもあるでしょう。
キレイにとれるのか、目立つ傷跡は残らないのか、施術に痛みはないのか、など不安がある場合は自身で悩んでいては解決しません。
まだほくろを除去をするかハッキリ決めていなくても、悩んでいる場合はまずクリニックに相談してみましょう。
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-
苅部 淳Karibe Jun理事長
-
- 略 歴
-
順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
-
日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
-
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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