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ニキビ跡やクレーター治療方法まとめ!自力で治すことはできるのか解説
2024.11.01
ニキビ跡やクレーターは、多くの方が感じる皮膚の悩みのひとつです。
これらはニキビによる炎症が原因で、赤みや色素沈着として残ることがあります。中でもクレーター状のニキビ跡は、毛穴の奥深くまで影響を与えるため、改善が難しいこともあります。
この記事では、こうしたニキビ跡やクレーターの特徴と原因を詳しく解説し、治療方法や日常での対策についても紹介します。美容皮膚科での施術やクリニックでの治療まで、さまざまな内容を紹介しています。ニキビ跡やクレーターの肌をなめらかな肌に再生させたい方、治療方法についてくわしく知りたい方は、ぜひ続きをお読みください。
ニキビ跡・クレーターの特徴
ニキビ跡やクレーターは、過去に経験したニキビの炎症が皮膚に与えた影響が現れたものであり、多くの方が感じる美容上の悩みの一つとなっています。特にクレーターは皮膚が物理的に凹んでしまった状態を指し、通常のスキンケアでは解決が難しいとされています。これらの状態はしばしば、赤みや色素沈着を伴い、肌の表面に不均一な質感をもたらします。これにより、毛穴が通常よりも目立ち、滑らかで均一な肌を追求する上での障壁となります。
それだけでなく、自己イメージや自信にも影響を与えることがあるため、クレーターに悩む多くの人が改善方法を模索しています。
ここではまず、ニキビ跡とクレーターの特徴をそれぞれ紹介します。
ニキビ跡の特徴
ニキビ跡は、ニキビが治癒した後に残る皮膚の変化を指します。
以下にその特徴を挙げます。
肌に色素沈着が起きる
炎症後に赤みや茶色の色素沈着が残ることがあります。これは通常、時間とともに自然に薄くなります。
肌の質感が変化する
ニキビがあった部分の肌が滑らかでなくなることがあります。軽度の場合はクリームや美容液で徐々に改善されることが期待できます。
肌のハリが変化する
ニキビによってダメージを受けた肌は一時的にハリを失うことがあります。特に気になる場合は、保湿等のスキンケアが役立つことがあります。
ニキビ跡の現れ方は個人差がある
肌質やニキビの重症度によって、ニキビ跡の現れ方は人それぞれです。特に色素沈着の程度は、肌の色やケアにより異なります。
基本的なニキビ跡のホームケアには、適切な保湿や日焼け止めの使用が推奨されることがあります。また、皮膚科や美容皮膚科、美容外科などの専門家に相談することで、より効果的なケアが望めることもあります。
クレーターの特徴
クレーターは、重症のニキビの後にできる凹んだ痕跡を指し、以下のような特徴があります。
肌表面の凹凸が目立つ
肌の表面がでこぼこするため、視覚的に目立ちやすいです。この凹凸感はメイクをしても隠すのが難しいことがあります。
凸凹の深さと幅は個人差がある
クレーターの深さや幅はさまざまで、個人のニキビの種類や治療法により異なります。これにより治療の難易度も変わります。
ホームケアではなく、治療が必要な場合がある
クレーターは自然には消えにくく、レーザー治療やダーマローラーなど、美容皮膚科や美容外科などでの治療を検討することが多いです。これらは医師の判断のもとで進められます。
改善するまでに時間がかかる
クレーターの改善には時間がかかることが一般的です。場合によっては改善するまでに数年単位の時間がかかることもあります。
クレーターに悩んでいる場合、美容皮膚科や美容外科など専門的なクリニックでの相談が効果的な治療につながります。
ニキビ跡、クレーターのいずれも皮膚科での専門的な治療やホームケアの工夫などさまざまな方法が取り入れられていますが、肌の状態や過去のニキビの程度によって改善の効果は異なり、根気強い取り組みが求められます。
したがってそれぞれに最適なアプローチを見つけ出し、時間をかけて取り組むことが重要です。
ニキビ跡・クレーターができる原因
ニキビ跡やクレーターができる原因には、いくつかの要因が絡み合っています。
ニキビ自体は過剰な皮脂分泌、毛穴の詰まり、細菌感染、そして炎症が主な原因とされています。この過程で毛穴が大きく広がり、その結果として跡やクレーターが残ることがあります。
まず、ニキビが炎症を起こすと、皮膚の深い層にまで影響が及ぶことがあります。
この深い層が破壊されると、体は自然にそのダメージを修復しようとしますが、修復過程でコラーゲンが過剰に生成されたり、逆に不足したりすることがあります。過剰なコラーゲンが生成された場合には、皮膚が盛り上がりケロイドのようになることがありますし、逆にコラーゲンが不足すると、へこんだクレーター状の跡が残ります。
もう一つの原因は、ニキビができた際の自己処理です。普段から気にしていると、ついつい気になってニキビを潰してしまったり、無理に触ったりしてしまうことがあります。しかしそのように無理に刺激を与えると、炎症がさらに悪化し跡が残りやすくなることがあります。特に爪や不衛生な手で触ると細菌感染のリスクも高まります。
また遺伝的な要因も関与しています。皮膚の生まれつきの性質や、ニキビができやすい体質は、遺伝的に決まっていることがあります。たとえば家族にニキビができやすい人が多い場合、自分も同じようにニキビができやすく跡が残りやすい傾向にあるかもしれません。
環境要因も無視できません。過度の紫外線は皮膚を傷つけますし、乾燥した気候や湿度の低い環境は肌のバリア機能を低下させ、炎症を起こしやすくします。これも結果的にニキビ跡やクレーターの原因となることがあります。
このようにニキビ跡やクレーターができる背景には多様な要因が影響しています。
ニキビ跡・クレーターの種類
ニキビ跡・クレーターにはそれぞれ、その形状や肌の質感、見た目に応じた種類があります。
ここではそれぞれの種類について紹介します。
ニキビ跡
ニキビ跡には4つの種類があります。
炎症後紅斑
炎症後紅斑とは、ニキビが治った後に毛細血管が増えて肌が赤くなる状態です。多くの場合、時間とともに肌の自然なターンオーバーで改善されますが、深い炎症だった場合は赤みが残ることがあります。
色素沈着
ニキビの炎症が続くと、メラニンが生成され肌に薄茶色の色素沈着をもたらすことがあります。色味は徐々に薄くなりますが、色素が濃く残ることもあります。
クレーター状のニキビ跡
ニキビの炎症が皮膚の深い部分に及び、そこが盛り上がったり凹んだりしてクレーターになる状態を指します。クレーター状になると、自然治癒やセルフケアでは改善が難しいことがあります。
盛り上がったニキビ跡(肥厚性瘢痕やケロイド)
皮膚が自らを修復する過程でコラーゲンが多く生成されることでできる、しこりや盛り上がりです。これは体質による部分もあり、放置すると悪化する場合があります。
クレーター
次に、クレーターの種類について以下に紹介します。
ローリング型クレーター
ローリング型クレーターは緩やかなカーブを描く大きなへこみを指し、へこみの口は5mm程度に広がっていることがあります。表皮から真皮層にかけてへこみが及び、縦方向の線維が皮膚を下に引っ張ることにより生じるのが特徴です。
アイスピック型クレーター
アイスピック型は見た目には点状で小さい開口部ですが、奥深くまでへこんでいるクレーターです。炎症による毛穴の変形が原因であり、小さいながらも深さがあるため治療が難しいとされています。
ボックス型クレーター
ボックス型は境界が垂直で、底が平らな形状を持つクレーターです。表皮から真皮層にかけてへこみが及ぶものもあれば、真皮層のより深い部分までへこみが及んでいるものもあります。
ニキビ跡・クレーターの治療方法
ニキビ跡やクレーターの治療には様々な方法があります。
各治療法にはそれぞれ異なる特徴があります。以下に6つの治療法を挙げ、肌へどのようにアプローチするのか、特長を紹介します。
サリチル酸ピーリング
サリチル酸ピーリングはケミカルピーリングの一種で、古い角質を優しく取り除くことで新しい肌の再生を促します。このピーリングは肌のターンオーバーを正常化し、健康的でハリのある肌を目指す方に適しています。施術後は肌の明るさやなめらかさを実感しやすく、特にニキビ跡が気になる方に効果的です。
フラクショナルCO2レーザー
フラクショナルCO2レーザーはレーザーで肌に微細な穴を開けることで、肌の内部から再生を促します。特にニキビ跡の改善や、毛穴の引き締めに効果が期待できます。施術後数日間は赤みが出ますが、その後肌の状態が徐々に改善されるとされています。ダウンタイムはありますが、高い効果を求める方に適しています。
POTENZA(ポテンツァ)
ポテンツァはマイクロニードルRF治療を行う美肌機器で、肌の深部に高周波を届けることでコラーゲンの生成を促します。ニキビ跡や毛穴の開き、小ジワに効果を発揮しやすく、肌の若返りを目指す方におすすめです。痛みの少ない施術で、施術後も比較的早く回復することが期待できます。
ダーマペン
ダーマペンは極細の針を用いて肌に微小な傷をつけ、自然な治癒力で肌を再生する治療法です。肌のキメを整え、ハリやツヤを増す効果が期待でき、痛みが心配な方には麻酔を使用して施術を行うことも可能です。最新機器であるダーマペン4は痛みが軽減され、効果的で安全性が確認されています。
ヴェルベットスキン
ヴェルベットスキンは、ダーマペン4とマッサージピールの治療を組み合わせた方法で、肌の深部に効果成分を浸透させることを目的としています。施術後の肌はまるでヴェルベットのように滑らかで、ハリやツヤのある状態を目指します。二つの治療の相乗効果で、よりレベルの高い美肌を希望する方に人気があります。
JUVELOOK(ジュベルック)
ジュベルックはヒアルロン酸とポリ乳酸を組み合わせた医療製品で、肌のコラーゲン生成を促進します。特に肌のボリュームや弾力、毛穴の改善に効果が期待されます。ジュベルックはコラーゲンを増やすことで、肌の透明感やハリを取り戻し、長期間にわたって持続する若々しい肌を目指します。
クレーター状のニキビ跡は自力で治すことは難しい
クレーター状のニキビ跡は皮膚の深い層にダメージが及んでいるため、自力での完全な改善は難しいといえます。一般的なスキンケアやホームケアでは限界がありますし、使用方法を誤ると悪化する原因にもなりかねません。そのため、専門医による治療が推奨されることが多いです。
クレーター状のニキビ跡を改善するためには、美容皮膚科や美容外科などの専門医による適切な治療や施術をうけることが必要になります。たとえばレーザーやダーマペンなどが利用されることが多く、これにより肌の再生を促すことが可能です。また医療機関では最新の技術を駆使した治療法がほかにも提供されています。専門医と相談しながら自分の肌に合った治療や施術を選ぶことで、より効果的に悩みを軽減することができるでしょう。
クレーター状のニキビ跡になる前にできる対策
ニキビができた後に跡を残さないための対策は、日常のスキンケアが重要です。
まず洗顔を丁寧に行い皮脂や汚れをしっかりと落とし、清潔な肌を保つことが基本です。
適度な保湿を行うことで、肌のバリア機能を高め、ニキビが悪化するのを防ぎます。
また、十分な睡眠やバランスのとれた食事も、肌の健康維持に欠かせません。
日常生活で気をつけるべき点としては、適切なスキンケア商品を選ぶことが挙げられます。オイルコントロール成分や低刺激性のもの、またはニキビ対策や予防に特化したスキンケア商品も沢山あるので、そうしたものを使用することで肌トラブルを予防します。
さらにストレスを溜めないことや、定期的に肌の状態をチェックする習慣を持つことでニキビ予防に繋がります。肌の状態を知り適切な対応を心がけることが、クレーター状のニキビ跡を残さないための鍵となります。
ニキビ跡・クレーターでお悩みなら麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICにご相談ください
麹町皮ふ科・形成外科クリニック、BIOTOPE CLINICではニキビ跡・クレーターの肌悩みに対して、この記事でも紹介しました豊富な治療法や改善に役立つ施術の中からあなたの肌に最適なものを選んで受けることができます。
また最新の皮膚再生療法やレーザー治療を駆使し、安全で効果的な施術を提供しています。
専門の医師が患者様一人ひとりの肌の状態を詳しく診察し、最適な治療法をご提案するので、もし今ニキビ跡やクレータ―でお悩みがありましたらまずはお気軽にご相談ください。
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苅部 淳Karibe Jun理事長
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- 略 歴
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順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
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日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
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形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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