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ヒアルロン酸でほうれい線を改善する方法|費用・効果・副作用
2026.08.22
鏡を見るたびに気になるほうれい線。スキンケアを丁寧に続けているのに、なかなか変化を感じられないという方は多いです。ほうれい線は皮膚のたるみや骨格の変化が根本にあるため、外側から塗るだけでは改善しにくい悩みです。
わたしの外来でも非常に多いお悩みがほうれい線です。
そこで注目されるのが、ヒアルロン酸注入による内側からのアプローチです。「費用はどのくらいかかるの?」「効果はどれくらい続く?」「副作用が心配…」と感じている方に向けて、この記事では仕組みから費用の考え方、ダウンタイム、向いている方・向いていない方まで、知っておきたい情報をまとめました。
- ほうれい線ができる主な原因
- ヒアルロン酸注入の仕組みと期待できる効果
- 費用の考え方と、価格に差が出る理由
- ダウンタイムと注意すべき副作用・リスク
- 向いている方・慎重に検討すべき方の特徴
ほうれい線はなぜできるのか

ほうれい線とは、小鼻の横から口角にかけて伸びる溝状のシワのことです。一度できると自然に消えることはほとんどなく、年齢とともに深くなる傾向があります。原因が一つではなく、いくつかの要因が組み合わさっているケースも多いため、改善のアプローチも人によって異なります。
皮膚内部の成分減少
皮膚の真皮層にはコラーゲンやエラスチンが豊富に存在し、肌のハリと弾力を支えています。加齢や紫外線の影響でこれらの成分が減少すると、肌がたるんでほうれい線が現れやすくなります。また、体内のヒアルロン酸も加齢とともに減少するため、肌の保水力が低下することもたるみの一因です。
顔の脂肪・骨格の変化
顔の脂肪は年齢とともに少しずつ減ります。ボリュームが失われた分だけ皮膚が余り、鼻から口元・頬にかけて段差が生じてほうれい線が目立ちやすくなります。さらに、加齢による骨密度の低下で顔の骨格自体が変化することも、皮膚の余りを生み出す一因です。もともとの骨格として、小鼻の横の骨が低い方は若い頃からほうれい線が目立つこともあります。
表情筋の衰えや癖
表情筋を使う機会が減ると筋肉が衰えてたるみを招き、逆に食いしばりや頬杖の癖があると顔の骨や筋肉に歪みが生じます。どちらの場合もほうれい線を深くする要因になります。日頃の習慣を見直すだけでも、進行を緩やかにする効果は期待できます。
ヒアルロン酸注入の仕組みと特徴

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、関節や皮膚の水分保持に関わっています。美容医療で用いるヒアルロン酸製剤は、この体内成分に近い構造を持ち、皮膚の内部に直接注入することでボリュームを補います。
ほうれい線への注入では、溝の下にヒアルロン酸を充填して皮膚を内側から押し上げます。加えてヒアルロン酸には水分を引き寄せる性質があるため、注入後に周囲の水分を集めてさらにハリ感が増すことがあります。切開を伴わず、施術時間も短い点が特徴です。
使用する製剤の種類
美容医療で使われるヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類があり、粘度・弾力・持続期間などが異なります。ほうれい線のように深い溝を埋める場合と、浅いシワを馴染ませる場合では、向いている製剤の特性が変わります。どの製剤を選ぶかは医師が診察のうえで判断するものであり、カウンセリングで確認するとよいでしょう。
なお、国内では厚生労働省が承認したヒアルロン酸製剤があります。一方、国内未承認でも海外で使用実績のある製剤を自由診療として用いているクリニックもあります。未承認製剤を使用する場合は、その旨をクリニック側が説明する義務があります。受診の際は承認状況を事前に確認してください。
期待できる効果と持続期間

ヒアルロン酸注入の効果が持続する期間は、使用する製剤の種類や個人の体質・代謝によって異なります。BIOTOPE CLINICの公式コラム(2024年9月公開)によると、一般的に6か月〜2年程度が目安とされています。ヒアルロン酸は体内で徐々に吸収される性質があるため、効果を継続させたい場合は定期的な注入が必要です。
注入後すぐに変化を感じやすい
手術や機器治療と異なり、注入直後からほうれい線が浅くなったと感じられるのがヒアルロン酸注入の大きな特徴です。仕上がりを即日確認できるため、効果のイメージが事前に立てやすいという面があります。
効果に影響する要因
持続期間は製剤の特性だけでなく、注入する量・部位・個人の代謝の速さによっても変わります。顔の動きが多い部位はヒアルロン酸の分解が早い傾向があります。生活習慣(喫煙・過度な飲酒・紫外線ケアの不足など)も肌の状態に影響するため、日常のケアを並行して行いたいところです。
費用の目安と、価格差が生まれる理由

ヒアルロン酸注入は保険適用外の自由診療です。費用はクリニックや使用製剤によって大きく異なります。一般的に、製剤の本数・種類・注入量・医師の手技料などの組み合わせで総額が変わるため、カウンセリング時に詳細な見積もりを確認することが必要です。
費用に差が出る主な要因
| 要因 | 内容 |
|---|---|
| 製剤の種類 | 粘度・ブランド・持続期間によって製剤コストが異なる |
| 注入量・本数 | ほうれい線の深さや左右差によって必要量が変わる |
| 医師の手技料 | クリニックによっては製剤代と手技料を分けて表示する場合がある |
| クリニックの立地・設備 | 都市部の高級立地のクリニックでは管理コストが費用に反映される傾向がある |
| カウンセリング・アフターケア | 無料カウンセリングや溶解剤対応をセットにしているかどうか |
費用だけで判断せず、使用する製剤の承認状況・医師の専門資格・アフターケアの体制なども合わせて確認することが、満足度の高い結果につながります。
料金表示の確認ポイント
クリニックのホームページに掲載されている料金と、カウンセリング時に提示される総額が大きく違うケースがあります。「1本あたりの価格」と「必要な本数」を分けて表示しているクリニックもあるため、最終的な費用を事前に必ず確認してください。追加注入が必要な場合の料金についても聞いておくと安心です。
ダウンタイムと副作用・リスク

ヒアルロン酸注入は切開を伴わない施術ですが、針を使う以上、一定のリスクはあります。事前に把握しておくことで、施術後の対処が迷わずできます。
よくある一時的な反応
注射をした部位が腫れたり、内出血が生じたりすることがあります。多くの場合、数日から1週間程度で落ち着きます。施術当日からリキッド系以外の化粧品は使用できることが多いですが、施術後の過ごし方は担当医師の指示に従ってください。
注意すべき副作用・リスク
以下のリスクについては、施術前に医師からの十分な説明を受けることが必要です。
- 凹凸・しこり: 注入量や深さが適切でない場合、肌の表面が凹凸になったりしこりができたりすることがある。多くの場合、ヒアルロン酸溶解剤で改善が可能。
- 左右差・不自然な膨らみ: 注入の技術や個人の顔の非対称性により、左右差や不自然な仕上がりになる場合がある。溶解剤の使用や追加注入で調整する。
- 遅延型アレルギー(結節): まれに遅延型アレルギー反応として硬い結節が生じることがある。この場合は溶解剤では対応できず、外科的処置やステロイド注射が必要になることもある。
- 血管塞栓: もっとも重篤なリスクの一つ。誤って血管内にヒアルロン酸が注入されると血流が遮断され、皮膚壊死や視力障害につながる可能性がある。解剖学的知識を持つ医師のもとでの施術が不可欠。
見落としがちなポイント: 水分吸収による膨らみすぎ
ヒアルロン酸は水分を引き寄せる性質があります。注入後に周囲の水分を集めて予想以上に膨らむことがあります。特に繰り返し施術を受けているうちに膨らんだ状態に慣れ、過剰な注入を希望するようになる方もいます。「もう少し入れたい」と感じた際は、医師に客観的な評価を仰ぐことをお勧めします。適切な量を守ることが自然な仕上がりへの近道です。
向いている方・慎重に検討すべき方

ヒアルロン酸注入は選ばれやすい施術ですが、すべての方に同じように向いているわけではありません。
向いている方
- 加齢やボリューム減少によるほうれい線が気になる方
- ダウンタイムを極力抑えたい方
- 切開を伴う手術に抵抗がある方
- 施術後すぐに効果を確認したい方
- まず仕上がりを試してみたいという方(溶解剤でリセットできる点は安心感につながる)
慎重に検討すべき方
- ほうれい線の原因が皮膚の大きなたるみや骨格の変化にある場合: ヒアルロン酸だけでは限界があり、HIFU・糸リフト・手術などのアプローチが適している場合もある
- 過去にヒアルロン酸製剤でアレルギー反応が出たことがある方
- 注入部位に感染症や炎症がある方
- 妊娠中・授乳中の方(施術の適否は医師に確認)
- 血液凝固に関する薬を服用中の方(内出血リスクが高まる場合がある)
よくある誤解: ヒアルロン酸さえ入れればほうれい線はすべて解決する
ほうれい線の原因は一つではありません。皮膚の深部のたるみや頬の脂肪の大きな下垂が主な原因の場合、ヒアルロン酸注入だけでは溝を埋めることは難しく、膨らみが不自然になる可能性があります。カウンセリングで原因を丁寧に確認し、必要であればほかのアプローチと組み合わせることが、より自然で持続性のある結果につながります。
他の施術との比較
ほうれい線へのアプローチは、ヒアルロン酸だけではありません。自分の状態に合った選択肢を知っておくことで、カウンセリング時の相談がしやすくなります。
| 施術 | 主な作用 | ダウンタイム | 持続性 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ヒアルロン酸注入 | ボリューム補填・溝を埋める | 短い(数日程度) | 6か月〜2年程度(製剤・個人差による) | 即効性がある・溶解剤でリセット可能 |
| HIFU(ハイフ) | 超音波でSMAS層を引き締め・リフトアップ | ほぼなし〜軽度 | 1〜2年程度(個人差あり) | 切開不要でたるみにアプローチ |
| ボトックス | 表情筋の動きを抑制 | ほぼなし | 3〜6か月程度 | 表情の癖によるシワに有効 |
| 糸リフト(スレッドリフト) | 糸でたるんだ組織を引き上げ | 数日〜1週間程度 | 1〜2年程度(個人差あり) | 中等度のたるみに対応 |
上記の期間はあくまで一般的な目安です。製品・機器・個人の条件によって異なります。担当医師に確認のうえ選択してください。
BIOTOPE CLINIC 白金では、ヒアルロン酸注入のほかHIFUや各種リフトアップ施術についてもご相談いただけます。ほうれい線の原因に応じた複合的なアプローチが気になる方は、カウンセリングでご相談ください。
治療前に確認しておきたいチェックリスト
- 使用するヒアルロン酸製剤は国内承認品か、未承認品かを確認したか
- 医師の専門資格(形成外科専門医・美容皮膚科の経験など)を確認したか
- カウンセリングから施術まで同じ医師が担当するか確認したか
- 万一仕上がりに問題があった場合のアフターケア・溶解剤対応の有無を確認したか
- 総額費用(製剤代+手技料+麻酔代など)を事前に提示してもらったか
- 服用中の薬(特に抗凝固薬・血液サラサラ系の薬)を医師に申告したか
- 施術当日・翌日の予定(重要な会食・撮影など)を考慮したか
よくある質問
- Q. ほうれい線へのヒアルロン酸注入は痛いですか?
- 針を使う施術のため、まったく無痛というわけではありません。多くのクリニックでは麻酔クリームや局所麻酔を使用するため、痛みを大幅に軽減できます。施術中に感じる痛みの程度には個人差がありますが、強い痛みが持続することは少ないです。施術前に痛みへの不安を医師に伝え、麻酔の使い方について相談することをお勧めします。
- Q. 1回の施術でどのくらい改善しますか?
- 注入量や製剤の種類、ほうれい線の深さによって結果は異なります。注入直後から効果を感じやすい施術ではありますが、1回ですべての悩みが解決するとは限りません。ほうれい線の深さや原因によっては、複数回の施術や他の施術との組み合わせが適している場合もあります。初回カウンセリングで現状の原因を確認してから、目標を医師と共有してください。
- Q. ヒアルロン酸注入を繰り返すと、将来どうなりますか?
- 体内に吸収される性質のヒアルロン酸は、適切な量を繰り返し注入する分には安全性が高いとされています。ただし、過剰に注入を繰り返すことで皮膚の伸びや不自然なボリューム感が出るリスクがあります。定期的な施術を検討している場合は、間隔や量を医師と相談しながら調整することを勧めます。溶解剤でリセットできる点はヒアルロン酸の安心できる特性の一つです。
BIOTOPE CLINIC 白金へのご相談
気になる症状・治療法は、形成外科専門医・苅部医師にカウンセリングでご相談ください。お一人おひとりの肌・お悩みに合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
所在地: 東京都港区白金 / 監修: 苅部 淳 医師(形成外科専門医)
まとめ
ほうれい線は皮膚の老化・脂肪の減少・骨格の変化・表情筋の癖など、複数の要因が重なってできるものです。ヒアルロン酸注入は、内側からボリュームを補いほうれい線を目立たなくするアプローチとして選ばれています。即効性があり、ダウンタイムが短く、溶解剤によるリセットができる点が特徴です。
一方で、施術の仕上がりは使用する製剤・注入量・医師の技術に大きく左右されます。費用だけで判断せず、医師の専門資格・カウンセリングの丁寧さ・アフターケア体制を総合的に見て選ぶことが、満足度の高い結果につながります。
気になる方はカウンセリングでご相談ください。BIOTOPE CLINIC 白金(港区白金)でもご相談いただけます。
References
- 日本美容外科学会(JSAS)公式サイト https://www.jsas.or.jp/
- 日本美容皮膚科学会 公式サイト https://www.jdcs.jp/
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「医療機器情報検索」 https://www.pmda.go.jp/
- 厚生労働省「医療広告ガイドライン」 https://www.mhlw.go.jp/
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監修医師
苅部 淳
Karibe Jun
理事長
略 歴
資 格
受 賞
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)/日本皮膚科学会
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