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バッカルファット除去の費用・効果と持続期間を解説

2026.06.16

バッカルファット除去の費用・効果を徹底解説|小顔・フェイスラインが気になる方へ

「頬のふっくらした丸みがなかなか取れない」「ダイエットをしても顔だけ痩せない」「年齢とともにフェイスラインがもたついてきた気がする」——そのようなお悩みを抱えていませんか。

バッカルファット除去は、頬の深部にある脂肪組織(バッカルファット)を取り除くことで、すっきりとしたフェイスラインや小顔効果が期待できる外科的施術です。近年、美容医療に関心をお持ちの方の間で注目度が高まっており、当院の外来でもご相談が増えています。

この記事では、バッカルファット除去の仕組みから効果・ダウンタイム・費用の目安・向いている人と向かない人まで、医療的な観点からわかりやすく解説します。施術を検討する前に、ぜひ参考にしてください。

  • バッカルファットとは何か、どのように除去するのか
  • 除去によって期待できる効果と、効果が現れるまでの期間
  • ダウンタイムや術後の副作用・リスク
  • 施術費用の目安と、費用に影響する要素
  • 向いている人・向かない人の見極め方

バッカルファットとは?仕組みと施術の特徴

バッカルファットの役割と位置

バッカルファット(Buccal Fat Pad)とは、頬の深部に存在する脂肪の塊です。頬骨の下あたり、口腔内の粘膜と咬筋(こうきん:ものを噛む筋肉)の間に位置しており、赤ちゃんのぷっくりとした頬を形成する組織としても知られています。

成長とともに自然に小さくなる方もいますが、成人になっても大きく残っている場合、頬のボリュームが目立ったり、顔が丸く見えたりする原因になることがあります。また、加齢によってバッカルファットが下方向に移動・垂れることで、フェイスラインのもたつきにつながることも報告されています。

施術の方法と流れ

バッカルファット除去は、口腔内(頬の内側)の粘膜を数ミリ切開し、バッカルファットを引き出して適量を切除する外科的手術です。顔の表面に傷跡が残らない点が特徴のひとつです。

施術時間は一般的に30〜60分程度とされており、局所麻酔下で行うクリニックが多いです。日帰りで受けられることがほとんどですが、術後の状態やクリニックの方針によって異なります。

バッカルファット除去で期待できる効果

フェイスラインの変化

バッカルファットを除去することで、頬のボリュームが減少し、小顔・すっきりとしたフェイスラインの印象が期待できます。特に「頬のあたりにどことなく丸みが残る」「横顔がもたつく」と感じている方に向いていることが多いです。

効果が現れるまでの目安として、術後の腫れが落ち着く1〜3か月後から変化を実感しやすいとされています。最終的な仕上がりは6か月程度かけて安定していくことが多いです。

加齢による変化への対応

バッカルファットは、加齢とともに重力によって下方へ移動する傾向があるとされています。あらかじめ除去しておくことで、将来的なフェイスラインのもたつきを予防する効果が期待できるという考え方もあります。ただし、加齢に伴う変化はさまざまな要因が関係するため、バッカルファット除去単独で老化を防げるわけではありません。

効果の持続性

切除した脂肪は再生しないため、一度の施術で半永久的な変化が期待できます。ただし、体重増加による周囲の脂肪の増加や、加齢による皮膚のたるみが生じることで、見た目の印象が変わる可能性はあります。

苅部医師のコメント

当院では「ダイエットを頑張っているのに頬だけ変わらない」「若い頃から頬のボリュームが気になっていた」というご相談でいらっしゃる方が多くみられます。一方で、バッカルファット除去はすべての方に適した施術ではなく、もともとの顔の形・脂肪の量・年齢・皮膚の状態を総合的に判断することが大切です。「取りすぎ」によって老けた印象になるリスクもあるため、除去量の見極めが非常に重要と考えています。カウンセリングでは3Dシミュレーションなども活用しながら、丁寧にご説明しています。

ダウンタイムと術後の副作用・リスク

ダウンタイムの目安

術後は頬の腫れや内出血が生じることがあります。腫れのピークは術後2〜3日で、おおむね1〜2週間で目立たなくなる方が多いです。口腔内の傷は自然に治癒することがほとんどですが、術後数日は食事や口腔ケアに注意が必要です。

仕事や日常生活への影響は個人差がありますが、腫れが落ち着くまでの1週間程度は人前に出ることへの抵抗感を感じる方も少なくありません。ダウンタイムのスケジュールはご自身のライフスタイルに合わせて事前に計画しておくことをおすすめします。

考えられるリスクと注意点

バッカルファット除去に伴うリスクとして、以下のような点が挙げられます。

  • 腫れ・内出血:術後に生じることがありますが、多くの場合は数週間以内に落ち着きます
  • 感染:口腔内の施術であるため、口腔衛生管理が重要です
  • 顔神経・耳下腺管への影響:稀に周辺組織への影響が生じる可能性があります
  • 左右差:もともとの顔の非対称性により、仕上がりに左右差が生じることがあります
  • 除去しすぎによる印象の変化:将来的に頬がこけた印象になる可能性があります

施術を受ける際は、リスクを十分に理解した上でご判断ください。

向いている人・向かない人

バッカルファット除去が向いている可能性が高い方

  • もともと頬にボリュームがあり、丸顔・童顔が気になっている方
  • ダイエットをしても頬の丸みが改善されにくい方
  • 30〜40代で、皮膚のハリ・弾力がある程度保たれている方
  • フェイスラインをすっきりさせたいと長年感じている方

慎重な検討が必要な方・向かない可能性がある方

  • 頬がもともと薄い方、痩せ型でもともとボリュームが少ない方
  • 50代以降で皮膚のたるみが進んでいる方(除去によってさらにたるみが目立つ場合があります)
  • 重大な基礎疾患や出血傾向のある方
  • 顔の印象を大きく変えることへの不安が強い方

よくある誤解・見落としがちなポイント

「バッカルファット除去をすれば誰でも小顔になれる」は誤りです。バッカルファットの大きさには個人差があり、脂肪が十分でない場合は効果が限定的になることがあります。また、頬のボリュームの原因が皮下脂肪や筋肉にある場合は、バッカルファット除去だけでは期待通りの変化が得られないことがあります。

「若いうちに取っておけば安心」とも言い切れません。人は年齢とともに顔全体の脂肪が減少し、頬がやつれやすくなります。過剰に除去した場合、将来的に頬がこけた老けた印象になるリスクがあります。除去量は慎重に判断することが重要です。

バッカルファット除去と他施術の比較

実際の診療では、「バッカルファット除去と他の施術、どちらが自分に向いているのか」というご相談も多く寄せられます。以下に代表的な施術との比較をまとめました。

施術名 アプローチ ダウンタイム 費用目安(片側) 向いている方
バッカルファット除去 外科的切除 1〜2週間 両側20〜40万円程度 頬の深部脂肪が多い方
HIFU(ハイフ) 超音波でたるみ・リフトアップ ほぼなし〜数日 5〜20万円程度 たるみ・フェイスラインのもたつきが気になる方
ボルニューマ 脂肪溶解・引き締め 数日〜1週間 施術範囲により異なる 皮下脂肪が気になる方・メスを使いたくない方
Morpheus8(モフィウス) 高周波ニードルで引き締め・肌質改善 数日〜1週間 10〜25万円程度 皮膚の引き締め・フェイスラインの改善を目指す方

※費用はクリニックや施術内容により大きく異なります。上記はあくまで目安です。

バッカルファット除去は外科的なアプローチであり、メスを使わない機器治療とは効果の性質が異なります。どちらが自分に合っているかは、担当医師との丁寧なカウンセリングで判断することが大切です。BIOTOPE CLINIC 白金ではHIFUやボルニューマ、Morpheus8といった機器治療もご提供しており、外科的施術と機器治療を組み合わせたトータルプランのご相談も承っています。

バッカルファット除去の費用の目安

一般的な費用の範囲

バッカルファット除去は自由診療(保険適用外)のため、費用はクリニックによって異なります。一般的な目安として、両側で20〜40万円程度の設定が多い傾向にありますが、麻酔の種類(局所麻酔・静脈麻酔)や施術内容、検査費用などが加わることで総額は変わります。

費用に影響する主な要素

  • 麻酔の種類:局所麻酔より静脈麻酔(眠った状態で受ける麻酔)の方が費用が高くなることが多いです
  • 術前検査費用:血液検査など安全確認のための検査費用が別途かかる場合があります
  • アフターケア・再診料:術後の経過観察費用が含まれているかどうかも確認が必要です
  • 他施術との組み合わせ:HIFUや脂肪溶解注射と組み合わせる場合は費用が加算されます

カウンセリング時に総額の内訳を確認し、術後のフォローアップ体制についても事前にご確認いただくことをおすすめします。

学術的な知見について

バッカルファット除去に関するレビュー論文(Aesthetic Surgery Journal, 2021年)では、術後患者の満足度は概ね高く報告されており、適切な症例選択と除去量の管理が良好な結果に重要であるとされています。また、顔の加齢に伴う脂肪区画(コンパートメント)の研究では、バッカルファットは30〜40代以降に重力方向へ移動し始め、フェイスラインの変化に関与するとする報告もあります。こうした知見からも、施術のタイミングや対象者の選定が結果に大きく影響することがわかります。

よくある質問

Q. バッカルファット除去の効果はいつから感じられますか?
術後の腫れが落ち着く1〜3か月後から変化を実感しやすくなる方が多いです。最終的な仕上がりは6か月程度かけて安定していくとされています。腫れが引く前の時期は効果が実感しにくいため、経過を焦らず見守ることが大切です。
Q. バッカルファット除去は20代でも受けられますか?
20代でも受けることは可能ですが、若い年代ほど将来的な加齢変化(頬のこけ・たるみ)を考慮した慎重な判断が必要です。担当医師と十分に相談した上で、適切な除去量を検討することが重要とされています。
Q. バッカルファット除去とヒアルロン酸注射、どちらが小顔に向いていますか?
バッカルファット除去は深部の脂肪を物理的に除去することで頬のボリュームを減らす施術です。一方、ヒアルロン酸注射は形を整えることには適していますが、ボリュームを大幅に減らすものではありません。お悩みの原因がどこにあるかによって最適な選択肢は異なります。カウンセリングで医師に相談されることをおすすめします。

まとめ

バッカルファット除去は、頬の深部にある脂肪組織を外科的に取り除くことで、すっきりとしたフェイスラインや小顔効果が期待できる施術です。効果の持続性が高く、顔の表面に傷跡が残りにくい点が特徴とされています。

一方で、誰にでも適した施術ではなく、年齢・皮膚の状態・もともとの顔の脂肪量によって、向き不向きが大きく異なります。将来的な加齢変化を見越した除去量の判断も非常に重要です。メスを使いたくない方には、HIFUやボルニューマ、Morpheus8といった機器治療という選択肢もあります。自分のお悩みにどのアプローチが合っているかは、医師との丁寧な対話の中で見極めることが大切です。

気になる方はカウンセリングでご相談ください。BIOTOPE CLINIC 白金(港区白金)では、形成外科専門医の苅部医師をはじめとするチームが、外科的施術から機器治療まで幅広い選択肢の中からお一人おひとりに合ったご提案をいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

References

  1. Meier JD, et al. Buccal fat pad removal: indications, techniques, and outcomes. Aesthetic Surgery Journal. PubMed
  2. Stuzin JM, et al. The anatomy and clinical applications of the buccal fat pad. Plastic and Reconstructive Surgery. PubMed
  3. Rohrich RJ, et al. The role of facial fat compartments in facial aging. Plastic and Reconstructive Surgery. PubMed
  4. Gierloff M, et al. Aging changes of the midfacial fat compartments: a computed tomographic study. Plastic and Reconstructive Surgery. PubMed
  5. Coban YK, et al. Patient satisfaction and aesthetic outcomes of buccal fat pad excision: a systematic review. Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology. PubMed

監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
各病院での臨床経験を経て形成外科専門医取得
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院(千代田区市ヶ谷)
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院(港区白金)

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)日本皮膚科学会

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