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裏ハムラ法のダウンタイム・腫れの期間と経過を解説

2026.06.05

裏ハムラ法のダウンタイム・腫れはどのくらい?期間と経過を詳しく解説

「目の下のクマやふくらみが気になるけれど、ダウンタイムが怖くて手術に踏み切れない」——そのようなお気持ちをお持ちの方は少なくありません。裏ハムラ法は、目の下のたるみ・クマ・膨らみに対して高い改善効果が期待できる形成外科的手術ですが、「どれくらい腫れるの?」「仕事はいつから復帰できる?」という疑問がハードルになっていることも多いようです。 この記事では、裏ハムラ法のダウンタイムの実際の期間・腫れの推移・回復を早めるための注意点まで、形成外科専門医の知見をもとに詳しくご説明します。治療を検討している方がよく抱く「よくある誤解」にも丁寧にお答えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
  • 裏ハムラ法のダウンタイム(腫れ・内出血など)の具体的な期間と経過
  • ダウンタイムを悪化させないための注意事項
  • よくある誤解と正しい知識
  • 裏ハムラ法が向いている人・向いていない人の特徴
  • 費用の目安とよくある質問への回答

裏ハムラ法とは——仕組みと特徴

裏ハムラ法(transconjunctival fat repositioning、経結膜的眼窩脂肪移動術)は、下まぶたの結膜側(まぶたの裏側)から切開し、目の下に膨らみをつくっている眼窩脂肪(がんかしぼう)を切除・移動させる手術です。眼窩脂肪を目の下のくぼみ(涙袋の下のへこみ)に再配置することで、膨らみとくぼみを同時に改善し、クマや老けた印象を和らげる効果が期待できます。 皮膚を切らないため、表側に傷が残らないことが大きな特徴です。外側からは手術したことがわかりにくく、ダウンタイム後は自然な仕上がりになりやすいとされています。ただし、皮膚のたるみが強い方や、皮膚側へのアプローチも必要な方には、別の術式を組み合わせる場合もあります。 BIOTOPE CLINIC 白金では、理事長の苅部 淳医師(日本形成外科学会形成外科専門医)が一人ひとりの目元の状態を丁寧に評価したうえで、裏ハムラ法をはじめとした目元治療のご相談をお受けしています。

裏ハムラ法のダウンタイム——腫れ・内出血の期間と経過

裏ハムラ法のダウンタイムは、同様の目元手術のなかでは比較的穏やかとされていますが、個人差があります。ここでは、術後の一般的な経過を時系列でご説明します。

術直後〜3日目:腫れ・内出血のピーク

手術直後から翌日にかけて、目の周囲に腫れと内出血が現れます。最初の24〜72時間がもっとも強く出やすい時期です。まぶたが重く感じたり、目が開きにくくなったりすることがありますが、これは一時的なものです。 内出血は目の下や頬にかけて紫〜黄みがかった色として現れることがあります。コンシーラーで目立ちにくくすることは可能ですが、この時期は安静を優先するのが望ましいでしょう。

4〜7日目:腫れが落ち着き始める時期

術後4〜7日目には、腫れが少しずつ引き始めます。内出血の色も青→紫→黄色へと変化しながら薄くなっていくことが多いです。この時期になると、軽い外出やデスクワーク程度であれば対応できる方もいらっしゃいます。 ただし、長時間の前かがみの姿勢や激しい運動は腫れを長引かせる可能性があるため、引き続き注意が必要です。

1〜2週間:社会復帰の目安

多くの方で、術後7〜10日前後には大きな腫れや内出血がかなり落ち着き、社会復帰(職場復帰・人との接触が多い活動)できる状態に近づいてきます。ただし完全に腫れが消えるわけではなく、この段階ではまだ仕上がりの途中です。 コンタクトレンズの使用については、術後1〜2週間程度は避けていただくことが一般的です。担当医の指示に従ってください。

1か月〜3か月:最終的な仕上がりへ

腫れが完全に引き、組織が落ち着くまでにはおおよそ1〜3か月かかるとされています。特に、移動させた脂肪が定着して自然な馴染み方になるのはこの時期以降です。術後1か月の段階ではまだ完成形ではないため、焦らず経過を見ることが大切です。

苅部医師のコメント

当院の外来では「術後1週間で仕上がりが見えないので不安です」とご相談いただくことが非常に多くみられます。裏ハムラ法は組織が馴染むまでに時間がかかる術式で、1〜2か月後に「こんなに自然になったんですね」と喜んでいただけるケースが多いです。焦りはダウンタイムを長引かせる行動(飲酒・激しい運動など)にもつながりやすいため、術後の生活指導をしっかり守ることが仕上がりの質にも直結します。

ダウンタイムの症状まとめ——腫れ以外に出るもの

裏ハムラ法のダウンタイムでは、腫れ・内出血のほかにも以下のような症状が一時的に現れることがあります。
症状 一般的な持続期間の目安 備考
腫れ(浮腫) 1〜2週間(大きな腫れ)、完全消失は1〜3か月 個人差あり。朝に強くなりやすい
内出血 1〜2週間 コンシーラーで対応可能な場合が多い
目のゴロゴロ感・違和感 数日〜1週間程度 結膜側の縫合糸が溶けるまで続く場合あり
目の下の硬さ・つっぱり感 数週間〜1〜2か月 組織が馴染むにつれ改善
涙が出やすくなる感覚 数日〜1週間 一時的なものが多い
なお、強い痛み・急激な腫れの悪化・視力の変化などが生じた場合は、速やかに担当医に連絡することが重要です。

ダウンタイムを長引かせないための注意事項

術後の過ごし方が、ダウンタイムの長さや仕上がりの質に影響します。以下の点に注意することで、回復をよりスムーズにすることが期待できます。

術後1週間に特に気をつけること

  • 頭を高く保つ:就寝時も枕を高めにして顔が心臓より上になるよう意識すると、腫れが軽減されやすいとされています。
  • 冷やす(アイシング):術後早期はクーリングが腫れの軽減に有効とされています。ただし直接氷を当てるのは避け、清潔なタオルで包んだ保冷剤を使用してください。
  • 飲酒・喫煙を避ける:アルコールと喫煙は血流を乱し、腫れや内出血を悪化・長期化させる可能性があります。少なくとも術後1〜2週間は控えることが推奨されます。
  • 激しい運動・熱いお風呂・サウナを避ける:血流を促進する行為は腫れを悪化させるリスクがあります。
  • 目元をこすらない:術後の繊細な組織を傷つける可能性があります。

見落としがちなポイント——術後の紫外線対策

目元の術後は皮膚のバリア機能が一時的に低下しているため、紫外線による色素沈着が起こりやすい状態にあります。外出時のサングラスやUVカットのサングカットは、ダウンタイム中から積極的に取り入れることをおすすめします。 また、術後に血行を促進するマッサージを自己判断で行うのは避けてください。「むくみを取ろう」とマッサージすることで、逆に組織の回復を妨げる場合があります。気になることは必ず担当医に確認するようにしましょう。

裏ハムラ法に向いている人・向いていない人

当院の臨床現場では、「目の下のクマが長年のコンプレックスで、化粧でもカバーしきれない」「加齢とともに膨らみが目立ってきた」というご相談が増えています。裏ハムラ法はすべての方に適しているわけではなく、状態によっては別のアプローチが適切な場合もあります。

裏ハムラ法が向いている可能性が高い方

  • 目の下の眼窩脂肪の膨らみが原因でクマが目立っている方
  • 膨らみの下に影(くぼみ)があり、立体的な凹凸が気になる方
  • 皮膚側に目立った傷を残したくない方
  • 皮膚のたるみはさほど強くない方(中程度以下)
  • 長期的な改善効果を求めている方

慎重な検討が必要な方・向いていない可能性がある方

  • 皮膚のたるみが強く、皮膚切除も必要と判断される方
  • 眼窩脂肪の量が少なく、くぼみが主な原因の方(別のアプローチが適切な場合があります)
  • 全身状態や眼科的な問題がある方
  • 血液をサラサラにする薬を服用中の方(術前に医師への相談が必要です)
  • 妊娠中・授乳中の方
なお、目元のクマには「色素沈着型」「血管型」「構造型(影)」など複数のタイプがあり、裏ハムラ法が有効なのは主に構造型・脂肪型のクマです。色素沈着が主な原因の場合は、ピコレーザーなど別の治療が適している場合もあります。ご自身のクマのタイプが気になる方は、専門医へのご相談をおすすめします。

よくある誤解——「裏ハムラ法は傷が残らないから簡単な手術」

「まぶたの裏を切るから傷が見えない=簡単・リスクが少ない」と思われている方も少なくありません。しかし裏ハムラ法は眼窩(目の骨のくぼみ)内の脂肪を操作する繊細な手術であり、術者の解剖学的知識と形成外科的技術が求められます。 海外の論文(Plastic and Reconstructive Surgery誌掲載の複数の研究)においても、眼窩脂肪の移動量や移動先の正確な評価が仕上がりの満足度に大きく影響するとされており、術前の丁寧な診察・設計が不可欠です。「傷が見えない=リスクゼロ」ではなく、適切な医療機関・専門医による診断と手術を受けることが重要です。 また、苅部医師の術後経過観察の実感では、「ダウンタイムが全くない」と思っていた患者さんが術後の腫れに驚かれるケースも実際の診療では見受けられます。術前のカウンセリングでダウンタイムについて十分に説明を受けることが、術後の安心感にもつながります。

費用の目安

裏ハムラ法は保険適用外の自由診療です。費用は術式の内容・クリニックによって異なりますが、一般的な目安として両目で30〜60万円前後の範囲で設定しているクリニックが多いとされています。 麻酔の種類(局所麻酔・静脈麻酔)や、他の術式との組み合わせによっても費用は変わります。BIOTOPE CLINIC 白金での正確な費用については、カウンセリング時にご確認ください。また、術前の検査費用・術後のアフターケア費用が別途かかる場合もあるため、総額を事前に確認することをおすすめします。

よくある質問

Q. 裏ハムラ法の手術後、いつから仕事に復帰できますか?
デスクワーク中心のお仕事であれば、術後3〜5日程度で復帰できる方もいらっしゃいますが、腫れや内出血の個人差があるため、一般的には術後7〜10日程度を目安に考えていただくことが多いです。接客業や人前に出る機会が多い方は、2週間程度の余裕を持ったスケジュールが安心です。担当医と相談しながら計画することをおすすめします。
Q. 腫れや内出血を早く引かせる方法はありますか?
術後早期のアイシング(冷やす)、頭部を高く保った就寝姿勢、飲酒・喫煙・激しい運動の回避が有効とされています。サプリメント(ビタミンCやブロメライン)が回復を助けるという報告もありますが、術後の使用可否については必ず担当医にご確認ください。自己判断でのマッサージや温めは逆効果になる場合があります。
Q. 裏ハムラ法の効果はどのくらい持続しますか?
移動した眼窩脂肪は定着すると長期的に維持されやすく、数年単位の持続効果が期待できるとされています。ただし加齢による変化や体重の増減の影響を受けることもあります。ヒアルロン酸注射などの非手術的治療と比較して、より持続的な改善が期待できる術式です。個人差があるため、担当医へご相談ください。

まとめ

裏ハムラ法は、目の下の膨らみ・クマ・凹凸を改善するための形成外科的手術であり、表側に傷が残りにくい点が特徴です。ダウンタイムは術後1〜2週間で大きな腫れ・内出血が落ち着き、完全な仕上がりには1〜3か月程度かかることが多いとされています。 術後の過ごし方(アイシング・頭部挙上・飲酒禁止・激しい運動の回避など)がダウンタイムの長さに影響するため、医師の指示をしっかり守ることが大切です。また、「傷が見えない=簡単な手術」という誤解にも注意し、形成外科専門医によるしっかりとした診察・カウンセリングを受けることが、満足度の高い結果につながります。 目元のクマや膨らみにお悩みの方、裏ハムラ法のダウンタイムについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ専門医へのカウンセリングでご相談ください。BIOTOPE CLINIC 白金(東京都港区白金)では、日本形成外科学会形成外科専門医の苅部医師が一人ひとりの目元の状態を丁寧に評価し、最適な治療のご提案をしております。どうぞお気軽にご相談ください。

参考情報・出典

監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
各病院での臨床経験を経て形成外科専門医取得
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院(千代田区市ヶ谷)
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院(港区白金)

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)日本皮膚科学会

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