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裏ハムラ法でクマを改善|効果・ダウンタイム・費用を解説

2026.06.03

裏ハムラ法でクマは改善できる?効果・ダウンタイム・費用をわかりやすく解説

「目の下のクマが気になるけれど、化粧品ではどうにもならない」「疲れていないのに疲れて見られる」そんなお悩みを抱えていませんか。目の下のクマは、睡眠不足や血行不良だけが原因ではなく、加齢にともなう顔の構造的な変化が深く関わっていることがあります。そのような構造的なクマに対して、高い改善効果が期待できる手術のひとつが裏ハムラ法です。 この記事では、裏ハムラ法の仕組みから効果・ダウンタイム・費用の目安・向いている人まで、美容医療の専門医の知見をもとに丁寧に解説します。「本当に効果があるの?」「ダウンタイムはどのくらい?」といった疑問に、できる限り正確にお答えします。
  • 裏ハムラ法がどのような仕組みで目の下のクマを改善するか
  • 期待できる効果と、向いている人・向かない人の違い
  • ダウンタイムや副作用のリアルな目安
  • 費用の目安と、他の治療法との違い
  • よくある誤解や手術前に知っておきたいポイント

裏ハムラ法とは?仕組みと特徴

目の下のクマが生まれる「構造的な理由」

目の下のクマには、大きく分けて「茶クマ(色素沈着)」「青クマ(血行不良)」「黒クマ(影クマ)」の3種類があります。このうち裏ハムラ法が特に有効とされるのは、加齢や遺伝的な骨格によって生じた黒クマ(影クマ)です。 年齢を重ねると、眼窩(がんか)と呼ばれる目の骨のくぼみの中に収まっていた眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に押し出され、目の下にふくらみ(いわゆる「目袋」)が生じます。そのふくらみの下にできる影が、クマとして見えるのです。スキンケアや睡眠だけでは改善が難しい、根本的な構造の問題です。

裏ハムラ法の手術の仕組み

裏ハムラ法は、下まぶたの裏側(結膜側)から切開するため、皮膚表面には傷が残らないのが最大の特徴です。表側を切る「表ハムラ法」と異なり、目の下の皮膚にメスを入れないため、傷跡が外から見えません。 手術では、飛び出した眼窩脂肪を除去するだけでなく、その脂肪を目の下のくぼんだ部分(涙袋の下の溝、いわゆる「ゴルゴライン」や頬のくぼみ)に移動・再配置します。これにより、ふくらみと凹みのコントラストがなだらかになり、影(クマ)が目立ちにくくなることが期待できます。

表ハムラ法との違い

表ハムラ法は皮膚表面を切開するため、皮膚のたるみがある場合の余剰皮膚切除も同時に行えます。一方、裏ハムラ法は皮膚の弾力がある方や比較的若い年齢層に向いており、皮膚に傷が残らない点が大きなメリットです。どちらを選ぶかは皮膚の状態や年齢によって異なるため、専門医との相談が重要です。

裏ハムラ法で期待できる効果・改善できる変化

目の下のふくらみ・影が改善される

眼窩脂肪を移動・再配置することで、目袋のふくらみが平坦になり、そこにできていた影のクマが目立ちにくくなる効果が期待できます。多くの方で「疲れた印象が和らいだ」「若々しく見えるようになった」という変化を実感されています。 Plastic and Reconstructive Surgery誌に掲載された研究では、眼窩脂肪の移動を用いた術式において術後患者満足度が高く、長期的な改善維持が確認されたという報告があります。こうしたデータは、この術式の有効性を裏付ける根拠のひとつとされています。

自然なフェイスラインへの効果

余った脂肪を頬の凹みに移すことで、目の下から頬にかけてのなだらかなカーブが生まれ、顔全体の立体感が整います。単に「若く見える」だけでなく、自然な顔の造形美に近づくことが期待できる点が特徴的です。

効果の持続性について

一度移動した脂肪は定着するため、効果は比較的長期間持続すると考えられています。ただし、加齢はその後も継続しますので、年齢を重ねるにつれて再度の変化が生じることもあります。ヒアルロン酸注射などの非外科的な治療と比較すると、効果の持続性という点では優れた選択肢のひとつです。

苅部医師のコメント

当院では「目の下がたるんで老けて見える」「クマが濃くなってきた」というご相談でお越しになる方が多くみられます。診察をしてみると、実際には眼窩脂肪の突出による影クマであることが多く、スキンケアや点滴だけでは限界があるケースも少なくありません。裏ハムラ法は外側から傷が見えないため、手術に抵抗を感じていた方にも選ばれやすい術式です。ただし、皮膚のたるみが強い方など、表ハムラ法や他の治療との組み合わせが適している場合もありますので、まずはカウンセリングでお顔の状態を拝見させてください。

ダウンタイムと術後の経過・副作用

一般的なダウンタイムの目安

裏ハムラ法のダウンタイムは、個人差はありますがおおむね1〜2週間程度が目安とされています。主な症状としては、腫れ・内出血・違和感などがあります。腫れは術後2〜3日でピークを迎え、その後徐々に引いていくことが多いです。 内出血は皮膚表面に出ることもあり、コンシーラーなどでカバーしながら日常生活を送られる方もいます。完全に自然な状態に落ち着くまでには、1〜3か月ほどかかる場合もあります。

主な副作用・リスク

裏ハムラ法は比較的安全性の高い術式ですが、すべての医療行為にリスクはともないます。考えられる副作用・リスクとして、以下のものが挙げられます。
  • 一時的な腫れ・内出血
  • 左右差(非対称)
  • まぶたの引きつれ感(一時的なことが多い)
  • ドライアイの一時的な悪化
  • まれに眼球周辺の血腫(迅速な対処が必要)
リスクを最小限に抑えるためには、形成外科専門医など解剖学的知識を十分に持つ医師のもとで手術を受けることが重要です。術前のカウンセリングで既往歴や現在の目の状態を詳しく確認することも大切です。

術後のケアと注意点

術後は激しい運動・飲酒・サウナなど血行を促進する行為を一定期間控える必要があります。また、コンタクトレンズの使用も術後しばらくは禁止となることが多いため、眼鏡の準備をしておくと安心です。クリニックの指示に従い、定期的な経過観察を受けることが回復の近道です。

裏ハムラ法が向いている人・向かない人

向いている方の特徴

  • 目の下のふくらみ(眼窩脂肪の突出)が原因の黒クマ・影クマが気になる方
  • 目の下の皮膚の弾力が比較的保たれている方(目安として40代まで、ただし個人差あり)
  • 皮膚表面に傷跡を残したくない方
  • ヒアルロン酸などの注入療法で満足できなかった方
  • 持続性の高い改善を希望される方

向かない・注意が必要な方

  • 皮膚のたるみが顕著な方(表ハムラ法や他の術式が適切な場合がある)
  • 茶クマ(メラニン色素による色素沈着)や青クマ(血行不良)が主な原因の方(レーザーや内科的アプローチが向いていることが多い)
  • 眼科的な問題を抱えている方(要事前相談)
  • 血液凝固に関わる薬を服用中の方(要事前相談)
どのタイプのクマかは、ご自身では判断しにくいことも多いです。当院の外来では、「クマに悩んでいるけれど何が原因かわからない」というご相談が増えています。臨床現場で見ていると、患者さん自身の判断とクマの実態がズレていることが意外と多くあります。正確な診断が治療選択の第一歩になるため、まずは専門医の診察を受けることをお勧めします。

他のクマ治療との比較

クマの治療には複数の選択肢があります。裏ハムラ法と代表的な治療法を以下の表で比較します。
治療法 主な対象クマ ダウンタイム 効果の持続 費用目安(税込)
裏ハムラ法 黒クマ(影) 1〜2週間程度 長期的(数年〜) 40〜70万円程度
ヒアルロン酸注射 黒クマ(影・凹み) ほぼなし〜数日 6か月〜1年程度 5〜15万円程度
ピコレーザー 茶クマ(色素) 数日〜1週間 個人差あり 3〜10万円程度/回
Morpheus8(モフィウス) たるみ・皮膚の質改善 数日〜1週間 6か月〜1年程度 10〜30万円程度
※費用はあくまで目安であり、クリニックや症状の程度によって異なります。正確な費用はカウンセリング時にご確認ください。 なお、BIOTOPE CLINIC 白金ではヒアルロン酸注射やピコレーザー、Morpheus8(モフィウス)なども提供しており、クマのタイプや程度に合わせた複合的なアプローチという選択肢もあります。詳しくはカウンセリングにてご相談ください。

よくある誤解と見落としがちなポイント

誤解① 「クマはすべてハムラ法で治る」

裏ハムラ法が有効なのは主に眼窩脂肪の突出による黒クマ(影クマ)です。茶クマ(メラニン色素)や青クマ(皮下の血管透見)が主因の場合は、レーザーやスキンケア指導などの別のアプローチが適しています。自己判断でハムラ法を選ぼうとすると、原因に合わない治療になる可能性があります。まず専門医にクマのタイプを診てもらうことが大切です。

誤解② 「裏ハムラ法は切らないからリスクがない」

「皮膚表面を切らない」というのは「傷が見えない」という意味であり、手術そのものがリスクゼロというわけではありません。結膜(目の裏側の粘膜)を切開する外科的処置であることに変わりはなく、術後の腫れや内出血、まれな合併症のリスクはともないます。「切らないから安心」と軽く考えず、術前にリスクについてもしっかり医師から説明を受けることが重要です。

費用の目安と保険適用について

裏ハムラ法は美容目的の手術に分類されるため、健康保険は適用されず、全額自費診療となります。費用の相場はクリニックや術式の詳細によって異なりますが、両目で40〜70万円程度が目安とされています。 麻酔費・検査費・術後の薬代が別途かかるケースもあるため、カウンセリング時に総額を確認することをお勧めします。価格だけで選ぶのではなく、担当医師の専門性・実績・術後サポート体制も重視して選んでいただくことが大切です。

よくある質問

Q. 裏ハムラ法の手術時間はどのくらいかかりますか?
一般的に両目で1〜2時間程度が目安とされています。局所麻酔で行われることが多く、術後は数時間経過観察したのちに帰宅できるクリニックが多いです。ただしクリニックの方針によって異なりますので、事前に確認されることをお勧めします。
Q. 術後はいつから仕事・日常生活に戻れますか?
腫れや内出血の程度によりますが、デスクワーク中心の方であれば術後3〜5日程度で復帰される方も多くみられます。ただし人前に出るお仕事の場合は1〜2週間の余裕を見ておくと安心です。術後の経過には個人差がありますので、担当医師の指示を優先してください。
Q. 裏ハムラ法は何歳から受けられますか?また年齢の上限はありますか?
一般的に20代以降で眼窩脂肪の突出が確認できれば適応となる場合があります。年齢の上限に明確な基準はありませんが、皮膚のたるみが強い方には表ハムラ法や他の術式が適していることがあります。年齢よりも「皮膚の状態と眼窩脂肪の程度」が選択の基準となりますので、まずは診察を受けることをお勧めします。

まとめ

裏ハムラ法は、眼窩脂肪の突出による目の下のふくらみ・影クマを根本から改善することが期待できる外科的治療法です。皮膚の表面に傷が残らないこと、効果の持続性が高いことが大きなメリットである一方、すべてのクマに有効というわけではなく、クマのタイプや皮膚の状態によって適切な治療法は異なります。 大切なのは、まず「自分のクマがどのタイプか」を専門医に正確に診てもらうことです。原因に合った治療を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。 気になる方はカウンセリングでご相談ください。BIOTOPE CLINIC 白金(東京都港区白金)では、形成外科専門医の苅部医師が目の下のクマについて丁寧に診察・ご説明いたします。ぜひお気軽にご来院・お問い合わせください。

参考情報・出典

監修医師

苅部 淳 形成外科専門医・BIOTOPE CLINIC 白金 理事長

苅部 淳

Karibe Jun

理事長

略 歴

順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
各病院での臨床経験を経て形成外科専門医取得
2019年 麹町皮ふ科・形成外科クリニック 開院(千代田区市ヶ谷)
2021年 BIOTOPE CLINIC 白金 開院(港区白金)

資 格

日本形成外科学会 形成外科専門医
日本抗加齢学会 専門医
日本医師会認定産業医
アラガン社 ボツリヌス注射・ヒアルロン酸 VST認定医

受 賞

東京大学形成外科 最優秀賞(2016年)
日本形成外科学会 優秀賞(2018年)
ASPS(アメリカ形成外科学会)優秀演題発表(2018年)

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療を保証するものではありません。気になる症状・お悩みがある場合は専門医にご相談ください。
参考:日本美容外科学会(JSAPS)日本皮膚科学会

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