妊活をご検討中のタイミングで当院を受診された患者様の症例です。
現在はアクアフィリングによるしこりや痛みなどの自覚症状はありませんでしたが、将来的な妊娠・授乳への影響を懸念され、予防的に除去をご希望されました。

アクアフィリングは長期間体内に残存することがあり、時間の経過とともに感染、被膜形成、変形、痛みなどのリスクが報告されています。特に妊娠中や授乳中の安全性が確立されていないため、不安を抱える方には早期の除去をご案内しています。

術後1か月時点では、腫れや内出血はほぼ改善し、自然なバストの形状に回復しています。
掲載写真はお顔にモザイク処理を施しております。

リスク・副作用について

・術後の腫れ、内出血、むくみ（通常は1～2週間程度で軽快）
・一時的な痛みや違和感
・傷跡（脇下など目立ちにくい部位を選択しますが個人差があります）
・感染、血腫（稀ではありますが可能性があります）
・バストの左右差、ボリュームの減少
・麻酔に伴う体調への影響（全身状態に応じて事前に評価します）

当院では、形成外科専門医が術前評価から術後フォローまで一貫して対応し、安全性と仕上がりの両立を重視しています。
症状が出ていない場合でも、妊活・授乳をお考えの方は早めにご相談ください。