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ジュベルックに危険性はある?注意点やリジュランとの違いなどを解説

2025.02.08

忙しい毎日の中でふと鏡を見たとき、肌のハリや弾力が失われていることに気づくと少し気分が沈みませんか?
そんな方々に美容医療の施術として注目されている「ジュベルック」、肌育注射で昨今話題になっていますね。

本記事ではさまざまな美容治療の中から、なぜジュベルックが注目されているのか、気になる危険性や効果について詳しく解説します。

さらに、リジュランやヒアルロン酸、レニスナといった他の施術との違いや、施術を受けるのにおすすめな人、施術方法や注意点についても触れていきます。
ジュベルックの施術が気になるけど危険性がないのか心配、と感じている方はぜひ本記事を読み進めてみてください。


ジュベルック注射に危険性はある?

ジュベルックに危険性はあるのか?その答えは、危険性は低い傾向にあるとはいわれています
ジュベルックは肌に直接製剤を注入する治療のため、危険性があるのかと不安な方もいらっしゃると思います。危険性は低い傾向にあるといわれていますが、副作用が全く無いというわけではありません。

ジュベルック注射の特徴の一つに、副作用が少ない点が挙げられます。
まず、ジュベルックの主成分であるポリ乳酸(PDLLA)は、ジャガイモやトウモロコシ、サトウキビなどのでんぷんから抽出したエキスから作られるため、体内で自然に分解され残存しません。

また、ポリ乳酸は丸い粒子構造を持つため、注入された部位の周囲組織を傷つけにくく、炎症を起こしづらいという利点もあります。

ジュベルックはしこりや肉芽、アレルギー反応の発生リスクが低いとされています。

それでも可能性として副作用が発生する場合があります。

具体例としては、注入した部位に腫れやむくみ、内出血、赤み、硬結が生じることです。副作用の症状は多くの場合一過性のもので、通常1週間から10日程度で軽減します。


ジュベルック注射とは

ジュベルック注射は、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋(ひかきょう)ヒアルロン酸を主成分とする韓国発のスキンブースターです。

ポリ乳酸(PDLLA)は線維芽細胞を活性化することでコラーゲン生成を促進し、非架橋ヒアルロン酸は肌の潤いを高めるので、肌に自然なハリや弾力が生まれます。ジュベルックは米国FDAと韓国KFDAの承認を受け、美容の分野で注目されています。

ジュベルック注射の魅力の一つは、効果が持続しやすい点です。

ポリ乳酸(PDLLA)が肌内部で長期間働きかけるため、コラーゲンの生成が1〜2年かけて持続します。
月に一回のペースで3回施術を行えば、1年以上肌のハリ感を楽しめます
。施術を重ねると、肌のキメが整いなめらかな肌を保てるでしょう。

ジュベルックは副作用が少ない点も大事なポイントです。ポリ乳酸(PDLLA)の成分特性による体内への残存の少なさや、粒子が丸いため炎症を起こしにくい点、しこりやアレルギー反応のリスクが少ない点が魅力です。


ジュベルック注射の期待できる効果

ジュベルック注射は主成分であるポリ乳酸(PDLLA)が肌のコラーゲン生成を促すため、肌内部からさまざまな嬉しい効果が期待できます。
特に肌のハリや弾力性が向上によって、ニキビ跡や肌の凹凸も滑らかにします。

肌のハリと弾力のサポート

ジュベルック注射には、ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸という二つの成分が含まれています。

非架橋ヒアルロン酸は水分吸収能力を持ち、肌を保湿し、素早く弾力を与えます。

施術後には、肌にしっとりとした感触をもたらし、弾むような質感が期待できます。

ポリ乳酸(PDLLA)は線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンの生成を継続的に促進します。ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸の働きにより、肌は1年から2年にわたって健康的でハリのある状態が保てます。

肌にハリを与えることで毛穴が気にならなくなる

ポリ乳酸(PDLLA)が肌に弾力をもたらし非架橋ヒアルロン酸によって肌の保水力が高まると、うるおいとハリのある肌を実現します。

その結果として毛穴が目立たなくなることも期待できます。ジュベルックの施術を受けた方は、潤いとともに引き締まった肌を実感できるでしょう。


リジュランやヒアルロン酸、レニスナとの違い

今注目されている、肌育注射には、ジュベルックのほかにリジュランやヒアルロン酸、レニスナなどがあります。
ジュベルックとの違いはなんなのか、それぞれ解説していきます。

リジュランとの違い

ジュベルックとリジュランは、どちらも肌の健康をサポートするスキンブースターですが、成分や効果の持続性に違いがあります
リジュランはサーモン由来のポリヌクレオチドを主成分とし、ポリヌクレオチドが肌の組織を修復し、抗炎症作用やDNAの再合成を促進することで、肌のハリや弾力を向上させます。
ポリヌクレオチドは人間のDNAに似ているため、体になじみやすいといわれています。

リジュランの治療は2〜3週間ごとに4回受けることが推奨され、効果は約6ヶ月持続します。

一方、ジュベルックはポリ乳酸(PDLLA)を主成分とし、ポリ乳酸(PDLLA)が肌内部を刺激しコラーゲンの生成を助けることで、肌のボリュームを増やします。ジュベルックは1ヶ月ごとに3回継続して施術を受けることが推奨され、効果の持続期間が1〜2年と長いため、より持続的な改善を望む方におすすめです。また、コラーゲン増生による肌の弾力がアップするため、毛穴の引き締めやニキビ跡にお悩みの方にもおすすめされています。
リジュランとジュベルックは、どちらも米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けている製剤です。

ヒアルロン酸との違い

ヒアルロン酸注射は、ゲル状のヒアルロン酸を直接注入する施術です。

そのため施術直後からふっくらとした仕上がりが実感しやすく、特にほうれい線などの深いしわの改善に役立ちます

ジュベルックとヒアルロン酸の施術は異なる目的と効果を持つため、自分のお肌に合わせて施術を選択する必要があります。

ジュベルックはコラーゲンブースターとして線維芽細胞を刺激し、時間をかけてお肌を育むのに対し、ヒアルロン酸はその場で保湿とボリュームアップを行います。

レニスナとの違い

ジュベルックとレニスナは、どちらもポリ乳酸(PDLLA)を使用した施術ですが、粒子の大きさや濃度、目的とする部位が異なります

ジュベルックは主に皮膚の浅い部分にアプローチし、肌のハリやニキビ跡、乾燥による小ジワに対してサポートが期待できます。特に、目の下のくまや毛穴の開きなど、皮膚が薄い場所にも使用可能です。
一方、レニスナは皮膚のより深い部分に注入し、ほうれい線やマリオネットライン、頬のボリューム不足などのお悩みに対応した施術です。
どちらの施術も複数回の施術が推奨され、持続期間は1〜2年程度ですが、個人差があります。

ジュベルックは肌表面のケア、レニスナは肌の深い部分からボリュームアップを希望される方におすすめです。それぞれのニーズに応じた施術の選択が可能です。


ジュベルックがおすすめな人

ジュベルックは、加齢による肌の弾力が気になる方や、ニキビ跡に悩み、自然で滑らかな質感のお肌を求める方に向いています。
ここでは、ジュベルックの施術を受けるのにおすすめな方を詳しく紹介します。

眉間やおでこにかけて気になる方へ

ジュベルックは、眉間やおでこかけて気になる方におすすめです。
眉間やおでこの部位は、加齢や表情の変化によって細かいしわから深く刻まれたシワまで生じやすく、加齢とともにそのしわが固定される場合があります。

ジュベルックは主成分であるポリ乳酸(PDLLA)が肌内部で1〜2年の時間をかけてコラーゲンの生成を促し、弾力とハリのある肌を維持します。
日常生活の中で表情を変えても自然な印象を保ちたい方に向いています。

毛穴の開きが気になる方に

毛穴は加齢や皮脂の分泌の影響、さらには日常のストレスや生活習慣によって目立ちやすくなりがちです。

ジュベルックはポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸の成分配合により肌にハリとうるおいを与え、毛穴の目立ちにくい滑らかな肌へと導くことが期待されます。毎日のスキンケアでは満足できない方にもおすすめです。

お肌にハリや弾力がほしい方へ

肌のハリや弾力を求める方にとって、ジュベルック注射はおすすめの施術です。ポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸が年齢とともに失っていくコラーゲンを生成促進し、肌へ弾力をもたらします。肌に触れたときのふっくら感やピンとした印象を取り戻したい方に向いています。年齢に負けないみずみずしい肌を目指す方にぴったりの施術です。

肌表面の凹凸が気になる方へ

過去のニキビによって生じた肌の凹凸感が気になる方にも適しています。
ニキビ跡は特に肌の表面に凸凹を残しやすく、これが肌の滑らかさを損なう原因となります。ジュベルックのポリ乳酸(PDLLA)が肌内部でのコラーゲン生成を助け、自然な形で肌表面を整えます。
肌をより滑らかにし、見た目の印象を柔らかくする助けとなります。

首元が気になる方に

首元は顔と同様に目につきやすい部位であり、年齢を感じさせやすい部位でもあります。

ジュベルックは首の横シワにも注入できるため、配合のポリ乳酸(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸の相乗効果により、肌内部からのアプローチで首元の印象をよりなめらかにすることが期待されます。
顔と首の調和を考えることができ、若々しい印象を求める方におすすめです。


ジュベルックの施術方法

ジュベルック施術には「手打ち」と「機械」を利用した注入方法があります。
手打ちの場合、医師が直に気になる部分に注入でき、特定の部分にフォーカスした施術が可能です。一方で機械を用いる方法では、水光注射やポテンツァを使用しながら均等に広範囲への施術が可能です。

手打ち注入

手打ちの施術方法は、医師が注射器を使って特定の部位に直接ジュベルックを注入します。
特定の部位に肌悩みがある方におすすめです。

顔全体への施術も可能で、部位ごとに注入の深さや量を調整できます。患者様の満足いく仕上がりにするために、手打ち注入は医師の高い技術が必要です。

水光注射

水光注射は5~9本の極細針をお肌にスタンプするように刺してジュベルックを注入する方法です。
水光注射は、針の刺激によって傷ついた組織が自然に元に戻る働きにより、コラーゲンの増生が活性化されます。
水光注射でジュベルックを注入すれば、相乗効果により短時間で効果的な施術が可能です。

水光注射は肌を吸引しながら注射するため、肌を吸引することに気が向いて痛みが軽減されやすい利点もあります。みずみずしくハリのあるお肌を目指す方におすすめです。

ポテンツァ

ポテンツァはマイクロニードルと呼ばれる微細針を皮膚に刺し、針先からラジオ波を照射することで、肌に熱エネルギーを与え、肌が本来もつ創傷治癒機能を引き出してコラーゲンやエラスチンの生成を促し、ターンオーバーを改善します。

結果としてリフトアップや引き締めの効果が期待できます。
またポテンツァは、ジュベルックを肌の真皮層まで届けるドラッグデリバリーシステムを活用するため、均一な薬剤浸透が可能です
針穴による止血効果で内出血も少なくダウンタイムが短いのが魅力のひとつです。

多機能とされるポテンツァは施術の費用が高めですが、効果を重視される方におすすめです。


ジュベルック注射の注意点

ジュベルック注射をお考えの方にとって、施術前にいくつか知識をおさえておくと、施術後の生活面で安心です。
まず、ジュベルック注射の効果を保つためには定期的な施術が理想的です。

初めの3回は1ヶ月間隔で受診することをおすすめします。その後は、半年から1年に1回の施術が適しています。

施術後には、内出血やしこり、むくみが生じる場合がありますが、時間が経つにつれて改善されていきます。

施術後、軽い洗顔や短時間のシャワーは許可されますが、長時間の入浴は控えてください。

また、温泉やサウナは腫れを悪化させる可能性があるため、しばらく控えるようにしましょう。施術後の注意点については、カウンセリングの時に医師からしっかり説明を受けてください。


ジュベルックなら麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICにご相談ください

ジュベルック注射は主成分であるポリ乳酸の、成分や形状から副作用の少ない施術として注目されています。副作用が少ないといわれていますが、腫れやむくみ、内出血、赤み、硬結などの症状がでる場合もあるので、施術に際しては予め知識を蓄えておく必要があります。
リジュランやヒアルロン酸、レニスナなどの治療と異なる特長を持ち、施術方法も豊富で、手打ち注入や水光注射、ポテンツァなどから選ぶことができます。手打ち注射の際には医師の技量が仕上がりに左右する為、施術を検討する際には信頼できるクリニックでの相談や施術をおすすめします。
麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICでは、ジュベルックの施術を取り扱っています。もしジュベルックの施術にご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。

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JUVELOOK(ジュベルック)

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。

【未承認医療機器に関する表記について】
JUVELOOK(ジュベルック)について
・未承認医薬品等 JUVELOOK(ジュベルック)は医薬品医療機器等法上、未承認医療機器です。
・入手経路等
当院医師の判断の元、ネイチャーフォース・ジャパン社より個人輸入しています。
※厚生労働省ホームページ「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
・国内の承認医薬品等の有無
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
・諸外国における安全性等に関する情報
JUVELOOK(ジュベルック)は、米国FDAと韓国KFDAの承認を受けており、皮内注射における安全性が認められています。

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