発達障害では認知機能の偏りにより、日常生活や社会生活に支障が生じます。しかし健常者でも睡眠不足や食事の乱れによる栄養不足、アレルギーや有害物質などに起因する炎症、腸内環境の乱れ、アルコールや喫煙習慣、ストレスや疲労など様々な問題によって認知機能が低下します。発達障害という診断がなされたとしても、一生脳が変化しないわけではありません。確かに発達障害はまだ完全に原因が解明されていませんが、適切な対処をすることによって、症状が改善する可能性があります。
当クリニックの発達外来では、まず医師が問診で症状を確認し、その後発達障害に関連する問題を血液検査などによって可能な限り明らかにします。そしてそれをもとに食事・生活指導を実施し、不足している栄養素をサプリメントなどで十分に補充していくことによって発達障害の症状改善を目指します。
なお、当院では発達障害の診断はしておりません。「発達障害かどうか知りたい」という方は他の医療機関の受診をお勧めします。