隆鼻術は、プロテーゼや自家組織、ヒアルロン酸を用いて鼻を高くする治療です。
鼻尖形成や鼻中隔延長などと組み合わせることで、より理想的な鼻の形を実現することができます。
プロテーゼ挿入法は、人工の材料であるシリコンを挿入して鼻を高くする方法です。
使用するシリコンは主にL型とI型の2種類があり、当院では安全面や仕上がりの美しさを考慮してI型を使用しています。ご希望に応じ最適なサイズを選び、形にあわせ削り出しフィットさせます。
細くて高い鼻筋を作るのに適していますが、長期使用による変形や露出のリスクがあります。
プロテーゼ挿入法は、人工の材料であるシリコンを挿入して鼻を高くする方法です。
ヒアルロン酸は体内に吸収されても安全な成分なので、異物を挿入することに抵抗がある方におすすめです。少量であれば隆鼻に適していますが、多量に注入すると柔らかいため、鼻を押し上げることができず、横に流れてしまい鼻筋が太くなってしまうことがあります。
自家組織移植は軟骨や筋膜など、ご自身の組織を移植する方法です。
プロテーゼとは異なり、ミリ単位の調整は困難ですが、自家組織のため感染のリスクが低く、異物を挿入することに抵抗がある方におすすめです。鼻の皮膚の厚み・隆鼻する部位によっては筋膜移植の方が適していることもあります。
ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解剤)を注入することで溶解することができます。
ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を加水分解し、浸透性を高め、素早く吸収させる製剤です。
部分的に溶解することはできません。
注入後3~4週間程度、間隔をあけてからヒアルロン酸を再注入することができます。
医療用シリコンプロテーゼは体内で変質しにくい医療材料のため、現在の形が気に入らない場合には、後から形を微調整したり、新しいプロテーゼと入れ替えをすることで修正が可能です。
元の鼻の形に戻したい場合は、プロテーゼを取り出すこともできます。
洗顔:鼻以外は当日から可能です。
シャワー:翌日から可能です。
入浴 : 腫れが概ね引いてから可能
メイク:抜糸後から可能です。
当日~7日間は不可。1週間~抜糸後可能。
共通
腫れ:7日程度
内出血:7日程度
傷跡:1ヶ月程度は赤みがありますが、2〜3ヶ月くらいかけて細い白い線になり、目立たなくなります。
プロテーゼ挿入法
プロテーゼのずれ、移動、湾曲:
プロテーゼを乗せる土台となる鼻骨や軟骨には凸凹や傾きがあるため、安定しやすい位置に動いてしまい、ずれたり、湾曲したりすることがあります。
皮膚の菲薄化:
プロテーゼを覆っている皮膚が徐々に薄くなり、やがてプロテーゼの形が浮き出たようになってくることがあります。
自家組織移植法
筋膜や軟骨の採取部に傷跡が残りますが、目立つことはほとんどありません。
左右差、感染、皮下出血・血腫、腫脹、疼痛、しびれ、肥厚性瘢痕・ケロイドを伴うことが御座います。
鼻の組織の安定には3週間程度かかるため、念のため1ヶ月程度はサウナや激しい運動、飲酒などの血流を活発にする行為、顔のマッサージ、歯の治療、眼鏡の長時間使用、うつぶせ寝をお控えください。
静脈麻酔を使用しますので、手術中の痛みは感じられません。また、術後に強い痛みはなく、お渡しする鎮痛剤で調整できる程度です。
一番簡単な方法としてヒアルロン酸注入、しっかりと鼻筋を出したい方はプロテーゼ挿入、高さが欲しい方は鼻中隔延長術が必要です。
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