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プラセンタ注射を打ってはいけない人は?効果や副作用について解説
2025.08.26
「プラセンタ注射を受けたいけれど、自分に合っているのか不安……」
と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
とくに、プラセンタには副作用があるという噂を耳にすると、ますます迷ってしまう方も多いでしょう。
本記事では、プラセンタ注射についての基本情報から、実際に注射を打ってはいけないケース、期待できる効果や副作用までを幅広く解説します。
本記事を読むことで、治療を検討する際に、押さえておきたい注意点や具体的な判断材料が得られます。
迷いを解消し、安心してプラセンタ注射に踏み出したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
プラセンタ注射とは
プラセンタ注射は、ヒトの胎盤から抽出されたエキスを注射するもので、主に皮下または筋肉内に投与されます。
プラセンタ製剤の中には、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素などの栄養成分が豊富に含まれており、さまざまな効果が期待できます。
そのため、プラセンタは美容や健康に関する効果が期待され、化粧品やサプリメント、医療分野などさまざまな場面で利用されており人気です。
たとえば、更年期障害の症状に悩む方がプラセンタ注射を受けると疲労感の緩和を感じたり、肌のトラブルに悩む方が受けると肌にハリや艶が出たりと実感します。
プラセンタ注射に含まれる成長因子は、細胞分裂を促進し組織の修復を助ける働きがあります。
そのため、肌細胞の新陳代謝が活発になり、肌トラブルの改善につながるのです。
プラセンタ注射は、その有用性が注目されている一方で、副作用や保険の適用の可否は医療機関によって異なります。自分の症状や目的に合った治療を受けるためにも、専門家の診断とアドバイスをしっかりと受けることが大切です。
プラセンタ注射を打ってはいけない人
プラセンタ注射を打ってはいけない人は、献血を考えている方です。
理由は、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)という感染症のリスクに関連しています。
プラセンタ注射の原料はヒトの胎盤から抽出された成分を使用しており、感染症のリスクを伴う可能性が否めません。
とくに、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)は血液を介して感染することが知られており、プラセンタ注射を受けた方が献血をおこなうことで、ほかの人に感染を広げる危険性があるため、献血が禁止されています。
現在の血液検査では、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)を特定するための信頼できる方法が確立されていません。
そのため、感染しているかどうかが不明な状態で献血をおこなうことは、受血者にとって重大なリスクをともなうのです。
一度でもプラセンタ注射を受けた方は、生涯献血をおこなうことができませんので、施術する際には十分に検討をしたうえで受けるようにしましょう。
プラセンタ注射の効果
プラセンタ注射は、美容効果、健康効果、更年期障害の改善など、さまざまな効果をもたらします。
プラセンタ注射の効果の内容は、以下のとおりです。
効果の種類 | 具体的な効果 |
美容効果 |
|
健康効果 |
|
更年期障害の改善 |
|
プラセンタ注射は、1〜2週間ごとに継続的におこなうことで、より効果を維持できます。
美容効果としては、コラーゲンの生成を促進する作用があり、肌の弾力性が向上し、たるみやほうれい線の改善に効果的です。
健康効果の面では、自律神経のバランスを整える作用があり、ストレスへの耐性向上や睡眠の質の改善にも役立つことがわかっています。
とくに仕事や生活のストレスが多い現代人にとって、自律神経の乱れによるさまざまな不調の緩和に効果的です。
以上のことから、プラセンタ注射は、美容や健康に多くの利点をもたらす治療法といえルでしょう。
ただし、個々の体質や健康状態によって効果は異なるため、施術を受ける際は専門医と相談して治療を受けるようにしましょう。
プラセンタ注射がおすすめな方
プラセンタ注射は、さまざまな健康や美容の悩みを抱える方に、とくにおすすめです。
プラセンタ注射には、細胞の活性化や新陳代謝を促進する成分が豊富に含まれており、疲労回復や肌の改善、更年期障害の症状緩和など、多岐にわたる効果が期待できます。
具体的には、以下のような方に効果的です。
肩こりや腰痛、関節痛がある方
筋肉痛や筋肉疲労が抜けない方
乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方
冷え性、生理不順、生理痛がひどい方
更年期障害の症状がある方
シミ、くすみ、肌荒れが気になる方
自律神経失調症、拒食症、不眠症の方
肝機能が悪い方
花粉症などのアレルギーをお持ちの方
スポーツをおこなう方で筋肉痛や筋肉疲労が抜けない方
以上のように、プラセンタ注射は多くの健康や美容の悩みを抱える方にとって、効果的な治療法です。
ただし、プラセンタ注射は個々の体質や症状によって効果が異なるため、施術を受ける前に医師と相談し、自分に合った治療法を見つけましょう。
プラセンタ注射の副作用
プラセンタ注射は、安全性の高い治療法ですが、軽微な副作用が存在します。
プラセンタ注射はヒトの胎盤から抽出された成分を使用しており、その成分によってアレルギー反応や注射部位の反応が起こる可能性があります。
また、感染症のリスクがともない、完全には排除できないため、献血ができなくなるという点も大きな留意点です。
副作用の詳細は、以下のとおりです。
副作用の種類 | 具体的な症状 |
疼痛 | 注射を受けた部位に痛みを感じることがある。これは一般的な反応で、通常は数日以内に改善する |
赤みや腫れ | 注射部位が赤くなったり、腫れたりすることがある。これは一時的な反応であり、通常は1日から数日で治まり |
発疹やかゆみ | アレルギー体質の方は、注射後に発疹やかゆみを感じることがある。症状は、過敏症の一環として現れることがあり、場合によっては医師に相談が必要 |
過敏症 | まれに、発熱やその他の過敏症状(たとえば、全身のかゆみや蕁麻疹)が現れることがある。症状が出た場合は、すぐに医師に相談することが推奨される |
頭痛 | 注射後に頭痛を感じる場合がある。通常は軽度で一時的な場合が多い |
肝機能障害 | まれに、肝機能の指標(AST、ALT)が上昇することがある。通常、軽度であり、定期的な血液検査で監視される |
感染症リスク | プラセンタ注射はヒトの胎盤から抽出された成分を使用しているため、感染症のリスクをともなう |
献血制限 | プラセンタ注射を一度でも受けると、生涯献血ができなくる |
一般的に、プラセンタ注射の副作用は軽度であり、多くの場合は自然に回復します。
注射部位の痛みや腫れは、通常24〜48時間以内に軽減します。
痛みや腫れの症状が気になる場合は、注射部位に冷やしたタオルを当てるなどの対処法が効果的です。
アレルギー反応については、初回の治療前にパッチテストを実施している医療機関もあるので、心配な方は対応機関で検査を受けましょう。
はじめてプラセンタ注射を受ける方は、治療後の体調変化に注意し、異常を感じた場合はすぐに医師に相談することが重要です。
プラセンタ注射を受ける際は、十分にリスクを理解したうえで治療をすることが重要です。
プラセンタ注射のよくある質問
プラセンタ注射の治療を受ける前には、さまざまな疑問や不安点があるでしょう。
以下に、プラセンタ注射についてよくある質問に詳しく回答します。
この章を読むことで、プラセンタ注射に関する疑問を解消し、安心して治療を受けられるでしょう。
Q.プラセンタ注射は1回で効果ありますか?
プラセンタ注射は1回で効果を感じることがあるものの、持続的な効果を得るためには継続的な施術が必要です。
プラセンタ注射は、ヒトの胎盤から抽出されたエキスを用いており、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養成分が豊富です。
栄養成分の入った製剤により、細胞の活性化や皮膚の新陳代謝を促進し、美肌効果や疲労回復、ホルモンバランスの正常化などが期待できます。
たとえば、更年期障害の軽減や疲労回復目的でプラセンタ注射を受けた人の中には、初回の注射後すぐに「体が少し楽になった」「眠りが深くなった」と感じるケースがあります。
一方で、数回〜数ヶ月継続してからはじめて効果を自覚したという例もあり、短期間の治療だけでは十分な実感を得にくい方もいるようです。
したがって、プラセンタ注射の効果は1回で現れる場合もありますが、より持続的な効果を期待するには、個人の体質や症状に合わせて回数や期間を調整することが必要です。
効果を最大限に引き出すためには、医師と相談しながら最適な施術計画を立てましょう。
Q.プラセンタ注射とサプリどちらがいいですか?
プラセンタ成分を効果的に取り込みたい場合は、サプリよりも注射のほうが吸収率が高いです。
サプリによる内服では、プラセンタの成分が消化器官を通る過程で分解されやすいのに対し、注射は直接血流に乗せることで、分解を受けにくく、高い濃度で体内に吸収されるからです。
プラセンタ注射とプラセンタサプリのメリットとデメリットを紹介します。
プラセンタ注射の特徴 | |
即効性 | プラセンタ注射は、成分が直接体内に取り込まれるため、即効性が高い。施術後すぐに効果を実感するできるため、とくに美容や健康の改善を急いでいる方に向いている |
効果の持続 | 注射の効果は通常2日〜3日程度持続するが、定期的に受けることで効果を維持が可能。多くのクリニックでは、週に1〜2回の施術が推奨されている |
医療機関での施術 | 注射は医療機関でおこなう必要があり、通院が必要。そのため、医師の指導のもとで安全に施術を受けられるが、通院の手間がかかる |
プラセンタサプリの特徴 | |
手軽さ | サプリメントは、飲むだけで手軽に摂取できるため、忙しい方や通院が難しい方に適している。持ち運びも簡単で、いつでもどこでも摂取可能 |
継続的な効果 | サプリメントは、継続的に摂取することで効果を実感できる。即効性は劣るが、長期的に見ると美容や健康によい影響を与えることが期待される |
献血制限がない | サプリメントは、プラセンタ注射と異なり、献血に制限がないため、献血を考えている方には適している |
注射の場合、医療機関での専門的な管理のもとでおこなわれるため、副作用が現れた場合には迅速な対応が可能です。
価格面では、長期間の治療代と比べると、サプリメントの方が経済的な場合が多いでしょう。
プラセンタ注射とサプリメントのどちらがよいかは、個々のニーズや目的によって異なります。
美容や健康の改善を急いでいる方、即効性を重視する方には「プラセンタ注射」通院が難しい方や日常的に手軽に摂取したい方には「プラセンタサプリ」が向いているでしょう。
Q.プラセンタの保険適用年齢は?
プラセンタの保険適用年齢は、概ね45歳から59歳までの女性に限定されています。
この年齢は、主に更年期障害の治療に関連しており、厚生労働省によって定められています。
更年期障害は、女性が閉経を迎える前後の期間に見られる症状であり、ホットフラッシュや動悸、疲労感などが代表的な症状です。
プラセンタ注射は、これらの症状を軽減するために使用され、医療機関での診断にもとづいて保険が適用されます。
対象の年齢の女性が更年期障害と診断された場合、プラセンタ注射(メルスモン)治療を保険適用で受けることが可能です。
保険適用の場合、通常は週に1〜3回の注射が推奨されており、1回の治療で1アンプル(1mL〜2mL)までの接種が認められています。
プラセンタの保険適用は特定の年齢層と症状にもとづいており、医師の診断が必要です。
美容目的での使用や、保険適用外の症状に関しては自費診療となりますので、注意が必要です。
プラセンタ注射なら麹町皮ふ科・形成外科クリニック|BIOTOPE CLINICへ一度ご相談ください
プラセンタ注射に興味がある方は、麹町皮ふ科・形成外科クリニックまたはBIOTOPE CLINICにご相談ください。
当クリニックでは、高品質なプラセンタエキスを使用し、安全性と効果を最大限に引き出す施術を心がけています。
初診の際には、詳しくカウンセリングをおこない、患者様一人ひとりの状態や目的に合わせた治療計画を立てています。
患者様の満足度を重視したサービスを提供していますので、安心して受診ください。
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苅部 淳Karibe Jun理事長
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- 略 歴
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順天堂大学医学部卒業東京大学附属病院形成外科 入局埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教福島県立医大付属病院 形成外科寿泉堂総合病院 形成外科山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長東京大学附属病院 精神科
- 専 門
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日本形成外科学会形成外科専門医日本抗加齢学会専門医日本医師会認定産業医
- 専門分野
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形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。
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