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ボトックス治療は妊活中は禁忌!その理由や妊活まで空ける期間を解説

2024.10.01

 

どうしても眉間に気になる深いシワがあって悩んでいる、エラ張りを解消してスッキリしたフェイスラインを手に入れたい。
辛い肩こりをラクにしたい、多汗症やワキガの治療がしたい。
そんな幅広いお悩みごとに対してボトックス治療は、美容外科やクリニックなどで人気のある施術です。
しわの改善や特定の筋肉の緊張緩和を目的に、短時間で効果が得られることが魅力ですよね。
しかしこのボトックス注射、実は妊活中に受けることはできません。
この記事では、妊活中にボトックス注射がNGな理由や妊活中の方がボトックス注射以外にも注意したい施術内容、妊活中以外の方でボトックスの施術が受けられない方やボトックスを投与した場合の避妊するべき期間について解説します。

・ボトックスの注射を打ちたいけれど現在妊活も検討している
・どんな人がボトックス施術の対象外になるのか知りたい
・今まで美容医療を色々と受けてきたけれどこれから妊活も考えていきたい
・妊活中に避けた方がよい治療や施術を知りたい
こんなお考えがある方はぜひ最後までご一読ください。

妊活中にボトックス注射はNGです

まずはじめに結論からいうと、妊活中にボトックス治療を受けることはできません。
妊活に取り組んでいる期間は、いわばいつ妊娠してもおかしくない状況とも言えます。
お腹に新しい命が宿る可能性を考えると、自分の体の安全を常に考える必要があります。
この特別な時期において、美容施術、特にボトックス注射に関しては避けることが大切になります。
新しい命を迎えることを目指す皆さんにとって健康と安全が常に一番の優先事項であるため、ボトックス治療についてはいったん立ち止まって考えてみましょう。

また妊娠中および授乳中は、母体として大切に過ごすべき時期です。
この期間中に行う美容や健康に関する施術では、十分な注意が必要です。ボトックス注射に関してはその効果が現れるまで多少の時間を要するばかりでなく、医学的な安全性に未解明な部分も残されています。
こういった背景から、妊活中においてはボトックスの使用を避けることが賢明でしょう。

美容の選択に関しては、まずご自身の体の健康と将来生まれてくるお子様への影響を最優先に考えることが大切です。少しでも不安や疑問がある場合は、信頼できる専門家と相談し安心して美容を楽しむためのサポートを受けることをお勧めします。健康で安全に留意しながら、この大切な妊活期間を心穏やかに過ごすようにしましょう。

妊活中にボトックス注射がNGと言われる理由

妊活中にボトックス注射はNGであると先述しました。ではなぜ妊活を考えている方にとってボトックス注射の使用を避けたほうが良いのでしょうか。その理由はいくつかあります。ボトックスという薬剤は、通常は注射部位周辺にボトックスの効果が見られ、主に顔のしわを減少させるために使われるもので、その効果は神経と筋肉の信号を一時的に遮断することで得られます。しかし、こうした作用には一部リスクが伴い、特に妊活中の方には慎重な対応が求められます。
ここでは妊活中の方がボトックスの施術を避けるべき理由を説明します。

ボトックスが体内へ残留する期間や体に与える影響が解明されていないため

ボトックスの効果や残留時間については現在も研究が進められていますが、長期的な影響は完全には理解されていません。
特に妊活中であれば、そのような不確実性は避けるべきです。新しい命を迎える準備をする時期には、できるだけリスクを減らし安心できる状況を維持することが重要です。特に妊活中は、妊娠を考慮した上で何より安全を優先することが大切です。妊活期間中は自分自身の体と、将来の胎児の健康を第一に考えることが求められます。この時期に不確実なリスクを抱えることは避けたいところです。
安全で安定した体調管理ができるよう、ボトックスを含むすべての治療や薬剤については慎重になり、医師との相談を怠らないように心掛けましょう。安全を優先することは、健康な妊娠への第一歩となります。

動物実験により発育中の胎児に影響を及ぼす可能性があるため

動物実験の結果として、ボトックスが胎児に悪影響を与える可能性が見つかっています。ラットやウサギでは胎児の体重減少や骨化数の減少、さらには流産や奇形といった影響が観察されました。これらの結果は必ずしも人間にそのまま適用できるわけではなく、現時点でのデータは限定的です。
しかし、人間にも考えられるリスクであると考慮し、行動することが重要です。予防的な観点からも、リスクを可能な限り排除し、安全を優先する選択をしたいところです。
特に妊活中は、すでにお腹に赤ちゃんがいたり、ボトックス施術後まもなくして妊娠する可能性もあるため、あらゆる要因を慎重に検討する姿勢が求められます。施術前には必ず医師に相談し安全な選択を判断するよう心掛けてください。

不安を抱えずに妊活を進めるためには、リスクを極力避けることが重要です。ボトックスを取り扱うクリニックでも、こうした観点から妊活中のボトックス使用を避けるよう推奨されています。

他にも注意が必要な治療や施術

妊活中の方にはボトックスの施術以外にも注意が必要な治療や施術があります。特に、レーザー治療や強い化学薬品を用いる施術は影響が大きい可能性が考えられます。
一般的に以下のような治療や施術について慎重に検討することをおすすめします。
1.レーザー治療
レーザーを使用する施術は、妊活中の方には控えた方が良いとされる場合があります。
施術を検討する際は、医療専門家に相談してください。

2.ケミカルピーリング
妊娠中や妊活中の方には、皮膚に強い刺激を与える可能性のある施術は避けたほうが良いでしょう。

3.特定の薬剤を投与する治療全般
治療を開始する前に、妊活中であることを医師に相談しアドバイスを受けると安心です。

妊活中の方は、ご自身の健康と安全を最優先に考え、必ず専門家と相談の上、治療や施術を決定されることをおすすめします。心配なことや疑問点があれば、クリニックに積極的に相談するようにしましょう。

妊活中の方以外にボトックス施術が受けられない方

実は、妊活中の方以外にもボトックス施術を受けられない方がいます。それは特定のアレルギーや持病を持つ方や妊娠中や授乳中の方、高齢の方などが挙げられます。こうした方は安全のために避けるべきとしています。
医療の専門家は各患者の状況を見て最適な治療判断をします。
以下に当てはまる方はかならず施術前にクリニックに相談するようにしましょう。

妊娠中・授乳中の方

ボトックス施術は、妊娠中や授乳中の方にはおすすめできません。
なぜなら、ボトックスの成分が体内に吸収されることで赤ちゃんや母乳に何らかの影響を与える可能性があるからです。完全に安全であるという科学的な根拠が不足しているため、施術は避けましょう。

神経系の疾患をお持ちの方

神経系のトラブルを抱えている方、特に神経と筋肉の接合部に影響を及ぼす疾患をお持ちの方については注意が必要です。
例えば、重症筋無力症やランバート・イートン症候群のような病気を抱えている場合、ボトックスが神経と筋肉にどのように作用するかが問題となります。そのため、これらの疾患がある方は必ず担当医に事前に相談することが大切です。

ボトックスにアレルギー反応を示したことのある方

過去にボトックスに対してアレルギーが出た経験がある方は、施術は控えるべきでしょう。
アレルギー反応は人によってさまざまであり、最悪の場合アレルギーショックを引き起こす可能性もあるため、非常に注意が必要です。安全を最優先に考え、まずは専門の医師としっかり話し合った上で、最良の選択をしてください。

年齢が気になる方

65歳以上の方にボトックス施術は可能ですが、その決定には慎重な判断が求められます。
年齢を重ねると筋肉量が自然に減少し、ボトックスの効果が予想通りにならないことがあります。
また高齢者の多くは複数の薬を服用しており、薬の相互作用についても注意が必要です。
事前に医師と十分に相談して、個々の健康状態に合わせた適切な判断をしてください。

ボトックス投与後から妊活まで空ける期間

ボトックス施術を受ける方は、女性も男性もともに投与後一定の避妊期間が必要になります。では妊活を再開するまでの期間はどのくらい必要なのでしょうか。ここではボトックス投与後、妊活を再開するまでの期間を女性の場合と男性の場合にわけて紹介します。

女性の場合

ボトックス注射の効果の持続期間は一般的に約3〜6ヶ月とされており、その成分が体内から自然に排出されるには時間がかかります。そのため、妊娠を計画している場合は安心して新しい命を迎えられるように、注射後2〜3ヶ月間の避妊をお願いするケースが多いです。

男性の場合

ボトックスは女性だけでなく男性においてもその成分が体内に留まらないための配慮が必要です。妊活を始める際には注射後少なくとも3ヶ月間、避妊期間を設けることが必要です。
女性も男性も大切なのはご自身の体調や希望に即した判断です。専門の医師の意見を参考にしながら、無理なく計画を立ててくださいね。

医療美容は妊活前に

妊活を真剣に考え始める際、今まで美容医療の施術を受けてきた多くの方が受ける施術内容を検討し直すと思います。妊活中は特に、安全性を第一に考慮しどのタイミングで美容施術を受けるかを賢明に計画したいですよね。
特に注目度の高いボトックスをはじめとする美容施術に関しては、その効果や妊娠中の身体、お腹の赤ちゃんへの影響をしっかりと理解し、妊活に支障をきたさないような時期を選ぶように心がけましょう。
赤ちゃんを迎える準備をされている時期には、やはりご自身の体を第一に考えたいですよね。
妊活という新しい家族計画を始めるこの時期、大切なことはあなた自身の健康と安心です。
不必要なリスクを避け、健康的で安心できる妊活生活を心がけることで、新しい生命を迎える喜びを最大限に感じられるでしょう。高い安全性を保ちつつ、確実な選択を継続的に行うことで未来の赤ちゃんを迎えるのに最適な環境をつくってくださいね。

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監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。

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