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傷跡修正のアートメイクは肉割れや妊娠線などがキレイになる?効果や料金まとめ

2024.09.19

・アートメイクで傷跡がわからなくなる?
・傷跡のアートメイクはどのくらい持つの?
・傷跡にアートメイクをするときの注意点を知りたい

このようなお悩みや疑問をお持ちの方も多いでしょう。
近年、韓国から導入された傷跡を修正するアートメイクの人気が高まっています。

この記事ではアートメイクの基礎から傷跡修正アートメイクが対応できる傷跡、注意点、施術の流れについて詳しく解説しています。

傷跡がコンプレックスでどうにかしたいと考えている方は、ぜひ読んでみてください。

アートメイクとは

アートメイクは、専用の針や機械を使って皮膚の浅い層に色素を入れていく施術です。浅い層に色素を入れるため定着させるのは1回の施術だけではむずかしく、数回に渡って色素を入れていく必要があります。
アートメイクと間違われやすいものにタトゥー(刺青・入れ墨)があります。タトゥーとの違いは施術をする目的や色素を入れる深さ、持続期間です。

アートメイクは素顔や素肌をきれいに見せる美容が主な目的です。反対にタトゥーはファッションを目的とする場合が多く、文字や絵を描き色素を入れていきます。

そして色素を入れる深さですが、アートメイクは表皮から0.02mmの表皮層、タトゥーは表皮から1〜2mmの真皮層の深い部分です。この色素を入れる深さの違いから持続期間にも違いが出てきます。表皮層はターンオーバーをするために色素も抜けていきますが、真皮層はターンオーバーの影響を受けないため半永久的に残ります。

アートメイクはタトゥーよりも簡単で手軽に感じる施術です。しかし皮膚を傷つけ体への影響が発生する点から、厚生労働省は医療行為であると明言しました。クリニックなどの医療機関でしか施術できません。

アートメイクは傷跡の修正もできる

医療行為であるアートメイクはこれまで、眉や唇に色素を入れて素顔を美しく見せる、メイクの時間短縮といった施術が主だったものでした。しかし近ごろアートメイクの技術を利用した、新しいアートメイクが美容大国の韓国から導入されました。

新しいアートメイクは傷跡や皮膚の色が抜けてしまった部位に色素を注入して、周りの皮膚との境目がわからないようにする施術です。目立つ傷や色素の抜けが周りの皮膚となじんで自然な状態になるため、見た目のコンプレックスを解消でき活動範囲が広がったり気持ちが明るくなったりと生活の質が向上します。

傷跡修正のアートメイクの特徴

傷跡を修正できる新しいアートメイクの特徴には下記の3つがあげられます。

・自然に仕上がる
・施術時の痛みが少ない
・施術にかかる時間が短い

それぞれ解説します。

自然に仕上がる

傷跡修正のアートメイクは、傷跡が周りの皮膚となじむ色素を使うため自然に仕上がります。皮膚に注入する色素は、専用の器械を施術する周囲の皮膚にかざして測定して決めます。機械によって科学的に肌色を測定するため、カラーマッチングの確率は95%です。そして63色の色素をそのままあるいはブレンドして、どのような肌色にも最適な色素を使えるので、傷跡や肉割れ・妊娠線などに色素を注入すると周りの皮膚となじんで自然な仕上がりとなります。

施術時の痛みが少ない

傷跡を修正するアートメイクは施術時の痛みが少なく、ほとんどの場合で麻酔を使用する必要はありません。施術を受けた人は「チクチクする感じ」「くすぐったい」などと痛みを表現する場合が多いです。

痛みはご自身にしかわからないため、強く感じる方もいるでしょう。痛みが心配な場合は麻酔を使用できます。麻酔クリームを事前に塗って、施術部位の皮膚表面の感覚を麻痺させて施術すると痛みは解消されます。麻酔クリームを使用するかは、医師と相談して決定してください。

施術にかかる時間が短い

傷跡修正のアートメイクにかかる時間は部位や範囲により違いますが、大体15〜30分くらいで終了します。通常のアートメイクで眉や唇を施術すると1〜3時間程度かかるため、比較すると傷跡修正アートメイクの施術時間は大変短いとわかります。

傷跡修正のアートメイクが対応の傷跡

傷跡を目立たなくできるアートメイクにはどのようなケースが対象となるでしょう?ここでは、傷跡修正アートメイクが効果的な傷跡を紹介します。

*以下で紹介するすべての傷跡に対応できるわけではありません。程度によっては対応が難しい場合もあります。必ず、アートメイク施術者と納得がいくまで相談のうえ施術を受けてください。

肉割れ

肉割れとはひび割れ状の筋が皮膚にできたもので、正式名称は「線上皮膚萎縮症」です。急に体重が増えたり、体型の変化に体の成長が追いつかなかったりすると、皮膚が無理に伸びてしまい真皮層のコラーゲン繊維が断裂します。

赤みのある肉割れにはレーザー治療ができますが、時間が経った肉割れは白くてシワのよった萎縮した状態には治療方法がありません。肉割れした部分のコラーゲン繊維は元には戻らないからです。白い肉割れには、傷跡修正アートメイクの施術が向いています。

妊娠線

妊娠線は肉割れの一種で、妊娠に伴いお腹やバストなどの皮膚が急激に伸びてしまい、真皮層のコラーゲン繊維が断裂します。一般的な肉割れと同様に時間が経過して白くなりボコボコになってしまった妊娠線には、傷跡修正のアートメイクで肌色を入れてあげると目立たなくなります。

白斑

白斑の正式名称は「尋常性白斑」で、皮膚の一部分の色が抜けて白くなります。皮膚の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)が、何かしらの原因でなくなってしまう病気です。顔や腕、足など全身どこにでも発症するため、衣服で隠せない部位であるとかなりのコンプレックスになります。

白斑にはステロイド治療や紫外線治療があるものの完治は難しいため、傷跡修正アートメイクで肌色を入れると周りの皮膚と同化して白斑が目立たなくなり、状況を改善するのに効果的です。

リストカット跡

リストカットは、自分の手首をカミソリやカッターで傷つける自傷行為です。強いストレスやつらさ、怒りなどを和らげたいときにリストカットをすると、脳内麻薬が分泌されて一時的につらさが和らぎます。リストカットをする年代は、小学生〜20代の若い世代がほとんどを占めています。

つらい思いを抱えたリストカット跡は人には見せたくないものです。しかし手首は人目につきやすい場所であるため、人生の長い期間を衣服で隠さなければならない方も多くいます。傷跡修正アートメイクならば、リストカット跡に色素を入れて周囲の肌となじませるのでわかりにくくなり衣服の制限からも解放されます。

やけど・ケガの跡

やけどやケガの跡も傷跡修正アートメイクで目立たなくできます。ただし、やけどやケガをしてから6か月以上は経過している必要があります。炎症がおさまり白くなった状態の傷跡に色素を入れるからです。また、ケロイドになったやけどやケガの跡には施術できません。

手術跡

さまざまな手術跡に傷跡修正アートメイクを施術できます。

・切開した跡
・脂肪吸引の跡
・フェイスリフトの跡
・乳頭や乳輪を切除した跡

炎症を起こしていたりケロイドになっていたり、手術から1年経っていなかったりすると施術を受けられない場合があります。

傷跡修正のアートメイクの注意点

短時間で痛みも少なくさまざまな傷跡を修正できるアートメイクですが、注意点もあります。

・数回の施術が必要
・効果は永久的ではない
・ダウンタイムや副作用がある
・施術後の制限がある
・日焼けすると目立つ
・レーザー治療や医療脱毛は順番がある
・MRI検査で断られる場合がある

上記の内容も理解した上で施術をするかどうか決めましょう。

数回の施術が必要
傷跡アートメイクは数回に渡って色素を注入することによって皮膚に定着します。注入された色素は、体が異物とみなして排出しようとするので1回ではすべては定着しません。1回目の施術で負った傷が落ち着き、色素が定着してから2回目の施術を受けましょう。

効果は永久的ではない

傷跡修正アートメイクの効果は1〜1年半です。傷跡修正アートメイクでは表皮層と真皮層の間(0.12〜0.18mm)に色素を入れていきます。通常のアートメイクよりも若干深い部位ですが、表皮層はターンオーバーで色素が排出されてしまうため、徐々に注入した色が薄くなってきます。色が薄くなる周期に合わせ、1年半程度でリタッチをしなければなりません。

ダウンタイムや副作用がある

施術後は赤みや腫れ、内出血などの症状が約1週間程度続きます。また、色素を注入するのに金属針を使用するため、金属アレルギーを起こす場合があります。

施術後の制限がある

施術後は色素が流れ出ないようにするためや感染しないようにするため、一部の行動を制限されます。

施術当日から1週間程度は入浴できず、当日はシャワー浴もできません。これ以降に入浴やシャワー浴をするときは、ワセリンを施術部位にたっぷり塗って色素が流れ出ないようにします。そのほか下記も色素が流れ出る行為となるため避けてください。

・サウナ
・温泉
・飲酒
・激しい運動

温泉やサウナについては、海水浴やプールと同じように感染予防にもつながります。

日焼けすると目立つ

傷跡修正アートメイクをした部位は、周りの皮膚が日焼けをしてしまうとその部分だけ色が変わらないため目立ってしまいます

逆の場合もあり、施術時に日焼けしている状態だと、日焼けが落ち着いたときには施術部位だけが黒っぽくなっており目立つ状態となります。

施術前後では日焼けに気をつけましょう。

レーザー治療や医療脱毛は順番がある

レーザー治療や医療脱毛は傷跡修正のアートメイクをする場合、順番を守らないと施術できなくなります。

たるみ改善やシミなどに対するレーザー治療は、施術を受けると皮膚の内部を再生しようと活動が活発化するためターンオーバーが早まります。レーザー治療の後に傷跡修正のアートメイクをしてしまうと色素が早く排出されてしまい定着しません。このためレーザー治療はアートメイクが落ち着いてから、あるいは色素が抜けてからした方がよいです。

医療脱毛は逆で、傷跡修正アートメイクよりも先におこなった方がよいです。アートメイクの色素に脱毛器が反応してやけどを負ってしまうリスクがあるからです。

MRI検査で断られる場合がある

タトゥーやアートメイクなどを施した人はMRIを利用できないこともあります。一概にMRI検査ができないわけではありませんが、アートメイクの染料に含まれる酸化鉄とMRIの電磁波が反応すると、発熱による火傷を引き起こしてしまうリスクがあります。
現在はアートメイクに使用する染料、MRIに反応してしまう酸化鉄を含まない検査に影響を与えないものも出てきています。

 

傷跡修正のアートメイク治療の流れ

それでは傷跡修正アートメイク治療を受けるときの流れを見ていきましょう。

1.医師と看護師によるカウンセリング(30分程度)

診察では問診のほか施術の説明を受けて施術を受けるか検討します。その後、看護師とも話をして医師に確認しにくかった内容やわからなかった点などを解消していきます。

納得のいくまで医師や看護師に質問したり、ご自身の気持ちを伝えたりしましょう。

2.スキントーンの選定

専用の器械で施術部の周りの肌色を測定し、専用アプリで色素を選びます。器械を皮膚にかざすだけなので痛みはありません。器械では「LAB数値」との3つの数値が出てきます。LABは国際照明委員会で定義されており、色を空間として表すものです。

L:人が見たときに近い感覚で、色の明るさを表す
0〜100まであり、大きい数値の方が明るい色である
A:色味を表す
数値がプラスだと赤方向、マイナスだと緑方向への色が強くなる
B:色味を表す
数値がプラスだと黄色方向、マイナスだと青方向への色が強くなる

*AとBは中心が「0」で重なりあう円を示している。中心からそれぞれの方向へ数値が大きくなるほど色味が強くなる。

このLAB数値を専用アプリに入力すると、63色の色素から単色あるいはブレンドさせた色をその人にあった肌色として選べるようになっています。人の目ではなく科学的に数値で表すために、どのような肌でもマッチング率の高いカラー選択ができるのです。

3.施術開始

使用する色素を決定したら次は施術です。傷跡修正のアートメイクでは、専用ニードルと専用マシンを使用して傷跡に色素を注入します。注入するのは皮膚表面から0.12〜0.18mmの浅い部分です。

適切な深さに色素を注入するための専用ニードルは2種類あり、傷跡の状態や範囲に合わせて使い分けます。そして専用マシンはペンシル型で持ちやすく、傷跡に沿ってなぞるようにすると細い針から色素が注入されていきます。

痛みはごくわずかであり、麻酔は使用しない場合がほとんどです。麻酔を使用するときは施術の30分くらい前に麻酔クリームを塗る必要があるため、事前に医師や看護師へ相談してください。

施術時間は15〜30分程度です。

4.施術終了

施術が終了したら、色素が流れ出ないようにワセリンを塗って防水テープを貼ります。

傷跡修正のアートメイクならBIOTOPE CLINICへ

外見上のコンプレックスとなりやすい肉割れや白斑、手術跡などを目立たなくさせる傷跡修正のアートメイクは、新しくて人気の施術です。傷跡そのものはなくなりはしませんが、周りの皮膚と同じ色を傷跡に注入してカモフラージュできます。コンプレックスの解消により活動範囲が広がったり、気持ちが明るくなったりするため生活の質が向上します。

傷跡の周りの肌色を機器により計測するので肌になじむ色素を選べ、カラーマッチング率は95%です。どのような肌色にも対応できるのが魅力でしょう。

専用ニードルとマシンを使用するとはいえ、施術する側の技術力も必要です。BIOTOPE CLINICでは高い技術力で対応いたします。そして初めのカウンセリングから丁寧に対応いたしますので納得のいく施術を提供し、傷跡のコンプレックス解消に向けて支援します。

まずは公式LINEやお電話(03-5522-9901)で、お気軽にお問い合わせください。

 

傷跡修正アートメイク詳細はこちら

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