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「リズネ」とは?「リジュラン」との違いや効果などを解説!

2024.09.03

美容に敏感な女子たちの間で話題の美容医療の肌育注射「リズネ」。
可愛いらしい響きのネーミングですが、みなさんはご存知でしょうか?

韓国美容界で注目されており、その実力は想像以上です。
さっそく、概要を詳しく紹介しましょう。

「リズネ」とは?

リズネとは、サーモン科の鮭(さけ)や鱒(ます)から抽出したPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)を主成分とした「スキンブースター(注入剤)」です。

スキンブースターと聞いて、あまりなじみのない方がいるかもしれません。
韓国では、代表的なスキンケア施術として認知されており、さらにヨーロッパでは、PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)利用のスキンブースターが医薬品として認可されており、医療現場で「火傷(やけど)」や「傷あと」の治癒目的に使用されています。

韓国およびヨーロッパでは、スキンブースターがすでにポピュラーな美容施術・整形施術であると言えるでしょう。
今では、日本も同様の状況になりつつあります。

リズネはサーモン科のDNA(デオキシリボ核酸)に由来する成分であり、自然界の恩恵を最大限に受けて肌再生を求める施術と言えるでしょう。
リズネが別名サーモン注射と言われる理由は、ここにあるのです。

「リズネ」と「リジュラン」の違い

リジュラン リズネ
原料
成分 ポリヌクレオチド(PN) ポリヌクレオチド(PN)
粘土 強い 低い
痛み 強い 少ない
効果の持続期間 3週間~1か月おきに3~4回継続で
6ヶ月ほど持続
2週間~1か月おきに3~5回継続で
6ヶ月~1年ほど持続
価格 1本 約88,000円~ 1本 約66,000~

「リジュラン」はPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)使用のスキンブースターで、製品化および特許を有しており、他社による類似品製造が許可されませんでしたが、10年の特許権満了にともない、ジェネリック品(後発品)として発表されたのが「リズネ」です。

「リズネ」は、韓国のコスメベンチャーであるビアルパム社が製造元、ユベンタヘルスケア社が販売元として名前を連ねており、「リジュラン」と比較して安価である点や高い安全性を有する点から、著名なスキンケアクリニックに採用されて、多くの施術実績を重ねつつあると言えるでしょう。

「リズネ」の特徴

「リズネ」の特長を項目ごとに解説しましょう。

安全性の高さ

主成分であるPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)は、人間のDNA(デオキシリボ核酸)と類似しているため副作用のリスクが極めて低いと考えられています。

また、加熱に対する安定性が高く、変質リスクの低さも高評価につながると言えるでしょう。

皮膚が薄い部分(目元・口もと)へ注入可能

スキンブースターとして従来から使用される「リジュラン」や「ジュベルック:コラーゲン生成促進を担うポリ乳酸」では、注射部位において「しこり」発生のリスクがあり、目もとへの施術では専用薬剤の注入を必要とします。

その点、「リズネ」は高い精製技術で「しこり」の原因となる不要なタンパク質を除去していますから、皮膚の薄い部分への注入を可能とする点にメリットがあります。

痛みの少なさ

「リズネ」は「リジュラン」と比較して薬剤の粘度が低く、組織への抵抗が小さいため、痛みを感じにくいとされます。

注入時の不快な痛みが気になる方は「リズネ」をおすすめします。

「リジュラン」と比較して安価

従来はPDRN主成分のスキンブースターは「リジュラン」が独占的に特許を有していたため、どうしても高価な施術とされました。

しかし、特許期間の満了にともないPDRN成分のジェネリック品として「リズネ」が開発され、ユーザーは安価な施術を選択できるようになったのです。

「リズネ」の効果

「リズネ」による効果を項目ごとに解説しましょう。

繊維芽細胞の活性化

肌の構造は、大きく分けて表皮層と真皮層になります。
そして、肌に弾力やハリを生むのは、真皮層におけるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸と呼ばれる物質です。
※ コラーゲン:タンパク質の一種で引っ張りに強い膠原(こうげん)繊維
※ エラスチン:タンパク質の一種で伸縮性を持つ弾性(だんせい)繊維
※ ヒアルロン酸:ムコ多糖類(保水力にすぐれるネバネバ成分)

これらの物質・成分を生成する役割を担うのが「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」となります。

「繊維芽細胞」は加齢や紫外線ダメージによる減少が知られており、エイジングケアを考えるなら、細胞を活性化させる必要があると言えるでしょう。

「リズネ」によるPDRN成分のブースター注射は「繊維芽細胞」の活性に大変効果的です。
定期的な施術により、細胞を活性化させてコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸量を増大させることで、若々しい健康的な肌を取り戻すことが期待されます。

肌質の改善効果

前項と関連しますが、「リズネ」施術で「線維芽細胞」が活性化してコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸量が増加すれば、明らかに見た目の変化が現れます。

外部刺激から肌を守るのが表皮層です。
そして、この部分を支える役割が真皮層であり、「線維芽細胞」はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を産生して肌全体の質感を高めます。

小じわ・クマ・たるみ、乾燥などは表皮層の乱れから生じますが、そもそもコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸量の減少による脆弱な真皮層が、表皮層を支えきれずに引き起こされる現象であると考えてください。

PDRN成分のブースター注射は、肌質の根本改善に効果的な施術と言えるでしょう。

創傷治療

整形外科では、ヤケドや傷あとの治療目的で「リズネ」施術を行います。
皮膚の「線維芽細胞」活性化はコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸量増大につながり、肌ダメージの改善に大変効果的です。

炎症の鎮静化

「リズネ」施術により肌質が改善することで、炎症性の肌ダメージは鎮静化します。
赤ら顔・ニキビなど炎症性の肌質にお悩みなら、「リズネ」施術が非常に効果的です。

リズネの痛み

「リズネ」施術は、真皮層へPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)成分を注入する方法です。
具体的にはお顔に注射を複数回行うこととなります。

「リジュラン」注射より痛みの少ない施術とされますが、実際はどのようなものでしょうか?
施術の流れとともに解説をしましょう。

施術の流れ

受付

受付を済ませます。
予約した名前を告げてください。

カウンセリング

今の肌の状態のカウンセリングから「注入の効果」や「注入方法」などの説明があります。
また「目の周囲に施術できるメリット」や「皮膚が薄い部分への施術はアザが1週間以上残る可能性」など、施術前の注意点が告げられます。

洗顔

顔全体に注射による施術を受けますので、化粧をしっかりと落とす必要があります。
クレンジング剤を使用して、化粧残りの無いように気を付けてください。

麻酔クリームの塗布

注射を複数回行う施術ですから、痛みを少しでも抑えるために麻酔クリームを使用します。
「麻酔なし」も選択可能ですが痛む方がほとんどですので、よっぽど痛みに強くない限り、「麻酔あり」を選ぶことをおすすめします。

麻酔クリームを使用しても一定の痛みはあると言えるでしょう。

麻酔クリーム塗布後は、十分に効果を出すため10分~30分程度待機します。

施術(リズネ注入)

顔に等間隔でリズネを注射していきます。
ドクター手打ちの場合は、気になる箇所にピンポイントで注入して調整していだけることもできます。
薬剤が皮膚の真皮層へ直接注入されますから、施術部分は等間隔にボコボコした状態となります。
施術は注射によりおこなわれ、注射のチクッとした痛みを伴います。
(※痛みの感覚は個人差があります)

施術後ケア

ドクター・看護師による入念なケアがなされます。

施術(注射)の種類について

リズネ注射に関して「機械打ち(水光注射)」と「ドクター手打ち」が存在します。
それぞれの概要・特徴を表組みしましょう。

機械打ち(水光注射) ドクター手打ち(注射)
痛み やや弱い 中程度
特徴 全体に均一な施術が可能 状態に適した量・深度の調節が可能
薬剤の漏れ 漏れやすい 漏れにくい
施術時間 手打ちより短い ややかかる
ダウンタイム留意点 短期間のダウンタイムで済む 注入部分の跡が目立つ
費用 標準的 機械打ちより高い傾向

注射の方法は、カウンセリング時にしっかりと確認・相談をしましょう。

施術中の痛み

痛みに関して「リジュラン」と「リズネ」の両方を受けた人からは、。
指数で表した場合「リジュラン」が「指数100」に対して、「リズネ」は「指数50」と表現された方もいました。

明らかに痛みの感覚は低減しますが、「指数0(無痛)」ではありませんので、痛みに弱い人はカウンセリング時にしっかりと緩和策(麻酔クリーム等)を相談しておきましょう。

施術後の痛み

施術当日、2日目、3日目くらいまでは洗顔時にピリピリする感覚が残ります。
4日目以降は、ほとんどの人が痛みを感じずに過ごせるでしょう。

「リズネ」はこんな人におすすめ

「リズネ」で満足できる人をまとめました。

肌全体の総合的なコンディション回復したい人

施術部分を広範囲にすれば、全体的なコンディション回復に効果的です。
顔全体だけでなく、首、デコルテ、手の甲などにも施術可能なため、小じわや弾力改善、お肌のハリ・ツヤ感の向上など総合的に期待できます。

少しでも施術費用を抑えたいと考える人

「リジュラン」より「リズネ」の方が少し費用面で抑えられます。
また、多くのクリニックでPDRN施術に関して「リジュラン」から「リズネ」へ切り替える傾向にある点も含んでおきましょう。

老化によるシワ・たるみが気になる人

「リズネ」施術はシワ・たるみに対して効果的と言えるでしょう。
「老け顔が気になる」なら、専門クリニックでの相談がおすすめです。

肌のキメを整えたい人

肌のキメは、見た目年齢に大きく関わります。
しっかりとケアしたいなら、PDRN成分のスキンブースターが効果的です。

目元へ施術を受けたい人

「リジュラン」では、「しこり」発生リスクがあるため目元への施術ができませんでした。
その点、ハイクオリティなテクノロジーで精製された「リズネ」は注入場所を選びません。

まとめ

「リズネ」は老化および損傷した肌細胞の回復に大変効果的です。
皮膚の「くすみ」や「シワ・たるみ」を根本的に改善しますから、肌の表皮から真皮層まで、エイジングケアに最適な施術と言えるでしょう。

ただし、本格的なアンチエイジング施術となりますから、信頼できる専門クリニックを選ぶ必要があります。

当院「麹町皮ふ科・形成外科クリニック」および「BIOTOPE CLINIC白金」でもリズネは人気の施術で医師も経験があるため、もしクリニック選びでお悩みならぜひカウンセリングにお越しくださいませ。

「外面の美容」「内面の美容」「精神面の美容」を宣言しており、世界最先端の医療提供を掲げるアンチエイジングの専門クリニックですから、安心して任せられる存在となります。

「リジュラン」と比較して「施術代の安さ」「施術痛の軽減」は大きなメリットです。
気になる人は、カウンセリングを受けてみましょう。

リズネの詳細はこちら

リズネ

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。


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