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超音波は美容医療の基本
2025.11.23

超音波とは
超音波を美容医療の現場に組み込む最大の意義は、不確実性の可視化である。
現在のところ、美容医療が氾濫し、”チョクビ”なる若手医師が激増してしまったためトラブルが後を立たない。
顔面の血管や神経は人によって走行や深さが異なるうえ、既注入フィラーの残存、線維化、炎症、さらには日々の脱水や血行動態の変化まで考慮に入れなければならない。
その日の患者の状態により、施術の難易度、安全領域はかなり変動する。
従来は精緻なランドマーク解剖と熟練の触診、慎重なテストインジェクションに委ねられてきた判断が、超音波、とりわけ高周波リニアプローブとカラードプラの併用により、術前・術中・術後を通じて数値化可能な情報へと置き換わりつつある。
世界的なトレンドであるにも関わらず、日本国内においてはまだまだ導入が圧倒的に遅れており、超音波を使いこなせる医師が少ないのが現状である。
超音波使用の世界的な情勢
最新の論文では、超音波が血管マッピング、適切な層への投与、フィラーの所在確認、合併症の早期診断と標的治療を一気通貫で支援し、安全性とアウトカムの双方を有意に改善し得ることを明確に示している。
美容皮膚科領域における2025年のレビューでは、顔面ヒアルロン酸注入における超音波の価値を、精度・安全性・合併症対応力の三本柱で整理し、標準ツール化の可能性に言及している(Almushayt ら)。
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