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ボルニューマとは?ハイフとの違いや引き締め効果を解説!

2024.09.07

「目の下のたるみが気になる」
「ほうれい線が気になる」
「ハイフや糸リフトもしたけど、あまり効果を感じない」

上記のようなお悩みをお持ちの方も多いでしょう。

ボルニューマは施術中の痛みを抑えつつも肌を引き締め、たるみを改善する機械です。ハイフや糸リフトとは違い作用する場所が肌の表面に近いところになるため、これまでのたるみ治療で効果がイマイチと感じていた方にもおすすめの施術です。

この記事ではボルニューマの基本的なところからハイフとの違い、ハイフとのコンビネーションによる治療効果などについて詳しく説明しています。ボルニューマに興味のある方はぜひ参考にしてください。

 

ボルニューマとは?

ボルニューマは高周波を使ったたるみ治療機です。肌のハリを向上させ、肌の引き締めもおこない、たるみを改善できます。

使用される高周波はラジオ波(radio frequency:RF)とも呼ばれ、6.78MHzの肌の引き締めに最適な周波数です。高周波は電磁波の1つで、波動が肌内部の分子どうしを擦れさせて摩擦熱を発生させます。

そしてモノポーラタイプであるボルニューマは、電気の流れを受け止める対極板が必要です。照射チップと対極板の間を電気が流れるため、チップの大きさの範囲で脂肪層まで均一に熱を与えられます。

照射チップを変えると顔全体、目元、あご、首など色々な部位に対応できます。さらに照射チップは丸みを帯びているため、凹凸があっても密着させやすくムラのない照射が可能です。

ボルニューマは肌の表面にはダメージを与えず真皮層と脂肪層に広範囲に熱を与え、下記の効果をもたらします。

真皮層 コラーゲン生成を促して、ふっくらとしたハリと弾力アップ
脂肪層 繊維質を増やして引き締め、たるみが改善

ボルニューマによって与えられた熱は、肌の内部で小さな炎症を起こします。すると炎症を起こした細胞は治ろうとする創傷治癒過程をたどるため、繊維化を起こしコラーゲンを増生して皮膚組織を再構築しようとします。この反応を利用しているのがボルニューマによるたるみ治療です。

施術1か月後くらいから交換を感じ始め3〜4か月後がピークのため、半年おきに施術を受けるのがよいでしょう。

 

ボルニューマとハイフとの違い

ボルニューマと同じようにたるみを治療する施術に「ハイフ(HIFU)」があります。ここではボルニューマとどのように違うのか比べてみます。

ハイフとは?

ハイフは超音波を使用したたるみを改善する機械です。虫メガネで光を集めるように超音波を1点に集中させて照射できます。この方式を「高密度焦点式超音波(こうみつどしょうてんしきちょうおんぱ)」と言い、英語の頭文字をとって「HIFU(High intensity Focused Ultrasound)」と表示する場合もあります。

ハイフは肌の表面への影響は抑え、超音波を肌の土台であるSMAS筋膜に焦点を合わせピンポイントで照射します。肌の土台を繊維化して引き締めるためリフトアップができます。SMAS筋膜まで照射できるのはハイフだけです。

ハイフがおすすめなのは以下のような方です。

・二重あごが気になる
・フェイスラインがたるんでいる
・シワやほうれい線が気になる
・小顔になりたい
・肌質を変えたい

逆に顔の脂肪が少なくたるみもない人では、頬がこけてしまう場合があるので注意が必要です。

ボルニューマと比べると、施術してから2週間ほどで効果が出てきます。また、1ヶ月後がより効果を実感する方が多く、効果は3〜6か月くらい続きます。

ハイフは深い層に照射していきます。
クリニックにもよりますが、当院ではカートリッジを替えて当てるので皮膚の1.5mmから6mmまでの層に対しての層へ照射しアプローチします。

ハイフに使用される機械はウルセラやウルトラフォーマーⅢ、ウルトラセルQプラスなど何種類もあり、クリニックによって導入しているものとしていないものがあります。クリニックのホームページや料金表には機械名を記載している場合もあるので、チェックしてみてください。

注意すべき点としてエステサロンにあるハイフは、美容クリニックにある機械よりも出力が弱いため効果は出にくいです。そして医療の有資格者ではないエステティシャンが施術するため、やけどや神経障害などの発生が社会問題となっています。

ボルニューマとハイフの比較

ボルニューマとハイフの違いを表にまとめました。

ボルニューマ ハイフ
エネルギー 高周波(RF) 高密度焦点式超音波(HIFU)
照射の深さ 真皮〜脂肪層中間まで SMAS筋膜まで
熱の伝わり方 広範囲 ピンポイント
効果 肌全体の引き締め

ふっくらとしたハリと弾力アップ

肌の土台から引き締めてたるみをリフトアップ
効果を感じ始める時期 施術後1ヶ月がピーク 施術後3週間~1か月ほどがピーク
施術の間隔 6か月に1回 3〜6か月に1回

ボルニューマはハイフよりも熱変性がやさしいため、時間をかけてゆっくりとたるみを改善します。

ハイフはSMAS筋膜まで照射できますが、カートリッジを交換すれば真皮層、脂肪層へのピンポイントの照射が可能です。

脂肪層が柔らかい人にはボルニューマ、硬い人にはハイフが効果が出やすいと言われています。

 

ボルニューマの期待できる効果

高周波で肌の表面にダメージを与えず真皮層や脂肪層に作用するボルニューマ。熱を与えると肌の内側で変化が起こり効果を発揮します。ボルニューマの効果には下記の5つがあげられます。

・顔全体の引き締めとハリ、弾力の向上
・目のまわりの小ジワやたるみの改善
・フェイスラインの引き締め
・首のシワやたるみの改善
・口横のもたつきやほうれい線の改善

顔全体の引き締めとハリ、弾力の向上

ボルニューマは照射チップを交換しながら顔全体への照射ができます。脂肪層を繊維化させて引き締め、真皮層のコラーゲンを徐々に増やして自然なハリと弾力を実現します。

目のまわりの小ジワやたるみの改善

皮膚の薄い目のまわりにも、専用の照射チップを使って照射が可能です。目の下のたるみや、まぶたの開けにくさが改善されます。

フェイスラインの引き締め

加齢により脂肪が下がってしまい、二重あごやシャープさのないフェイスラインであっても、肌内部の引き締め効果によりフェイスラインがすっきりします。

首のシワやたるみの改善

首は顔よりも皮膚が薄くてハリがなく、加齢によるダメージがわかりやすい場所です。施術が難しい場所ですが、ボルニューマでは専用の照射チップを使えば照射ができます。真皮層のコラーゲンを増やし脂肪層を引き締めるために、首のシワやたるみの改善が可能です。

口横のもたつきやほうれい線の改善

口の横に出てくるもたつき・膨らみは近年「口横のポニョ」とも呼ばれており、後にたるみやほうれい線を作り出します。ボルニューマの施術により脂肪層を引き締めてもたつきを解消し、肌のハリと弾力を出してほうれい線を目立ちにくくします。

 

ボルニューマのメリット

高周波を使って肌を引き締めたるみを改善するボルニューマ。たるみ治療にはほかの機械もありますが、ここではボルニューマを選ぶ3つのメリットを紹介します。

・痛みが少ない
・まわりの人にバレにくい
・ほかの美容施術と併用できる

それぞれ説明していきます。

痛みが少ない

高周波を使うたるみ治療機は痛みが強いと思われていますが、ボルニューマは痛みが少ないのがメリットです。痛みを抑える機能がいくつも備わっています。照射の感想では「じんわりと温かい」「少し熱いと感じる程度」と表現され、強い痛みの声はありません。もちろん痛みの感じ方は個人によって違うため一概には言えませんが、痛みより温かさや熱さを訴える方が多いです。

ボルニューマの痛みを抑えられる機能
・照射ごとに肌の抵抗を測定して、適正なエネルギーで照射する
・安定した高周波の供給により、照射が均一である
・丸みのある照射チップにより照射ムラがない
・照射チップによって常に肌の表面を冷やしている
・照射チップが振動する

たるみ治療は1回だけではなく繰り返し受けた方がよいですが、痛みが強い施術は断念せざるを得ません。ボルニューマなら施術を継続して肌をよい状態で維持できます。

まわりの人にバレにくい

ボルニューマは肌の表面へのダメージを抑えて、真皮層、脂肪層へ熱を与えます。赤みやむくみが少し出る場合もありますが、ダウンタイムはほとんどなく施術当日にメイクをしての帰宅が可能です。洗顔やシャワーもできます。

赤みやむくみ、腫れは出てもメイクで隠せる程度で、24時間以内には消えるのが一般的です。ご自身から言わない限り、ボルニューマの施術を受けているとはバレないでしょう。

ほかの美容施術と併用できる

ボルニューマはハイフや糸リフトなど肌をリフトアップする美容施術と併用が可能です。特にハイフとは同時に施術でき、それぞれのできない部分を補い合うため高い効果が期待できます。

糸リフトやヒアルロン酸注入、ボトックス注射などとの相性もよいので、ご希望があれば医師へ相談してみましょう。

ただし、ボルニューマの前にほかの美容施術を受けている場合は、数か月の間隔をおかなければいけないものがありますので注意してください。

 

コンビネーション治療での効果

ほかの美容施術とも併用できるボルニューマはハイフとの相性がよく、「ボルハイフ」としてさまざまなクリニックで施術されています。肌の内側へ働きかける方法が違うため併用が可能です。

ボルニューマは肌の表面に近い真皮層から脂肪層の中間まで広範囲に、ハイフは真皮層・脂肪層にも照射はできますが、肌の土台であるSMAS筋膜へピンポイントで熱を与えます。

たるみの原因は肌の内側の浅いところ、深いところの両方にあるため、ボルニューマとハイフのコンビネーション治療をおこなえば両方に施術でき、より高い効果が期待できるのです。

肌の引き締め、リフトアップ、ハリと弾力アップにより下記の効果があります。

・フェイスラインがスッキリする
・二重あごが改善する
・頬のたるみが改善する
・ほうれい線が気にならなくなる
・小顔になる

ボルニューマだけでは出し得ない、肌の土台からの強力なリフトアップがコンビネーション治療の魅力です。

 

ボルニューマのQ&A

ボルニューマに関してよくある質問にお答えします。ボルニューマへの疑問を解決して施術を受けるか検討しましょう。

麻酔は必要?

基本的にボルニューマに麻酔は必要ありません。照射時は痛みよりもじんわりと温かい感じ、少し熱い感じとの感想が多い傾向です。

しかし痛みの感じ方は人それぞれであり、施術者にはわかりません。ご自身にあった対応をしてもらうためには、痛みに対する思いや施術中の痛みの状況を施術者に伝えていきましょう。笑気麻酔を使用できる医療機関もあります。

施術期間の間隔はどれくらい?

ボルニューマによるたるみ治療では、半年に1回施術していくとよいでしょう。施術直後から引き締め効果を感じる場合もありますが、1か月くらいして徐々に効果を感じ始め、3〜6か月後にはしっかりと効果を実感します。コラーゲンの生成に時間を要するためですが、その後もコラーゲンの増生をするので効果は1年くらい続きます。

コラーゲンは加齢や紫外線による刺激などで減少していくため、半年ごとにボルニューマの施術を受ければ、肌が引き締まりたるみを改善した状態での維持が可能です。

施術中のNG事項は?

ボルニューマは肌表面のダメージを抑えて施術していますが、施術後は普段よりも敏感な状態です。日焼け止めや保湿クリーム、帽子、マスクなどで、紫外線や乾燥から肌を守りましょう。

紫外線が肌に当たると軽いやけどのような状態になり、コラーゲンを分解してしまうため肌の老化スピードが早くなります。そして乾燥は肌のバリア機能を壊し、肌のトラブルを起こしやすくします。

また肌の表面だけではなく、肌の内側にも気を配ってください。

肌の内側は熱が発生した状態のため、肌の温度を上げないようにする必要があります。施術当日はシャワーのみとし、入浴やサウナは控えましょう。そして激しい運動や飲酒も控えてください。

 

まとめ

ボルニューマは高周波を使って肌を引き締め、たるみを治療する機械です。目元や口まわりを含む顔全体、首への施術が可能で肌表面へのダメージを抑えつつ、脂肪層を繊維化して引き締め、真皮層でコラーゲンを増生させてハリと弾力をもたらし、たるみやシワを改善できます。

施術1か月後くらいから効果が出始め、3〜4か月後がピークです。半年ごとに施術を受けると、よい状態を維持できます。

たるみ治療では強い痛みが問題でしたが、ボルニューマは痛みを抑える機能がいくつもあり、あまり痛みを感じません。温かさや熱さを感じる程度です。

ボルニューマと同じたるみ治療機のハイフを併用すると、肌に対するアプローチの違いからより高いリフトアップ効果が期待できるため人気の施術方法です。

肌への負担を抑えた施術のためダウンタイムはほとんどなく、まわりの人にバレる心配はありません。たるみが気になっている方は、この機会にぜひ検討してみてください。

ボルニューマ詳細こちら

ボルニューマ

 

監修医師

苅部 淳Karibe Jun理事長

苅部 淳 日本形成外科学会形成外科専門医
略 歴
順天堂大学医学部卒業
東京大学附属病院形成外科 入局
埼玉医大総合医療センター 形成外科・美容外科 助教
福島県立医大付属病院 形成外科
寿泉堂総合病院 形成外科
山梨大学附属病院形成外科 助教・医局長
東京大学附属病院 精神科
専 門
日本形成外科学会形成外科専門医
日本抗加齢学会専門医
日本医師会認定産業医
専門分野
形成外科一般、マイクロサージャリー、リンパ管吻合術、乳房再建術、性適合手術、美容外科手術、静脈瘤、レーザー治療など。
美容外科手術、レーザー、ボトックス、ヒアルロン酸等
大手美容外科クリニックで長年にわたり研鑽を積み、形成外科専門医として医師の診療、指導にあたっている。


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