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目頭切開で失敗しないために!対策とアフターケアを教えます

2022.12.23

人によく見られる目は、顔の美醜を気にする人にとって、とても大切な部位ですよね。
しかし、目と目が離れていたり、顔の大きさに対して目が小さかったりすると、とても美しいとは言えません。
その悩み、目頭切開で解決できますよ。
今日は、目頭切開術の中から、5つの術式をご紹介。
さらには、手術の失敗例の原因や対策、ダウンタイムの注意点など、失敗しないためにできることもお伝えします。
きれいになりたい方は、一つの方法として読んでみてくださいね。

目頭切開とは

目頭切開とは、目頭にある蒙古ひだを取り除き、目の範囲を広げる切開手術です。
黄色人種、とくに日本人の多くは、目頭に蒙古ひだがあり、寒さから目を守ってくれています。
しかし、蒙古ひだがあると目が小さく見えたり、目と目の間が離れていたりと、気になる人も。
目頭切開は、蒙古ひだを切って取り除き、目を大きく見せたり、目と目の間隔を狭めたりできます。

【おすすめな方】
• 蒙古ひだがあり、目が小さく見える人
• 目と目の間隔が、離れている人
• 蒙古ひだが厚めの人
• すっきりとした印象の目にしたい人
• 奥二重を平行型の二重にしたい人
• 左右の目の大きさを整えたい人

目頭切開の術式の違い

目頭切開には、大きく5つの術式があります。
• Z形成法
• パーク法
• W法
• リドレープ法
• 三日月法

麴町皮ふ科・形成外科クリニックの目頭切開は、『Z形成法』をメインで行っております。
しかし、患者の悩みや目の状態に合わせて、リドレープ法やほかの術式なども対応が可能です。
気になる人は、電話やLINE@相談、または、カウンセリング時に、医師に相談してみてください。

Z形成法・Z法・目頭切開Z法

Z形成法は、アルファベットのZの形に切開し、上の三角と下の三角の皮膚を入れ替えて、縫い合わせる目頭切開法です。
顔のバランスや大きさにあわせて調整できるので、患者の希望に沿いやすいのが特徴。
切開はしますが切除はしないので、やりすぎたり失敗したりしても、多少の修正ができます。
ほかの術式より切開が少ないので、傷痕が目立ちにくく、ダウンタイム(元に戻るまでの期間)も短くて済みます。

【メリット】
• ほかの術式と違い、切開して縫合するだけなので、手術時間が短い
• 切除をしないので、ダウンタイムが短い
• 希望のイメージに沿いやすい
• 三角の部分を入れ替えるだけなので、自然な目頭になりやすい
• 傷痕が目立ちにくい
• 多少なら修正が可能

【デメリット】
• ほかの術式よりは難しい

【おすすめの人】
• 失敗の可能性を視野に入れて、修正することも考えている人
• ダウンタイムを早く済ませたい人
• 自然な目頭にしたい人
• 接客業などで、なるべく早く傷痕を消したい人

パーク法・Park法・内眼角形成術

パーク法は、Z法を応用した術式で、Z型に切開したあと三角の上と下の皮膚を入れ替え、さらに、余分な皮膚を取り除く目頭切開法です。
術式2つを併せたような方法なので、手術後の変化がほかの術式よりも、はっきりと現れます。
切開の大きさや切除の量によって微調整が可能なので、希望の目になりやすいのが特徴です。
しかし、切開の量が多く回復までの期間が長いので、常に人前に出る販売員や受付業などには向きません。

【メリット】
• 変化がわかりやすく、顔の印象が変わる
• 傷痕が目立ちにくい
• 望んだイメージの目になりやすい
• 皮膚を入れ替えるので、後戻りが少ない

【デメリット】
• 傷の範囲が広く切開の量も多いので、ほかの術式よりもダウンタイムが長い
• ダウンタイムに表れる腫れなどの症状が長め
• 高度な技術なので、医師の実力が高くないと難しい
• 失敗したりやりすぎても、元に戻せない

【おすすめの人】
• 蒙古ひだが厚く、目が小さい人
• 目の印象を大きく変えたい人
• 大人っぽい印象になりたい人

W法・W形成法・内田法

W法は、目頭にWの形でしるしをつけ、蒙古ひだの余分な部分を切除する目頭切開法です。
皮膚を切除するので、手術にかかる時間や回復までにかかる時間が、長くかかります。
また、余計な皮膚を取り除くので目が大きく見え、しっかりと変化が確認できますよ。
しかし、やりすぎると丸い目頭になりやすく、失敗しても元に戻すことは難しい術式です。

【メリット】
• 目が大きく開くので、変化がわかりやすく、顔の印象が大きく変わる
• デザインが簡単で、経験が少ない医師でも、問題なく施術できる
• 鋭くて怖い印象の目が、丸くて柔らかい印象の目になる

【デメリット】
• 切開の量が多い(例:Zは3回、Wは4回)
• 手術や回復するまでの時間がかかる
• 皮膚を取り除くので、手術後の目が望んだ仕上がりと違っても、修正ができない
• 傷痕が目立ってしまう
• 凹みや後戻りのリスクがある

【おすすめの人】
• 目が鋭くて、きつい印象がある人
• ぱっちりとした大きな目にしたい人

リドレープ法・韓国流目頭切開

リドレープ法は、目のふちに沿って切開し、蒙古ひだを目の下に移動させて周りの皮膚を切開する目頭切開法です。
眼のふちに沿った傷痕になるので、ほかの術式よりも目立ちません。
また、上部はあまり切開せず、下部をメインに切開したり切除したりするので、傷を治そうと引っ張られ、目頭の下部が多少膨らみます。
韓国が主流の、日本では余り行われていない術式です。

【メリット】
• 傷痕が目立たないので、接客業でも安心して手術を受けられる
• 目のふちに沿った傷痕なので、眼鏡やサングラスなどで隠しやすい
• 三日月法やW法よりも、後戻りが少ない
• 蒙古ひだの周囲の皮膚を切開するので、涙丘を出し過ぎない
• 目のふちに沿って切開するので、範囲が狭く、変化が少なく露見しにくい

【デメリット】
• 上部はあまり切開しないため、平行型の目頭にはなりにくい
• 目頭上部のひだは残るので、目頭より目尻の幅が広い末広型の二重になりやすい
• 目の下の皮膚をずらすので、多少の硬さが出る
• 下部が膨らんだ目頭になる
• 目の下の皮膚をずらすので、ダウンタイムが長い
• 日本ではあまり行われていない

【おすすめの人】
• 傷痕を目立たせたくない人
• 目頭を少しだけ変えたい人
• 目頭切開をしたと、周囲に知られたくない人
• 美容大国といわれる韓国で主流の術式を受けたい人

三日月法・三日月皮膚切除法・単純切開法

三日月法は、目頭にある蒙古ひだを三日月に切除するだけなので、手術時間が短く済み、術後の腫れなども少なくてすむ目頭切開法です。
まぶたの上の部分が二重のラインにかぶさったり、溝と溝の間が狭かったりして一重に見える奥二重の人でも、はっきりとした平行二重になるのがポイント。
術式の中でも一番古く、さまざまなクリニックで行われてきました。
しかし、元に戻りやすかったり傷痕が目立ったりと、デメリットも多く、今は余り推奨されていません。

【メリット】
• はっきりとした平行二重になる
• 手術時間が短く、腫れが少ない
• 取り除く量や長さによって、調整しやすい
• 古い術式なので、長年にわたり、さまざまなクリニックで行われてきた

【デメリット】
• 蒙古ひだを切開するので、手術後に違和感があっても修正ができない
• 皮膚が引っ張られるので、引きつれが起こりやすい
• 手術後に元に戻ろうと皮膚が縮まり、元に戻ってしまうことも多い
• 傷が凹む場合がある
• 傷痕が目立つ
• もともとの二重の状態によっては、変わらない場合もある

【おすすめの人】
• 腫れなどの症状を短く済ませたい人
• なんらかの理由で、少しでも早く手術を終わらせたい人
• 奥二重をはっきりとした平行二重にしたい人

目頭切開の失敗例、その原因と対策

手術前とあまり変化が感じられない

目頭切開をしても、手術前とあまり変化がない場合があります。
蒙古ひだが小さく、切る長さや量が少ないのが原因です。
ヒダが小さい場合は、カウンセリングの時に医師が事前に伝えてくれますが、言われなくとも念のために、術後のイメージを詳しく確認してみてください。
ヒダの大きさは、目頭の横の鼻筋をつまみ、目頭にあるピンクの部分(涙丘)が、どのくらい見えるようになるかで確認できますよ。

元に戻ってしまった

目頭切開は、基本的に一度手術をすると、元に戻りません。
しかし、術式や医師の腕によって、まれに戻ってしまうこともあります。
また、目頭切開は、切って縫合する手術なので、抜糸までに目元に負担をかけると、糸が切れてしまうことも。
元に戻らないようにするためには、術式や医師の腕、目の保護法など、事前に確認しておくといいでしょう。

傷痕が目立つ

目頭切開の傷痕は、2週間から1カ月、遅い人でも半年近くで徐々に消えていきます。
しかし、半年以上経過して傷跡が残っている場合も。
原因は、術式や医師の力量、ダウンタイムの過ごし方などが挙げられます。
傷痕を修正する方法もありますが、修正費用がかかりますので、最初の手術で傷痕が残らないように、術式や医師の評判などをチェックしましょう。

目と目の距離が近い

目頭切開した結果、目と目の距離が想像よりも近くなってしまうことがあります。
もともと目と目の距離が近かったり、蒙古ひだのカットが長いのが原因です。
目と目の距離は人それぞれですが、30mm以下だと近く、37mm以上だと離れていると言われています。
手術前の段階で目と目の距離が近い方は、カットを控えめにするか、目頭切開自体を止めた方がいいでしょう。

左右差がひどい

目頭切開をした後に、左右差が気になってしまうこともあります。
人の顔には多かれ少なかれゆがみがあり、目の位置や長さ、ヒダの大きさなど、左右で全く同じ人はいません。
そのため、右と左で同じように手術をしても、多少なりとも左右で差ができてしまいます。
また、医師の腕が未熟だと、左右差がひどくなる場合も。
手術をする場合は、左右差が生じてしまう可能性があることを前提に、経験が豊富な医師がいるクリニックを選びましょう。

望んだ仕上がりと違う

手術後の仕上がりで、目が不自然に大きく見えたり、思い描いていた形と違っていたりと、イメージと違うこともゼロではありません。
医師と患者の完成イメージに、ズレがあるまま手術を行ったことによるものです。
蒙古ひだや目の大きさだけから考えるのではなく、顔のサイズにたいして、どれくらいの幅がいいのか、どんな目がいいのか、事前に考えてみてください。
また、どんな形の目になりたいか、どれくらいの大きさがいいかなど、医師とも細かく話し合い、完成後のイメージを一致させることが大切です。

くぼみや赤みが残る

赤みやくぼみは、術後1週間から1カ月で、徐々に消えていくのが普通です。
しかし、1カ月を過ぎても、くぼみや赤みが残っていることがあります。
原因の多くは、手術の処置が不十分で患部が炎症を起こし、崩れてしまったことによるもの。
また、ケガをした時にできるピンクのみみず腫れのようなものができやすい人(ケロイド体質)なども、赤みになりやすいので、前もって医師に伝えてくださいね。

【対策方法】

• 術式を厳選し、リスクが少なく、自分に合ったものを選ぶ
• 口コミやTwitterなどで医師の評判を確認し、腕のいい医師がいるクリニックを選ぶ
• 顔のゆがみや大きさも考えて、仕上がりをイメージする
• カウンセリング時に、術後のイメージを医師としっかりと合わせる
• 手術後は、治るまで目頭に触れたり、衝撃を与えたりしない

ダウンタイムの注意点

ダウンタイムに現れる症状の対策

【痛み】
目頭切開の手術後、麻酔が切れると痛みが発生します。
1週間ほどで治まりますが、帰りに痛み止めを処方しますので、服用してください。

【腫れ・内出血】
腫れや内出血は、7日から14日程度でおさまります。
痛み止めのほかに腫れ止めも処方しますので、服用してください。
また、アイシングをすると腫れや内出血が軽くなりますが、患部を直接冷やすのは避けて行いましょう。

【むくみ】
術後3日くらいは、患部がむくみます。
自然に治まりますが、横になるときや眠るときなど、枕を高くして頭の位置を上げることで、リンパの流れがよくなり、むくみが多少早く治まりますよ。

【かゆみ】
術後、かゆみが起こることがあります。
しかし、絶対にかいたりこすったりしないでください。
かゆみが生じた場合は、冷やすとかゆみが治まります。
腫れや内出血の対策と同様、患部を直接冷やすのは避け、周囲を冷やしてください。

ダウンタイムの過ごし方

【外出】
目頭切開の手術当日は、切開したばかりで患部が弱っています。
外のほこりや花粉、その他の菌を避けるために、なるべくまっすぐ家に帰り、安静に過ごしてください。
翌日からは、目元の保護と糸や腫れを隠すために、サングラスなどの使用をおすすめします。

【コンタクト】
術式や切除の度合いなど、個人差によって違いますが、基本的に、7日以上経過し抜糸するまで使用できません。
コンタクトで視力を矯正している人は、眼鏡などで代用してください。
眼鏡がなく、どうしてもコンタクトをしたい場合は、自己判断で使用せずに、医師に相談しましょう。

【洗顔】
手術翌日から可能ですが、患部には、クレンジング剤や洗顔フォーム、ふき取りシートなど、刺激になるものを使用せず、きれいなお湯を軽くかける程度にしてください。
抜糸の2日後から、クレンジングや洗顔フォームなどを使用できます。

【入浴】
シャワーは翌日から可能です。
浴槽での入浴は、抜糸の2日後から可能ですが、我慢できない、シャワーがない場合は、体を温めない程度の短時間で入浴を済ませてください。
体を温めてしまうと、血行が良くなり、痛みや腫れがひどくなります。
38度から40度で、長くても10分以内の入浴なら可能。

【メイク】
アイメイクなど、患部やその周りは、抜糸後からメイクできます。
頬や唇など、目の周囲を避ければ手術翌日から可能です。
しかし、メイクを落とす際に、患部にクレンジング剤や洗顔フォームがかかるのはNGなので、ふき取りシートなどでメイクを落としてください。

【運動】
抜糸するまで、血行を良くするような激しい運動は、控えてください。
仕事で動き回ったり運動をしたりする人は、長期休暇を利用して目頭切開の手術を行うことをおすすめします。
また、激しい運動でなくとも、プールの中を歩いたり、ほこりの多い外で体操をしたり、患部に悪影響をもたらすような運動はやめましょう。

【飲酒・喫煙】
飲酒は血行を良くするので、腫れや痛み、内出血などの症状が悪化します。
喫煙は血流の流れを悪くし、回復に必要な栄養素を運ぶ働きを阻害してしまいます。
回復に差し支えるので、抜糸するまでは、飲酒や喫煙を避けてください。
喫煙で流れを悪くしても飲酒をすれば良くなる、ということもありませんので、絶対にやめましょう。

目頭切開でよくある質問

  • Q:手術中や手術後に、痛みはありますか?
    A:麻酔を行うので、手術中は痛みを感じません。
    手術後に麻酔が切れると痛みますが、痛み止めの薬を処方するので、服用してください。
  • Q:目頭切開で失敗した場合、修正はすぐにできますか?
    A:すぐには修正できません。
    患部がある程度落ち着いた約3カ月後から修正は可能です。
    しかし、なるべく半年から1年経過してから行ってください。
  • Q:抜糸はいつですか?
    A:7日経過した後に抜糸できます。

【まとめ】目頭切開するならまずは情報を集めよう

目頭切開は、目を大きくしたり、目と目の幅を縮めたりして、顔とのバランスを整えられる手術です。
しかし、術式や医師の実力、患部のケアによって、失敗してしまうことも。
まずは、自分がどんな目になりたいのか、どんな術式があるのかなど、知ることが大切です。
電話やLINE@相談、カウンセリングを受けるだけでも、一歩前進しますよ。

 



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